【京都府】令和8年度/2026年度入学者高校入試選抜試験:国語の解説

京都府の2026年3月実施の令和8年度(2026年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。

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大問1

問題文

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解答・解説

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大問2

問題文

次の文章を読み、問い(1)~(11)に答えよ。

(1)

本文中の a. まんざらでもない の意味として最も適当なものを、次の Ⅰ群(ア)〜(エ) から一つ選べ。また、本文中の c. モード の意味として最も適当なものを、後の Ⅱ群(カ)〜(ケ) から一つ選べ。

Ⅰ群
(ア)やむを得ない
(イ)必ずしも嫌なわけではない
(ウ)何のためらいもない
(エ)一言も反論できない

Ⅱ群
(カ)接続
(キ)領域
(ク)兆候
(ケ)様式

(2)

本文中の b. 村人たちにはその価値が見えなかった と筆者が述べる理由を説明したものとして最も適当なものを、次の (ア)〜(エ) から一つ選べ。

(ア)都会の人に存在する、ある農村との間の意識の距離が、ある農村の村人にも存在するから。
(イ)都会の人に存在しない、ある農村との間の意識の距離が、ある農村の村人にも存在しないから。
(ウ)都会の人には存在する、ある農村との間の意識の距離が、ある農村の村人には存在しないから。
(エ)都会の人には存在しない、ある農村との間の意識の距離が、ある農村の村人には存在するから。

(3)

本文中の [ ] に入る最も適当な表現を、次の (ア)〜(エ) から一つ選べ。

(ア)自分の住む町でも見るような信号機の形
(イ)地元のものとは異なるデザインのマンホール
(ウ)見かける度に見入ってしまう自動車のエンブレム
(エ)旅先の地に昔から生えている巨木の枝ぶり

(4)

本文中の d. 沿って の漢字の部分の読みを平仮名で書け。

(5)

次の文章は、本文中の e. 好きな の「好」という漢字の成り立ちに関して述べたものである。文章中の [ X ] ・ [ Y ] に入る最も適当な語を、 [ X ] は後の Ⅰ群(ア)〜(エ) から、 [ Y ] は Ⅱ群(カ)〜(ケ) から、それぞれ一つずつ選べ。 ……答の番号【11】

すでにある二つ以上の字を組み合わせて、新しい意味を表す漢字は [ X ] 文字に分類される。「好」という漢字は、「 [ Y ] 」と同じく、一般的にこの [ X ] 文字に分類される。

Ⅰ群
(ア)指事
(イ)象形
(ウ)会意
(エ)形声

Ⅱ群
(カ)課
(キ)林
(ク)末
(ケ)馬

(6)

本文中の f. ある方向に は、どのような品詞の語で組み立てられているか、用いられている単語の品詞を、次の (ア)〜(オ) からすべて選べ。

(ア)名詞
(イ)連体詞
(ウ)動詞
(エ)助詞
(オ)助動詞

(7)

次の文は、本文中の g. まなざしの固定化 に関して述べたものの一部である。文中の [ ] に入る最も適当な表現を、本文中から九字で抜き出して書け。

「まなざしの固定化」という状態になると、例えばどの方向に窓があるかなどの [ ] ではなく、窓枠の中の世界についてばかり考えるようになる。

(8)

本文中の h. 必要セイ の片仮名の部分を漢字に直し、楷書で書け。

(9)

本文中の i. られ と同じ意味・用法で られ が用いられているものを、次の (ア)〜(オ) からすべて選べ。

(ア)今から急いで会場へ行けば、決勝戦が見られます。
(イ)校長先生から伝えられた注意点を思い出した。
(ウ)この実はい苦くて、とても食べられたものではない。
(エ)先輩が持っている手帳に、予定が書き加えられていく。
(オ)教授も、使い慣れない実験器具には苦労させられたそうです。

(10)

本文における段落どうしの関係を説明した文として最も適当なものを、次の (ア)〜(エ) から一つ選べ。

(ア)2 段落では、1 段落で述べた内容について考察を述べ、主張につなげている。
(イ)7 段落では、5・6 段落で述べた内容の具体例を挙げることで、主張を補強している。
(ウ)10 段落では、8・9 段落で述べた主張の根拠を示したうえで、新たな問題について言及している。
(エ)12 段落では、11 段落で述べた内容を否定する立場から主張を述べ、論を発展させている。

(11)

静香さんと陽一さんのクラスでは、本文を学習した後、本文の内容を要約することになった。下段の会話文は、静香さんと陽一さんが話し合ったものの一部である。これを読み、下段の問い 一 〜 四 に答えよ。

静香:筆者は、旅をしている時のモノの見方を、「旅人のまなざし」と呼んでいるよ。
陽一:うん。日常生活の中であっても、「旅人のまなざし」になる瞬間はあるとも述べられているね。
静香:何かの目的に集中している時は旅人のように眺めることは難しいんだね。一方で、外から風景として [ A ] を眺めることができた瞬間は、「旅人のまなざし」になっているということが本文から読み取れるよ。
陽一:そうだね。また、8 段落に「窓から広がる外の眺めだけを風景と思っている」とあるけれど、窓から広がる外の眺めだけを風景と思うのは [ B ] からだということが、本文から読み取れるね。
静香:うん。そして本文において、「メガネ」は、「窓枠」と同じく、 [ C ] ものであるために存在を忘れてしまうことがあるものの例として挙げられているね。
陽一:なるほど。さて、本文の要点を明確にするために、要約しよう。

一 会話文中の [ A ] に入る最も適当な表現を、本文中から十四字で抜き出し、初めと終わりの三字を書け。

二 会話文中の [ B ] に入る最も適当な表現を、次の (ア)〜(エ) から一つ選べ。
(ア)風景を見るためには窓を開けなければならないと思い込んでいる
(イ)風景について、良いか悪いかの評価を、自分だけの基準で下している
(ウ)外の世界のうち、ある部分を切り取ったものを風景として見ている
(エ)風景が様々に変化する様子を想像するだけで、満足してしまっている

三 会話文中の [ C ] に入る最も適当な表現を、本文中から九字で抜き出して書け。

四 説明文を 要約 するときの一般的な注意事項として適当でないものを、次の (ア)〜(エ) から一つ選べ。
(ア)説明文の全体を見通してから取りかかるとよい。
(イ)説明文にある接続する語句を手がかりにし、必要な情報を探すとよい。
(ウ)目指す要約文の分量に即して、説明文をどのくらい削るか決めるとよい。
(エ)説明文中の、具体例や補足的な内容を中心にまとめるとよい。

解答・解説

(1) Ⅰイ Ⅱケ

「まんざらでもない」は「まったくダメというわけではない」「必ずしも悪くはない」「むしろかなり良い」という意味です。
「モード」は「流行」や「方式」「状態」を意味する言葉です。

(2) ウ

「意識の距離感」に注目します。
都会にはこの距離感があり、農村にはないことからウが正解です。

(3) ア

「初めて目にするものが新鮮であるというだけではない」に注目します。
つまり、普段目にするものも特別に見えるという選択肢が正解になるので、アが適します。
イは惜しいです。地元=普段ではありません。

(4) そ(って)

(5) Ⅰウ Ⅱキ

象形文字は実在する「もののかたち」を絵のようにかたどって表した文字です。ケが該当します。
指示文字は目に見えない抽象的な概念や形のないものを、点や線などの「記号」で表した文字です。クが該当します。
会意文字は複数の漢字を組み合わせて、新しい「意味」を表した文字(例:林「木+木」)です。
形成文字は意味を表す漢字と、音(読み方)を表す漢字を組み合わせて作った文字です。カが該当します。

(6) ア、イ、エ

単語に分解すると
ある(連体詞)/方向(名詞)/に(助詞)
となります。

(7) 窓そのもののあり方

11段落に注目します。
「窓そのもののあり方については考えなくなる」から抜き出します。

(8) (必要)性

(9) イ、エ、オ

文中は「受け身」の用法で使われています。
ア、ウは「可能」の用法で使われています。

(10) ア

イ、ウは段落の最初が「しかし」で始まっており、根拠や具体例を挙げていません。
エは惜しいですが、否定はしていないため不適となります。

(11) ㊀目的と~分自信 ㊁ウ ㊂自分と同化している ㊃エ

㊀7段落を参照します。「目的」というワードがキーワードです。
㊁イは惜しいです。自分だけの評価で下していることが主目的ではないため不適です。
㊂難問です。2段落目の農村の例から引っ張ってきます。
㊃要約は具体例や、補足を削ぎ落し、長い文章や話の内容から重要な部分を抜き出し、簡潔にわかりやすくまとめることです。

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