前回は仕事とはたらく環境について学んでいきました。
今回は、経済の仕組みと金融機関についてを学んでいきたいと思います。
ものやサービスの生産と消費によって起こるお金の流れや人間の活動のことを経済と言います。
家計、企業、政府を経済の三主体と言います。
家計は政府に税金を企業に労働や資金を提供します。
企業は家計に賃金や利子を政府に税金を提供します。
政府は企業に公共事業などを家計に公共サービスを提供します。
ものやサービスの値段は、どれくらい買いたいと思われているかと、どれくらい売りたいと思われているかによって決まります。
買いたいと思う量のことを需要と呼び、需要が増えるほど価格は高くなります。
売りたいと思う量のことを供給と呼び、供給が増えるほど価格は安くなります。
縦軸に価格、横軸に数量を取ると上図のようになります。
ある商品の価格が高いと買いたいと思う人は少なく、価格が低いと買いたいと思う人は多くなってきます。そのため、グラフにすると右下がりの曲線になります。この曲線を需要曲線と言います。
売り手としては低い価格で売りたいと思う人は少なく、価格が高いと売りたいと思う人は多くなってきます。そのため、グラフにすると右上がりの曲線になります。この曲線を供給曲線と言います。
市場では自由な競争の下、需要と供給の関係でものやサービスの価格が決まって取引されています。このような経済の仕組みを市場経済といい、そこで決まった価格のことを市場価格と言います。市場価格は需要や供給のバランスによって変化しますがだんだんと需要曲線と供給曲線が交わる価格に近付いていきます。この交わったときの価格を均衡価格と言います。
次に農作物などが消費者の下に届くまでの流れを見てみましょう。
商品は生産者→卸売業→小売業→消費者とルートをたどることが一般的です。
このとき、生産費と利益をのせたものを「生産者価格」、生産者価格に経費と利益をのせたものを「卸売価格」、卸売価格に経費と利益をのせたものを「小売価格」と言います。
また、市場を独占または寡占する企業により決められた価格を「独占価格」と言います。
電気やガス・水道などの「公共料金」は生活への影響が大きいので、国や地方公共団体によってコントロールされています。
お金の貸し借りを通じて、特にお金の足りていないところにお金を提供することを「金融」と言います。
銀行は、家計や企業に対してお金の貸し借りを行います。家計や企業から預かった預金に対しては利子を付けて返します。また、貸し付けたときにも利子をつけて返してもらいます。貸付時の利子を預金の利子よりも高くすることで収益を上げています。
投資家から資金を集めるために発行される株式や、お金を借り入れるときに発行される債権などを取り扱う金融機関を証券会社といいます。
生命保険や自動車保険などの保険商品を取り扱う金融機関を保険会社といいます。
日本銀行は国の銀行券を発行するとともに、国の金融の安定を担う「中央銀行」として機能しています。中央銀行がお金の量の調整を行い、経済の安定を図ろうとするしくみを「管理通貨制度」といいます。
日本銀行には、大きく次の3つの役割があります。
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