川西市の家庭学習ハンドブックに関して

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.kawanishi.hyogo.jp/res/projects/default_project/_page/001/000/799/kateigakusyu.pdf
https://www.city.kawanishi.hyogo.jp/kurashi/shimin/sports/1009251/1010976.html

川西市では、基礎学習を定着させて「学ぶ力」を育てるために、学校の授業だけでなく家庭学習も必要だであると考えられています。
今回は、川西市が発表した「川西市家庭学習ハンドブック」と、学習習慣定着のための「6つのポイント」を紹介します。

目次

川西市が取り組む学習支援

川西市では、子どもたちの学力向上の為には、学校での学習と家庭での学習が自転車の両輪のようにそろうことが必要であると考えています。これは、「全国学力・学習状況調査」の結果からも、学力と基本的な生活習慣と家庭学習の定着に関係性があることが明らかになっています。

このような背景を踏まえて、子どもたちの学習習慣を定着させるにはどのようなサポートが必要であるかの参考資料として、「川西市家庭学習ハンドブック」を作成しています。「まずは、できるところから」「できる範囲で」家庭学習ハンドブックを活用してもらい、家庭での子どもたちの学習習慣定着を目指します。

川西市が推奨する「家庭での6つのポイント」

学習習慣の定着のためにどのようなことに取り組めばいいのかをまとめた、「家庭での6つのポイント」を紹介します。

早寝早起きの生活リズムをつけましょう

初めての学校、始めての友達、初めての勉強。学校で頑張る子どもたちは、大人が思うよりもかなり疲労がたまっています。まずは十分な睡眠をとり、身体を休ませることが大切です。
また、早寝早起きの習慣をつけて、生活リズムを確立できるようにしましょう。

朝ご飯をしっかり食べましょう

朝食は1日の生活のスタートです。
朝食をとることにより身体にエネルギーを補給し、集中力ややる気を発揮させ、日々の体のリズムを整えることが可能です。朝食をとる習慣を幼少期から身につけておくことで、生涯を通じて健康な生活を送る基礎が培われます。

家族との対話を大切にしましょう

学校での出来事や勉強したことをおうちの人に伝えることも、立派な家庭学習の一つです。子どもたちの「今日の出来事を伝えたい!」という気持ちを受け止めてあげましょう。家族の愛情を感じることで、自尊感情の高まりや社会で生きるための知恵・価値観を育みます。

家庭学習の習慣を身につけましょう

やることリストの作成も効果的です。
帰宅後、やることリストに記載されている項目が完了したらシールを貼るなど、達成感が味わえるような工夫も考えられます。現在できていること、できていないことが一目で分かるので、見通しをもって取り組む力が身につきます。

読書する時間を作りましょう

読書は文字に親しみが持てる他、自分の世界が広がり色々なものの見方や考え方を知ることができます。本の中で感じたことや見つけたことは、これから生きていくうえで大切な栄養になっていくはずです。

学校にもっていくものを確かめましょう

家庭学習には「授業での理解を深め、授業内容を振り返って身につける」「自ら学ぶ習慣をつける」といった役割があります。学校学習を充実させるためにも、持ち物の確認が大切です。

川西市の学年別家庭学習の手引き

川西市では、子どもの家庭学習について保護者の方がどのようなところに気を付けるのがよいか、また家庭学習にどう関わるのがよいかをまとめた「家庭学習の手引き」を作成しています。
この「家庭学習の手引き」は、子どもたちが宿題とは別に「自分で決めた学習」を進めようとするときの参考資料となっており、学校での学びの特徴・各教科に関するポイントが記載されています。

小学校低学年(1~2年生)【家庭学習の目安:15~30分程度】

【基本的な学習習慣をきちんと身につけよう】
小学校低学年から「読み・書き・計算」などの基礎的・基本的な学習が始まります。
基本的に45分授業で、体験学習や実物を使った学習の他、鉛筆の持ち方や整理整頓などこれからの学習の基礎となる部分を学びます。

【国語の家庭学習のポイント】
小学校低学年の家庭学習は家庭の手助けが必要であり、保護者の方からの誉め言葉が子どもの学習意欲へ繋がります。また、この時期は子どもに好きな本をたくさん読み聞かせることも大切です。たくさんの本に触れることで、今後の国語学習の為の土台を作ります。

【算数の家庭学習のポイント】
小学校中・高学年になると、文章問題を解く機会が増えてきます。低学年の時期は文章問題の基礎を培う学年でもあるため、式があっているから大丈夫と思わず、なぜ「足し算、引き算、掛け算になるのか」の理由を考えるのも大切です。

小学校低学年(1~2年生)
家庭学習の目安:15~30分程度

【基本的な学習習慣をきちんと身につけよう】
小学校低学年から「読み・書き・計算」などの基礎的・基本的な学習が始まります。
基本的に45分授業で、体験学習や実物を使った学習の他、鉛筆の持ち方や整理整頓などこれからの学習の基礎となる部分を学びます。

【国語の家庭学習のポイント】
小学校低学年の家庭学習は家庭の手助けが必要であり、保護者の方からの誉め言葉が子どもの学習意欲へ繋がります。また、この時期は子どもに好きな本をたくさん読み聞かせることも大切です。たくさんの本に触れることで、今後の国語学習の為の土台を作ります。

【算数の家庭学習のポイント】
小学校中・高学年になると、文章問題を解く機会が増えてきます。低学年の時期は文章問題の基礎を培う学年でもあるため、式があっているから大丈夫と思わず、なぜ「足し算、引き算、掛け算になるのか」の理由を考えるのも大切です。

小学校中学年(3~4年生)【家庭学習の目安:45~60分程度】

【自ら学習に向かう姿勢を育てよう】
小学校中学年からは、「社会・理科・総合的な学習の時間・外国語活動」など学習範囲が大きく広がります。
資料集や辞典を使った調べ学習の機会が増えるほか、算数では分数・小数・概数などの抽象的な数字や、四則演算の基礎を学びます。

【国語の家庭学習のポイント】
学ぶ範囲が広がり学習にも個人差が出てくる時期なので、他者と比較せず本人の「やる気」を見逃さないことが何よりも大切です。温かい励ましやアドバイスで、子どもの学習意欲を引き出していきましょう。
また、中学年でも読み聞かせをしたり図書資料を一緒に探すなど、家庭でのコミュニケーションも子どもの成長に欠かせません。

【算数の家庭学習のポイント】
中学年になると、抽象的な数字の学習(概数・少数・分数など)が始まります。特に小学校4年生で習う概数(がいすう)は、普段の買い物でおよその合計金額を見積もる際などに役立ちます。日常生活の中で学習内容を使う体験は学習の定着に効果的なので、積極的に行いましょう。

小学校中学年(3~4年生)
家庭学習の目安:45~60分程度

【基本的な学習習慣をきちんと身につけよう】
小学校中学年からは、「社会・理科・総合的な学習の時間・外国語活動」など学習範囲が大きく広がります。
資料集や辞典を使った調べ学習の機会が増えるほか、算数では分数・小数・概数などの抽象的な数字や、四則演算の基礎を学びます。

【国語の家庭学習のポイント】
学ぶ範囲が広がり学習にも個人差が出てくる時期なので、他者と比較せず本人の「やる気」を見逃さないことが何よりも大切です。温かい励ましやアドバイスで、子どもの学習意欲を引き出していきましょう。
また、中学年でも読み聞かせをしたり図書資料を一緒に探すなど、家庭でのコミュニケーションも子どもの成長に欠かせません。

【算数の家庭学習のポイント】
中学年になると、抽象的な数字の学習(概数・少数・分数など)が始まります。特に小学校4年生で習う概数(がいすう)は、普段の買い物でおよその合計金額を見積もる際などに役立ちます。日常生活の中で学習内容を使う体験は学習の定着に効果的なので、積極的に行いましょう。

小学校高学年(5~6年生)【家庭学習の目安:75~90分程度】

【自ら計画を立てて、自力で学習を進める】
小学校高学年からは、「家庭科」の強化が追加されます。他にも、社会や世界に目を向けた学びや、筋道立てて考える論理的な内容の学習・抽象的な内容の学習も増えてきます。自ら学ぶことの面白さや楽しさを経験させ、「学び方」「ものの考え方」を学んでいきます。

【国語の家庭学習のポイント】
学力の差が付きやすい時期です。家庭内でも、学習を計画的に行っていけるように子どもの学習に取り組む姿勢を見守り、意欲や興味・関心が持続できるようにサポートしていくことが大事です。
新聞やニュースなどを話題にすると視野も広がり、中学校へ向けて社会生活に必要な言葉の力をつけることに繋がります。家庭内で互いの意見を交換し、考えを深めていける環境づくりが大切です。

【算数の家庭学習のポイント】
小数や分数の掛け算・割り算、速さの問題などが追加されます。算数が苦手な子どもにとって、つまづきやすい単元だと思います。
スーパーでよく見かける「500円の10%引き」といったものに対して、割引後の金額の計算を子どもに聞いてみたり、家から学校までの距離の分速を聞いてみたりすると、子どもも楽しく考えられるためおすすめです。

小学校高学年(5~6年生)
家庭学習の目安:75~90分程度

【自ら計画を立てて、自力で学習を進める】
小学校高学年からは、「家庭科」の強化が追加されます。他にも、社会や世界に目を向けた学びや、筋道立てて考える論理的な内容の学習・抽象的な内容の学習も増えてきます。自ら学ぶことの面白さや楽しさを経験させ、「学び方」「ものの考え方」を学んでいきます。

【国語の家庭学習のポイント】
学力の差が付きやすい時期です。家庭内でも、学習を計画的に行っていけるように子どもの学習に取り組む姿勢を見守り、意欲や興味・関心が持続できるようにサポートしていくことが大事です。
新聞やニュースなどを話題にすると視野も広がり、中学校へ向けて社会生活に必要な言葉の力をつけることに繋がります。家庭内で互いの意見を交換し、考えを深めていける環境づくりが大切です。

【算数の家庭学習のポイント】
小数や分数の掛け算・割り算、速さの問題などが追加されます。算数が苦手な子どもにとって、つまづきやすい単元だと思います。
スーパーでよく見かける「500円の10%引き」といったものに対して、割引後の金額の計算を子どもに聞いてみたり、家から学校までの距離の分速を聞いてみたりすると、子どもも楽しく考えられるためおすすめです。

中学校【家庭学習の目安:105~150分程度】

【国語の家庭学習のポイント】
中学校の国語では、表現力や理解力を育てて伝え合う力を高めること、国の言語文化に触れて感性や情緒を育てることに重点を置いています。
本や新聞などの文章を読む習慣をつけること、宿題や予習復習の習慣をつけること、文字を丁寧に書く練習と漢字を書く練習をしっかり行うことが大切です。

【算数の家庭学習のポイント】
中学校の数学では、論理的な見方や考え方が出来るように筋道を立てて考え、説明ができるように学んでいきます。
学校などで使用した問題集を繰り返し解き、必ず答え合わせをしましょう。またテストの後には、分からなかった問題や間違えた問題は解説を読んで自力で解けるようになるまで繰り返し練習することが大切です。

【外国語の家庭学習のポイント】
外国語は、言葉や文化に対する理解を深めながら、積極的にコミュニケーションをとろうとする態度を養うことと、コミュニケーション能力の基礎となる事柄を中心に学びます。
あらかじめ教科書に出てくる進出単語の意味を調べて本文をノートに移すなど、まずは英語を書くことに慣れるのがよいでしょう。発音やアクセント、単語間のつながりを意識し、内容にあった読み方を心がけることも大切です。また、日常的に英語を聞く機会を持ったり1日の出来事を英語で表現したりすることで、リスニング力やライティング力も培うことができます。

中学校
家庭学習の目安:105~150分程度

【国語の家庭学習のポイント】
中学校の国語では、表現力や理解力を育てて伝え合う力を高めること、国の言語文化に触れて感性や情緒を育てることに重点を置いています。
本や新聞などの文章を読む習慣をつけること、宿題や予習復習の習慣をつけること、文字を丁寧に書く練習と漢字を書く練習をしっかり行うことが大切です。

【算数の家庭学習のポイント】
中学校の数学では、論理的な見方や考え方が出来るように筋道を立てて考え、説明ができるように学んでいきます。
学校などで使用した問題集を繰り返し解き、必ず答え合わせをしましょう。またテストの後には、分からなかった問題や間違えた問題は解説を読んで自力で解けるようになるまで繰り返し練習することが大切です。

【外国語の家庭学習のポイント】
外国語は、言葉や文化に対する理解を深めながら、積極的にコミュニケーションをとろうとする態度を養うことと、コミュニケーション能力の基礎となる事柄を中心に学びます。
あらかじめ教科書に出てくる進出単語の意味を調べて本文をノートに移すなど、まずは英語を書くことに慣れるのがよいでしょう。発音やアクセント、単語間のつながりを意識し、内容にあった読み方を心がけることも大切です。
また、日常的に英語を聞く機会を持ったり1日の出来事を英語で表現したりすることで、リスニング力やライティング力も培うことができます。

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家庭学習応援「おうちミュージアム」

「おうちミュージアム」とは、こどもたちがおうちで楽しく学べるアイデアを伝えるために北海道博物館がはじめたサービスで、川西市もこの「おうちミュージアム」に参加しています。日本全国の沢山の博物館が参加しているので、他の県の「おうちミュージアム」も見ることが可能です。

川西市「おうちミュージアム」では、遺跡で見つかった青銅器をペーパークラフトで作ったり、川西市の歴史的建造物の写真を使ったパズルで遊んだり、川西市の歴史が記載されたすごろくで遊んだりなど、子どもたちが楽しみながら学べる工夫が施されています。

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川西市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

今回は川西市の家庭学習ハンドブックと学習習慣定着のための「6つのポイント」を紹介しました。子どもたちの基礎学力を定着させ、「学ぶ力」を育てるためには、学校だけでなく家庭での学習習慣が大切です。アシストでも、最終的にお子さんが自身で学習を進められるようサポートすることを第一目標として日々指導を行っていますので、川西市の取組はすごく共感できました。

家庭教師のやる気アシストは、川西市で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人
趣味:カメラ

学習アドバイザー 早川

これまで学習アドバイザーとして沢山のお子さんのお悩みを解決してきました。そのノウハウや勉強のコツなどをこの記事を通して発信していきます。
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