【英語】覚えれば得意分野!少し変わった比較表現

 

今回は、少し変わった比較表現について解説していきます。

○○erや○○estみたいに決まった形に変化しない比較級や、

asが出てくる比較表現、likeを使った比較など、ひとくせある比較達を紹介します。

しかし、覚えてしまえば点数が稼げる範囲です。ぜひ得意分野にしましょう!

 

 比較の基礎が不安という方は、基礎から解説した別の記事があるのでそこから復習にお役立てください!

 

比較級の基礎はこちらから>> 

最上級の基礎はこちらから>> 

目次

1.不規則な比較級と最上級

2.as ~ as …(…と同じくらい~)

3.likeとbetter, best

1.不規則な比較級と最上級

I have many books. という文章があります。

この文章の意味は、「私はたくさん本を持っている。」 ですね。

では、「私は彼よりたくさん本を持っている。」と言いたいときはどうすればよいでしょうか。

 

前回までの投稿で「彼」の部分はthan him で表せそうだな、と思っていただけると嬉しいです。

(不安に思った方はこちらから復習しましょう。)

では肝心の「より」という比較の部分の言い方について勉強しましょう。

 

結論から言うと、「私は彼よりたくさん本を持っている。」は英語で

I have more books than him. となります。 many が more になったことが分かります。 

 


では次に、「カズはサッカーがうまい。」という文章を、「カズは私よりサッカーがうまい。」という文章に変えてみます。

すると Kazu plays soccor well. → Kazu plays soccor better than me. となります。well が better になりましたね。

 

このように、比較級の文章の中には「〇〇er」や「more ○○」という決まった形に変化するものの他に、

「○○」→「△△」のように比較すると単語自体が変化するものがあります。

今回はそういったくせ者たちを3つ紹介します。

ちなみに、many は apple やpen のように数えれる単語に、much は water や money のように数えられない単語に使います。

※illは 病気の という意味です。

過去形の勉強をした時に、「go」の過去形が「went」になる、みたいに不規則に変化する動詞があったのを覚えているでしょうか。

詳細はこちら)今紹介した3つはそれらに似ています。つまり覚えないといけない訳です。

しかし、覚えてしまえば簡単に点数がとれる範囲ですので、是非覚えてください!

では、ここまでの内容を踏まえて、「I feel bad.」という文章を

「私は昨日より気分が悪い。」という比較する文章に書き換えてみましょう。

解答:I feel worse since yesterday.

2.as ~ as …(…と同じくらい~)

ここまで勉強した比較は、「○○ より ~」 とか、

「○○ の方が …」というように、どちらかに優劣があるものでした。

ここからは、「○○ と同じくらい ~」 といった、

同等の比較について勉強していきます。


「…と同じくらい~」 という文章を作りたいときは、as~as の構文を使いましょう。

どのように使うのか、例文で確認していきます。

まず、「イチローは速く走る。」という文章を 「イチローはジローと同じくらい速く走る。」という文章に変えてみましょう。

Ichiro runs fast.

                        ↓

Ichiro runs as fast as Jiro.

これで「イチローはジローと同じくらい速く走る。」という文章の出来上がりです。

fast の間に asとas をはさんで、最後にJiroをつけるだけ、簡単ですね。


ただ、このas~asの構文には注意すべきルールが2つあります。まず1つはasとasに挟まれた単語は原形にする、ということです。

今回の文章でも、asに挟まれたfastは原形のままですよね。これはfamousやbeautifulなど、

比較級にした際にmoreがつくような長い単語でも同様です。例文で確かめましょう。

 

<例文>

英語は数学と同じくらい難しい。→ English is as dificult as math.

このロックバンドはあのバンドと同じくらい有名です。→ This rock band is as famous as that one.

 


そして、注意すべきもう1点は、as~asの文章にnotをつけて否定文にした時の日本語の意味です。

 

Ⓐ not as ~ as Ⓑ : Ⓐ は Ⓑ ほど~ではない。

 

先ほどの例文の「英語は、数学と同じくらい難しい。→ English is as dificult as math.」

を否定文にすると、「English() is not as dificult as math().」となります。

ここまでは良いのですが、間違えやすいのはこの文の意味が「英語() は、数学()ほど難しくない。」となることです。

 

つまり、同等の比較の文章を否定文にすると優劣のつく比較の文章になり、Ⓐ<Ⓑ となります。


では、ここまでを踏まえて Ichiro does not run as fast as Jiro. を日本語訳してみましょう。

 

 

 

解答:イチローはジローほど速く走りません。

3.likeとbetter, best

ここからは、likeを使った比較についてご紹介します。

まずはひとつルールを覚えましょう。

 

〔like を使って「~より好き」「一番好き」というときは、good/wellの比較級 better, 最上級 best を使って表す。〕

 

どういうことか、例文を見て理解していきましょう。


I like swimming.(私は泳ぐことが好きです。)に、「走ることよりも」をつけて

(私は走ることよりも、泳ぐことが好きです。)としてみると...

 

I like swimming better than running. 

〔like を使って「~より好き」「一番好き」というときは、good/wellの比較級 better, 最上級 best を使って表す。〕


I like Jiro.(私はジローが好きです。)に、「クラスで一番」をつけて

(私はジローがクラスで一番好きです。)としてみると...

 

I like Jiro the best in my class.

〔like を使って「~より好き」「一番好き」というときは、good/wellの比較級 better, 最上級 best を使って表す。〕

※best は最上級なので前に the がつきます。付け忘れのないように注意しましょう!


「AとBどちらの方が好き?」と聞きたいときに使うお決まりのフレーズがあります。

並べ替え問題で出題されることがあるのでご紹介します。

 

which do you like better, A or B ?

 

さて、ここまでの内容を問題を解いて整理し、定着させましょう。

(問➀) 「私は、野球よりサッカーの方が好きです。」を英語にしましょう。

(問②) 「アンドリュー(Andrew)は、ナンシー(Nancy)が一番好きです。」を英語にしましょう。

(問③)   日本語と同じ内容になるように並べ替えましょう。

             「野球とサッカー、どちらの方がが好きですか?」

               (            )(            )(            )(            )(            ),(            )(            )(            )?

             (,baseball , you , soccer , which , better , do , or , like)

 

 

 

(問➀)   I like soccer better than baseball.

(問②)   Andrew likes Nancy the best.

(問③)   which do you like better , baseball or soccer ?

まとめ

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の内容は、覚えてしまえば楽に点数が稼げる範囲になります。

しっかり覚えて得意分野にしましょう!

他にも様々なお役立ち情報をご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。

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日本語で何かを比較したい時、「~は~よりも~」という言い方をします。

例えば、AビルとBビルがあり、Aビルの方が大きい時、「AビルはBビルよりも高い」

というように表しますね。

 

このような言い方は英語にもあり、同じことを表すことが出来ます。

今回は、この比較について英語での表し方を勉強していきましょう。

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