2019年度【平成31年度】奈良県公立高校入試(理科)過去問題解説

【奈良県】平成31年度/2019年度入学者高校入試選抜試験:理科の解説

奈良県の2019年3月実施の平成31年度(2019年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。

受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。

また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。

  

奈良県の理科は記述式の問題が多く出題されます。大問の数は5,6ほどあり、生物・化学・物理・化学の各分野から必ず一つは出題されます。

難易度としては難です。満点を取る為には理科への深い知識が必要になってくると思います。

 

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大問1:生物

プラスチックが環境に与える影響について調べた内容を元に、(1)~(3)の問いに答える問題です。

(1):生物同士に結ばれた「食べる・食べられる」の関係を何というか答える問題です。
【・答え「食物連鎖」】

 自然界における、「食べる・食べられる」の関係を食物連鎖という。

 

(2):(1)の関係で草食動物が減ったとき、植物と肉食動物の関係がどうなるかをア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「イ」】

 草食動物の数が減れば、草食動物が食べていた植物は食べられる数量が減るので一時的に増え、草食動物を食べていた肉食動物はエサが減るので食べ物が無くなり、減っていく。

 

(3):生分解性プラスチックの性質を、環境にかかる負荷が小さいという点に注目して簡潔に記述する問題です。
【・答え「例:生分解性プラスチックは、自然界の微生物によって、最終的には水と二酸化炭素に分解されるので、他の生態に影響を与えることがない。」】

 

大問2:化学

物質を水に溶かしたときの解け方の違いを調べるために行った実験を元に、(1)~(4)の問いに答える問題です。

(1):塩化ナトリウムの電離式を表す式を化学式とイオン式を用いて書く問題です。
【・答え「NaCl→Na(+)+Cl(-)」】

 塩化ナトリウム→ナトリウム+塩素

 

(2):実験で作られた40℃の塩化ナトリウム水溶液の質量パーセント濃度は何%か求める問題です。
【・答え「25.9%」】

 濃度は、35g÷(100+35)×100=25.92... よって、25.9%

 

(3):実験で硝酸カリウム水溶液から硝酸カリウムの結晶ができたと考えられるものとして適切なものをア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「エ」】

 硫酸カリウム水溶液を冷やして硫酸カリウムの結晶ができるのは、温度変化により溶解度の差が大きいからである。エのミョウバンの現象もこれと同様の現象が起こる。

 

(4):実験から数日後に交わした会話を元に答えていく問題です。

(4)①:ろ過の仕方として適切なものをア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「ウ」】

 ろ過の正しいやり方はウである。ビーカーに入れる際は、ガラス棒をつたい、ろうとの先はビーカーの壁につける。

 

(4)②:ろ過して水溶液を完全に取り除き、出てきた硝酸カリウムの結晶の質量を計ると、予想よりも大きかった理由を記述する問題です。
【・答え「例:水が蒸発したから。保管する前の水溶液の量は、35g+100g=135gに対して、保管後の水溶液の量は125gと10g減っていたので、保管する際に水が蒸発したと考えられる。その為、水が90gとなり、飽和水溶液の硫酸カリウムの質量が減り、出てきた硫酸カリウムの質量が大きくなった。」】

 

(4)③:②の時の質量は何gか求める問題です。
【・答え「6.6g」】

 100g:90g=31.6g:x gより、x=28.44g  

  35.0 g-28.44g=6.56 g よって、6.6 g

 

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大問3:地学

風が吹く仕組みを調べるために行った実験を元に、(1)~(4)の問いに答える問題です。

(1):実験1,2の結果から分かる砂と水の性質の違いを説明したものとして適切なものをア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「ア」】

 図2より、白熱電球で温めた場合、砂の方が水より時間とともに温度がたかくなるので、あたたまりやすいことがわかる。そして、図3より、室温で放置した場合は、砂の方が水より時間とともに温度が低くなることから、冷めやすいということがわかる。以上より、アが正解。

 

(2):暖められた空気が上昇する理由を簡潔に記述する問題です。
【・答え「例:膨張して周りの空気より密度が小さくなるから。」】

 あたためられた空気は膨張して密度が小さくなる為上昇する。

 

(3):冬に大陸で発生する気団が乾いた性質をもつにもかかわらず、日本海側の山沿いで多くの雪が降る理由を簡潔に記述する問題です。
【・答え「例:日本海の上で、乾燥した空気が水蒸気を含み、日本列島の山にぶつかって上昇し、雲が発達するから。」】

 北西の季節風によって運ばれた空気に、南から流れる暖流によって多くの水蒸気が供給される。そこで、空気中に含みきれなくなった水蒸気が、水滴となって出てきて、日本海の上に雲ができる。その雲が山脈にぶつかって上昇してさらに発達すると、雪を降らすことになる。

 

(4):天気図と台風の進路、気象観測の結果をまとめた表を見て問いに答える問題です。
(4)①:中緯度帯の上空を1年を通じて西から東に向かってふく風を何というか答える問題です。
【・答え「偏西風」】

偏西風とは、中緯度地方上空を取り巻いて一年じゅう西から東に吹く風。

 

(4)②:表から分かる、9月30日15時の風向、風力、天気を天気図で用いる記号で書く問題です。
【・答え「下図参照」】

 (4)③:表は地点ア~エの中のどれかを選ぶ問題です。
【・答え「ウ」】

 台風が最も接近したのは、気圧が一番低く、風力も次第に強くなった21時頃と考えられる。台風の風は、反時計回りに吹いているので、台風の進路の西側で、30日の21時頃接近したと考えられるのは、ウの地点である。

 

大問4:物理

電磁調理器について調べたことを元に、(1)~(3)の問いに答える問題です。

(1):電磁調理器に交流を流したとき、磁界が変化し続ける理由を簡潔に記述する問題です。
【・答え「例:電流の向きが周期的に変化するから。」】

 コイルを流れる電流がつくる磁界のの向きは、電流の向きによって決まるので。 

 

(2):図3の時に、コイル周りに発生する磁界の向きを磁力線で表したものとして適切なものをア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「イ」】

 右ねじが進む方向に電流を流すと、右ねじを回す向きに磁界ができる。(右ねじの法則)

 

(3):「100V-1400W」と表示された電磁調理器に100Vの電圧を加え、1日に2時間使用した時、この電磁調理器が30日間で消費する電力量を求める問題です。
【・答え「84kWh」】

 1400(W)×2(時間)×30(日)=1.4(kW)×60(h)=84kWh

 

大問5:生物

タンポポの葉を用いて行った実験を元に、(1)~(4)の問いに答える問題です。

(1):タンポポと同じ網状脈を持つ植物をア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「エ」】

 

(2):動物の吐く息に二酸化炭素が多く含まれている理由を「細胞」という言葉を用いて簡潔に記述する問題です。
【・答え「例:細胞の呼吸によって生じた二酸化炭素が体外に出されるから。」】

 細胞の呼吸とは、酸素を使って栄養分を分解することで、生きるためのエネルギーを出すこと。その際に、水と二酸化炭素ができ、人間のはく息によって体外に出されるから。

 

(3):試験管A,Bに入れた石灰水はそれぞれどのようになるのか簡潔に記述する問題です。
【・答え「A:変化しない B:白く濁る」】

 真理さんの予想が正しければ、植物は光合成を行う際に、二酸化炭素を取り入れるということになるので、Aの植物が入った試験管では、光合成が行われた事になるので、光合成によって、二酸化炭素が酸素に変えられたことになり、石灰水は反応しない。逆にBの試験管では、何も起こらず二酸化炭素が残ったままなので、石灰水は反応して、白く濁る。

 

(4):新たな実験を計画した文章中①~③に当てはまる語句の組み合わせをア~カの中から選ぶ問題です。
【・答え「ア」】

 光合成を行わない時という条件にする為には、光を当てなければ良いので、光の部分だけ条件の違うアが適切である。

 

大問6:物理

物体の運動について調べるために行った実験を元に、(1)~(4)の問いに答える問題です。

(1):区間Bにおける台車の平均の速さを求める問題です。
【・答え「50㎝/秒 」】

 5.0(㎝)÷0.1(秒)=50㎝/秒  ※記録タイマーは1秒で60打点するので、6打点の場合は0.1秒となる。

 

(2):台車に働く力についての説明として適切なものをア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「エ」】

 F〜Hの間では、図2より速さは一定なので、等速直線運動である。台車に働く力の合力が0のとき、慣性の法則によって、等速直線運動となる。

 

(3):おもりが床に落ちてから台車が車止めに当たるまでの台車の運動について時間と移動距離の関係を表したグラフとして適切なものをア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「ウ」】

 おもりが床に達してからは、おもりの重力が台車にかからなくなるので、等速直線運動となる。よって、時間の経過とともに移動距離も比例して長くなるのでウが適切である。

 

(4):新たに行った実験の結果を前回の実験と結果と比べて簡潔に記述する問題です。
【・答え「例:速さは一定の割合で増加するが、その割合が小さい。」】

 机が傾斜になっている為、台車には、おもりによる重力の向きと反対の向きに力が働く為、速さは一定の割合で増加するが、その割合は小さくなる。

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・令和2年度 奈良県公立高校入試(理科)

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