







京都府の2026年3月実施の令和8年度(2026年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去の入試問題を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。
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次の会話は,夏実さんと冬希さんが理科の授業後に交わしたものの一部である。これについて,下の問い(1)~(3)に答えよ。
夏実:今日の授業では,身のまわりの生物を観察したね。私は,校庭の近くで見つけた①トノサマバッタを観察したよ。その結果,体にあしが多く節に分かれているという特徴を観察できたよ。このような特徴から,トノサマバッタは節足動物に分類されると授業で学んだね。
冬希:そうだね。私が観察したのは,校舎裏で見つけたマイマイだよ。②軟体動物に分類されるマイマイのあしには節がないという特徴を観察できたよ。節足動物に分類されるトノサマバッタと,軟体動物に分類されるマイマイには共通する特徴があったよね。
夏実:トノサマバッタとマイマイは,背骨をもたないという共通の特徴をもっていて,この特徴からどちらも [ ] 動物に分類されると学んだね。
(1) 下線部①トノサマバッタについて,トノサマバッタなどの昆虫類の体のつくりの特徴として,気門があることがあげられる。右の図は,夏実さんが観察したトノサマバッタを模式的に表したものである。図中の A ~ D のうち,気門がある部分を示したものとして最も適当なものを $1$ つ選べ。また,気門のはたらきについて述べた文として最も適当なものを,次の(ア)~(エ)から $1$ つ選べ。
(ア) 空気を振動させることで音を出す。
(イ) 体内でできたアンモニアを排出する。
(ウ) 呼吸をするために空気を取り入れる。
(エ) 水素をとり入れて体内の水分量を一定に保つ。
(2) 下線部②軟体動物について,次の(ア)~(オ)の動物のうち,軟体動物に分類されるものとして適当なものをすべて選べ。
(ア) イカ
(イ) ウニ
(ウ) アサリ
(エ) クラゲ
(オ) ミミズ
(3) 会話中の [ ] に入る最も適当な語句を,ひらがな 5 字で書け。
(1)A、ウ
バッタなどの昆虫類において、気門は胸部から腹部の側面に存在し、呼吸に必要な空気を取り入れる役割を持っています。
(2)ア、ウ
ウニは棘皮(きょくひ)動物、クラゲは刺胞(しほう)動物、ミミズは環形(かんけい)動物と呼ばれます。
(3)むせきつい(動物)
背骨を持たない動物は「無脊椎(むせきつい)動物」に分類されます。
電池のしくみについて調べるために,次の 〈実験〉 を行った。また,下のノートは,〈実験〉 についてまとめたものの一部である。これについて,下の問い(1)・(2)に答えよ。
〈実験〉
【結果】 操作②の結果,光電池用のプロペラつきモーターが回転した。

ノート
【結果】 から,光電池用のプロペラつきモーターに電流が流れたことがわかった。このような,亜鉛板と銅板,硫酸亜鉛水溶液と硫酸銅水溶液を用いた電池をダニエル電池という。また,亜鉛板と銅板を光電池用のプロペラつきモーターにつないだままにし,電流が流れ続けるようにしたとき,ビーカー内では, [ ] 。
(1) 【結果】 から考えて,$1$ 個の電子を表す記号を $\text{e}^-$ としたとき,亜鉛板の表面で起こった反応を表す式と銅板の表面で起こった反応を表す式の組み合わせとして最も適当なものを,次の i 群(ア)~(エ)から $1$ つ選べ。また,ノート中の下線部電流が流れたについて,このとき,導線を流れた電流の向きについて述べた文として最も適当なものを,下の ii 群(カ)・(キ)から $1$ つ選べ。
i 群
ii 群
(2) ノート中の [ ] に入る表現として最も適当なものを,次の(ア)~(エ)から $1$ つ選べ。
(ア) 無色透明の硫酸亜鉛水溶液の色がうすい青色になった
(イ) 亜鉛板付近から水素が発生した
(ウ) 青色の硫酸銅水溶液の色がうすくなった
(エ) 銅板付近から酸素が発生した
(1)ⅰ群:イ ⅱ群:キ
ダニエル電池では、イオンになりやすい亜鉛が電子を放出して亜鉛イオン($\text{Zn}^{2+}$)となり、溶け出します。 放出された電子($\text{e}^-$)は導線を伝って銅板へ移動し、銅板の表面で硫酸銅水溶液中の銅イオン($\text{Cu}^{2+}$)が電子を受け取って銅($\text{Cu}$)として付着します。また、電子は「亜鉛板→銅板」の向きに導線を流れますが、電流の向きは電子の流れる向きと逆になるため、導線を流れた電流の向きは「銅板から亜鉛板の向き」となります。
(2)ウ
硫酸銅水溶液の青色は銅イオン($\text{Cu}^{2+}$)に由来しているため、反応が進んで水溶液中の銅イオンの数が減ると、青色の硫酸銅水溶液の色がうすくなっていきます。
次のノートは,火山灰の観察についてまとめたものの一部である。これについて,下の問い(1)~(3)に答えよ。
ノート
火山 X から噴出した火山灰と,火山 Y から噴出した火山灰を用意した。火山灰からよごれやごみをとり除いて火山灰にふくまれる鉱物を観察するために,それぞれの火山灰を [ A ] ものを,双眼実体顕微鏡で観察した。その結果,火山 X から噴出した火山灰よりも火山 Y から噴出した火山灰の方が有色鉱物を多くふくみ,黒っぽく見えた。このことから,火山 X のマグマと火山 Y のマグマでは, [ B ] のマグマの方がねばりけが小さく(弱く),火山 X と火山 Y では,火山の形は [ C ] の方が傾斜がゆるやかな形であると考えられる。
(1) ノート中の [ A ] に入る表現として最も適当なものを,次の(ア)~(エ)から $1$ つ選べ。
(ア) 乳ばちにとった後,乳棒でによくすりつぶしてから水を加えて乳ばちを静置し,上澄み液をスライドガラスにとり,上澄み液の水を蒸発させて残った
(イ) 蒸発皿にとった後,水を加えて親指の腹でこすり,にごった水を捨てろ操作を水がにごらなくなるまでくり返し,蒸発皿に残ったものを乾燥させた
(ウ) 水の入ったビーカーに入れた後,ガラス棒でかき混ぜ,ビーカーを静置し,上澄み液をスライドガラスにとり,上澄み液の水を蒸発させて残った
(エ) 水の入ったビーカーに入れた後,水の温度を下げてからろ紙を用いてろ過し,ろ紙に残ったものを蒸発皿にとり,乾燥させた
(2) ノート中の [ B ] ・ [ C ] に入る語句の組み合わせとして最も適当なものを,次の(ア)~(エ)から $1$ つ選べ。
(ア) B 火山 X C 火山 X
(イ) B 火山 X C 火山 Y
(ウ) B 火山 Y C 火山 X
(エ) B 火山 Y C 火山 Y
(3) 次の(ア)~(エ)の岩石のうち,マグマがもとになってできる火山噴出物として適当でないものを $1$ つ選べ。
(ア) 火山弾
(イ) 火山れき
(ウ) 軽石
(エ) 石灰岩
(1)イ
(ア)のように乳棒ですりつぶしてしまうと、鉱物の結晶の形が壊れてしまうため不適切です。
(2)エ
黒っぽい(有色鉱物が多い)マグマほど、ねばりけが弱くなります。したがって、ねばりけが弱いのは火山Yです。
また、マグマのねばりけが弱いと、溶岩が薄く広がりやすいため、傾斜がゆるやかな形になります。したがって、傾斜がゆるやかなのは火山Yです。
(3)エ
石灰岩は、生物の死骸(サンゴやフズリナなど)が固まってできた堆積岩(生物岩)であり、マグマがもとになってできた火山噴出物ではありません。
次のノートは,舞子さんが,電流と磁界について調べたことをまとめたものの一部である。これについて,下の問い(1)・(2)に答えよ。
ノート
右の図のような,検流計をつないだコイルの中心の真下に,棒磁石がくるようにした装置をつくった。コイルと棒磁石はそれぞれ上下に動かすことができる。コイルを動かさずに,S極を真上に向けた棒磁石を真上に $1\text{ m/s}$ の速さで動かして,コイルに近づける操作を行ったところ,検流計の針が左に振れた。次に,コイルを動かさずに,S極を真上に向けた棒磁石を真下に $1\text{ m/s}$ の速さで動かして,コイルから遠ざける操作を行ったところ,検流計の針が右に振れた。これらのことから,棒磁石をコイルに近づけたり,遠ざけたりすると,コイルの中の磁界が変化し,誘導電流が流れることがわかった。このとき流れた誘導電流よりも大きな誘導電流が発生させるためには,棒磁石を磁力が [ A ] ものにとりかえたり,棒磁石を $1\text{ m/s}$ の速さより [ B ] 動かしたり,コイルの巻数を [ C ] たりするとよい。

(1) ノート中の下線部検流計の針が左に振れたに関して,図で表される装置を用いて,次の(ア)~(エ)の操作を行ったとき,ノートから考えて,検流計の針が左に振れるものとして適当なものを2つ選べ。
(ア) S極を真上に向けた棒磁石を動かさずに,コイルを真上に $1\text{ m/s}$ の速さで動かして,棒磁石から遠ざける。
(イ) S極を真上に向けた棒磁石を動かさずに,コイルを真下に $1\text{ m/s}$ の速さで動かして,棒磁石に近づける。
(ウ) コイルを動かさずに,N極を真上に向けた棒磁石を真上に $1\text{ m/s}$ の速さで動かして,コイルに近づける。
(エ) コイルを動かさずに,N極を真上に向けた棒磁石を真下に $1\text{ m/s}$ の速さで動かして,コイルから遠ざける。
(2) ノート中の [ A ] ~ [ C ] に入るものの組み合わせとして最も適当なものを,次の(ア)~(ク)から1つ選べ。
(ア) A 弱い B 速く C 減らし
(イ) A 弱い B 速く C ふやし
(ウ) A 弱い B ゆっくり C 減らし
(エ) A 弱い B ゆっくり C ふやし
(オ) A 強い B 速く C 減らし
(カ) A 強い B 速く C ふやし
(キ) A 強い B ゆっくり C 減らし
(ク) A 強い B ゆっくり C ふやし
(1)イ、エ
ア:「S極を上に向けた磁石」をコイルから遠ざける(相対的にコイルを動かしても同じ)。→動きの向きが逆なので、針は右に振れます。
イ:「S極を上に向けた磁石」にコイルを近づける。→基準と同じ関係なので、針は左に振れます。
ウ:「N極を上に向けた磁石」をコイルに近づける。 →磁極が逆なので、針は右に振れます。
エ:「N極を上に向けた磁石」をコイルから遠ざける。 →磁極と動きの向きの2つが逆になっているため、打ち消し合って針は左に振れます。
(2)カ
次のノートは,京平さんが乾湿計を用いて,ある日の乾球と湿球が示す温度を調べてまとめたものである。また,右の乾湿計用湿度表は,京平さんがまとめたものである。これについて,下の問い(1)・(2)に答えよ。
ノート
風通しがよく,直射日光があたらない場所の地上およそ $1.5\text{ m}$ の位置に乾湿計を置いて,11時から16時まで1時間ごとに,乾球と湿球が示す温度を調べた。乾球と湿球の読みをまとめると,次の表のようになった。


(1) ノートと乾湿計用湿度表から,14時における気温は $26.0^\circ\text{C}$,湿度は $42\%$ であることがわかる。気温 $26.0^\circ\text{C}$,湿度 $42\%$ の空気 $1\text{ m}^3$ 中にふくまれる水蒸気の量が $10.25\text{ g}$ であったとき,気温 $26.0^\circ\text{C}$ の空気の飽和水蒸気量は何 $\text{g/m}^3$ か,小数第 2 位を四捨五入し,小数第 1 位まで求めよ。
(2) ノートと乾湿計用湿度表から考えて,次の(ア)~(エ)の文のうち,京平さんが調べた日の空気 $1\text{ m}^3$ 中にふくまれる水蒸気の量について述べた文として最も適当なものを $1$ つ選べ。
(ア) 空気 $1\text{ m}^3$ 中にふくまれる水蒸気の量は,12時と13時で等しい。
(イ) 空気 $1\text{ m}^3$ 中にふくまれる水蒸気の量は,13時と14時で等しい。
(ウ) 空気 $1\text{ m}^3$ 中にふくまれる水蒸気の量は,11時よりも15時の方が多い。
(エ) 空気 $1\text{ m}^3$ 中にふくまれる水蒸気の量は,11時よりも16時の方が少ない。
(1)24.4 (g/㎥)
湿度(%)の公式は、
$\text{湿度 (\%)} = \frac{\text{空気 } 1\text{m}^3 \text{ 中に含まれる水蒸気の量 }(\text{g/m}^3)}{\text{その気温における飽和水蒸気量 }(\text{g/m}^3)} \times 100$
問題文より、気温 $26.0^\circ\text{C}$ のとき、空気 $1\text{m}^3$ 中に含まれる水蒸気の量 $= 10.25\text{ g}$、湿度 $= 42\%$なので、
$42 = \frac{10.25}{x} \times 100$
$42x = 1025$
$x = \frac{1025}{42} = 24.4047\dots\text{ g/m}^3$
小数第2位を四捨五入して小数第1位まで求めると、$24.4\text{ g/m}^3$
(2)ウ
各時刻における「乾球の読み(=気温)」と「乾球と湿球の読みの差」から湿度を出します。
| 時刻[時] | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
| 湿度 | 47% | 41% | 41% | 42% | 47% | 50% |
ア: どちらも湿度は $41\%$ ですが、気温は12時($23^\circ\text{C}$)より13時($25^\circ\text{C}$)の方が高いため、飽和水蒸気量は13時の方が大きくなります。同じ湿度であれば13時の方が水蒸気量は多いです。
イ: 13時の湿度は $41\%$、14時は $42\%$ であり、気温も14時の方が高いため、水蒸気量は14時の方が多いです。
ウ: どちらも湿度は $47\%$ で同じですが、気温は11時($22.0^\circ\text{C}$)より15時($25.0^\circ\text{C}$)の方が高いです。気温が高いほど飽和水蒸気量が大きくなるため、同じ湿度であれば 15時の方が水蒸気量は多くなります。
エ: 気温はどちらも $22.0^\circ\text{C}$(飽和水蒸気量が同じ)ですが、湿度は11時($47\%$)よりも16時($50\%$)の方が高いため、16時の方が水蒸気量は多いです。
よって、答えはウです。
桜さんは,次の 〈実験〉 を行った。また,右のノートは,桜さんが 〈実験〉 についてまとめたものの一部である。これについて,質量 $100\text{ g}$ の物体にはたらく重力の大きさを $1\text{ N}$ として,下の問い(1)~(3)に答えよ。ただし,糸の重さや体積,および糸や物体 X ・ Y につく水滴の重さは考えないものとし,物体 X ・ Y が水中に入ったり,水中から出たりすることによる水面の高さは変わらないものとする。また,物体 X ・ Y の材質はそれぞれ均一であり,物体 X ・ Y は変形しないものとする。
〈実験〉
操作① 底面が 1 辺 $5\text{ cm}$ の正方形で,高さが $10\text{ cm}$ の直方体である物体 X を用意する。
操作② 右のⅠ図のように,物体 X に糸の一端をとりつける。その後,糸のもう一端にばねばかりをとりつける。
操作③ 右のⅡ図のように,水を入れた水そうに,物体 X の下面と水面が平行で,水面から物体 X の下面までの距離が $14\text{ cm}$ になるように,物体 X 全体を入れる。
操作④ 物体 X の下面が水面と平行になるように保ったまま,ばねばかりを上方向に $2.0\text{ cm/s}$ の速さで引き,ばねばかりを引き始めてからの時間と,ばねばかりが物体 X を引く力の大きさを調べる。
操作① 底面が 1 辺 $5\text{ cm}$ の正方形で,高さが $10\text{ cm}$ の直方体である物体 X を用意する。
操作② 右のⅠ図のように,物体 X に糸の一端をとりつける。その後,糸のもう一端にばねばかりをとりつける。

操作③ 右のⅡ図のように,水を入れた水そうに,物体 X の下面と水面が平行で,水面から物体 X の下面までの距離が $14\text{ cm}$ になるように,物体 X 全体を入れる。
操作④ 物体 X の下面が水面と平行になるように保ったまま,ばねばかりを上方向に $2.0\text{ cm/s}$ の速さで引き,ばねばかりを引き始めてからの時間と,ばねばかりが物体 X を引く力の大きさを調べる。

ノート
ばねばかりを引き始めてからの時間と,ばねばかりが物体 X を引く力の大きさと関係をグラフに表すと,次のⅢ図のようになった。

(1) 次の文章は,桜さんが 〈実験〉 における浮力と水圧の関係についてまとめたものであり,文章中の [ P ] ~ [ S ] に,下の(ア)~(コ)の表現からそれぞれ $1$ つずつ選んで入れると文章が完成する。ノートから考えて,文章が完成するように, [ P ] ~ [ S ] に入る最も適当な表現を,(ア)~(コ)からそれぞれ $1$ つずつ選び,記号で書け。なお,同じ表現を複数回選んではいけない。
ばねばかりを引き始めてから $2.0$ 秒後までの間,物体 X の下面にはたらく [ P ] 。また,ばねばかりを引き始めてから $2.0$ 秒後までの間,物体 X にはたらく [ Q ] 。ばねばかりを引き始めてから $2.0$ 秒後から $7.0$ 秒後にかけて, [ R ] ことによって [ S ] ため,ばねばかりが物体 X を引く力の大きさは一定の割合で大きくなっていった。
(ア) 浮力の大きさは変わらない
(イ) 水圧は変わらない
(ウ) 浮力の大きさはしだいに大きくなる
(エ) 水圧はしだいに大きくなる
(オ) 浮力の大きさはしだいに小さくなる
(カ) 水圧はしだいに小さくなる
(キ) 物体 X 全体が水中にある
(ク) 物体 X の水中部分の体積がしだいに大きくなる
(ケ) 物体 X 全体が空気中にある
(コ) 物体 X の水中部分の体積がしだいに小さくなる
(2) 〈実験〉 とノートから考えて,物体 X の水中部分の体積が $100\text{ cm}^3$ のとき,ばねばかりが物体 X を引く力の大きさは何 $\text{N}$ か,最も適当なものを,次の(ア)~(カ)から $1$ つ選べ。
(ア) $0.5\text{ N}$
(イ) $1.0\text{ N}$
(ウ) $1.5\text{ N}$
(エ) $2.0\text{ N}$
(オ) $2.5\text{ N}$
(カ) $3.0\text{ N}$
(3) ノートから考えて,物体 X の質量として最も適当なものを,次の i 群(ア)~(カ)から $1$ つ選べ。また,物体 X と同じ形で同じ大きさの質量 $270\text{ g}$ の物体 Y を用意し,〈実験〉 で用いた水を入れた水そうに,物体 Y 全体を入れて水中で静かにはなした場合,物体 Y はどうなると考えられるか,最も適当なものを,下の ii 群(サ)・(シ)から $1$ つ選べ。
i 群
ii 群
(1)P : カ G : ア R : コ S : オ
浮力は、水深が深くなるほど大きくなります。
(2)オ
水中部分の体積が $100㎤$ のとき、水の中に入っている部分の高さ $h$ は、
$\frac{\text{水中の体積}}{\text{底面積}} = \frac{100㎤}{25㎠} = 4㎝$
水中に $4㎝$ 残っているということは、$10㎝$引き上げたということなので、ばねばかりを引き始めてからの時間は、
$\frac{10\text{ cm}}{2.0\text{ cm/s}} = 5.0\text{ 秒後}$
グラフで横軸の $5.0\text{ 秒}$ の位置を読み取ると、 $2.5\text{ N}$
(3)ⅰ群:カ ⅱ群:サ
グラフより、物体X全体が空気中に出ているとき(7.0秒以降)のばねばかりの値は $3.5\text{ N}$ です。 $100\text{ g} = 1\text{ N}$ なので、物体Xの質量は、
$3.5\text{ N} \times 100\text{ g/N} = 350\text{ g}$
また、水の密度は $1.0\text{ g/cm}^3$であり、これより密度が大きい物質は水に沈む。
物質Y:$\text{密度} = \frac{\text{質量}}{\text{体積}} = \frac{270\text{ g}}{250\text{ cm}^3} = 1.08\text{ g/cm}^3$
よって、物質Yは水に沈む。
次のノートは,春介(しゅんすけ)さんが植物の有性生殖についてまとめたものの一部である。これについて,下の問い(1)・(2)に答えよ。
ノート
被子植物では,花粉がめしべの柱頭につくと,花粉から花粉管が,めしべの根もとのふくらんだ部分である [ A ] の中の [ B ] に向かってのびていく。花粉管の中を通ってきた精細胞の核と, [ B ] の中にある卵細胞の核が合体し,受精卵ができる。
(1) ノート中の [ A ] ・ [ B ] に入る語句として最も適当なものを,次の(ア)~(オ)からそれぞれ $1$ つずつ選べ。
(ア) 胚
(イ) 果実
(ウ) 子房
(エ) 種子
(オ) 胚珠
(2) 春介さんは,動物の有性生殖にも興味をもち,ヒキガエルの発生について調べた。次の(ア)~(オ)は,ヒキガエルの発生における,さまざまな段階を模式的に表したものであり,(ア)は受精卵の段階を表している。(ア)を最初として発生が進む順になるように(イ)~(オ)を並べかえ,記号で書け。また,ヒキガエルの体細胞 $1$ つあたりの染色体の数が $22$ 本であるとき,ヒキガエルの生殖細胞 $1$ つあたりの染色体の数は何本か求めよ。

(1)A : ウ B : オ
(2)ア → オ → イ → エ → ウ、11本
(ア)受精卵(1個の細胞)→(オ) 2細胞期(縦に1回割れて2つになった状態)→(イ) 8細胞期(さらに分裂が進み8つになった状態)→(エ) 胞胚期(多数の細かい細胞が集まった状態)→(ウ) 胚(おたまじゃくしの形に近づき、自分で動き出す直前の状態)
また、体細胞を作る通常の細胞分裂(体細胞分裂)では染色体の数は変わりませんが、卵や精子などの生殖細胞を作るときは減数分裂が行われます。
したがって、順番はア→オ→イ→エ→ウ、染色体の数は 11 本 になります。
次のノートは,秋子さんが,酸化銅と炭素を用いて行った実験についてまとめたものである。これについて,下の問い(1)~(3)に答えよ。ただし,炭素は空気中の酸素と反応しないものとする。
ノート
黒色の酸化銅の粉末と黒色の炭素の粉末,試験管 $\text{A} \sim \text{E}$ を用意し,これらを用いて実験を行った。酸化銅の粉末 $6.00\text{ g}$ に炭素の粉末 $0.15\text{ g}$ をよく混ぜ合わせた混合物をつくり,試験管 $\text{A}$ に入れた。その後,右のⅠ図のような装置で,試験管 $\text{A}$ の中の混合物を気体の発生が止まるまで,ガスバーナーで十分に加熱した。試験管 $\text{A}$ の中に残った固体をとり出して観察し,質量をはかった。次に,酸化銅の粉末 $6.00\text{ g}$ に混ぜ合わせる炭素の粉末の質量をさまざまに変え,それぞれ試験管 $\text{B} \sim \text{E}$ に入れて同様の操作を行った。
試験管 $\text{A} \sim \text{E}$ における,酸化銅の粉末 $6.00\text{ g}$ に混ぜ合わせた炭素の粉末の質量,酸化銅の粉末と炭素の粉末の混合物を加熱した後に試験管の中に残った固体の質量と色についてまとめると,次の表のようになった。また,発生した気体によって石灰水は白くにごり,試験管の中に残った固体のうち,赤色の物質をこすると金属光沢が見られた。などのことから,炭素が酸化されて二酸化炭素になり,酸化銅が還元されて銅になったと考えられる。


(1) ノート中の下線部 気体の発生が止まるについて,次の(ア)~(エ)の操作を,気体の発生が止まってから,試験管の中に残った固体をとり出すまでの間に行う適切な順になるように並べかえ,記号で書け。
(ア) ガスバーナーの火を消す。
(イ) 試験管が冷めるまで待つ。
(ウ) 石灰水からガラス管を引きぬく。
(エ) ピンチコックでゴム管を閉じる。
(2) 右のⅡ図は,酸化銅の粉末 $6.00\text{ g}$ に混ぜ合わせた炭素の粉末の質量と,生成した銅の質量の関係を表すために用意したグラフ用紙である。ノートから考えて,酸化銅の粉末 $6.00\text{ g}$ に混ぜ合わせた炭素の粉末の質量が $0\text{ g}$ から $0.75\text{ g}$ までの範囲のときの,酸化銅の粉末 $6.00\text{ g}$ に混ぜ合わせた炭素の粉末の質量と,生成した銅の質量の関係を表すグラフを,答案用紙の図に実線(━)でかけ。

(3) 黒色の酸化銅の粉末 $7.00\text{ g}$ に黒色の炭素の粉末 $0.51\text{ g}$ をよく混ぜ合わせた混合物を用意した。ノートから考えて,この混合物をⅠ図で表される装置を用いて,二酸化炭素の発生が止まるまで,十分に加熱したとき,発生する二酸化炭素の質量は何 $\text{g}$ か求めよ。
(1)ウ→ア→エ→イ
石灰水の逆流を防ぐため、最初に石灰水からガラス管を引き抜きます。
(2)下図参照

(2)1.87 (g)
まず、反応に必要な酸化銅と炭素の比率、および発生する二酸化炭素の量を求めます。
発生した二酸化炭素は、
$(6.00 + 0.45) – 4.80 = 1.65\text{ g}$
つまり、「酸化銅 $6.00\text{ g}$ と炭素 $0.45\text{ g}$ が反応すると、二酸化炭素 $1.65\text{ g}$ が発生する」という比の関係が成り立つことがわかります。
次に、今回の実験(酸化銅 $7.00\text{ g}$、炭素 $0.51\text{ g}$)でどちらが余るか(どれだけ反応できるか)を確認します。
酸化銅 $7.00\text{ g}$ に対して必要な炭素の質量を $y$ [g] とおいて比例式を立てます。
$6.00 : 0.45 = 7.00 : y$
$6.00 y = 3.15 \quad → \quad y = 0.525\text{ g}$
酸化銅 $7.00\text{ g}$ をすべて反応させるには炭素が $0.525\text{ g}$ 必要ですが、今回は $0.51\text{ g}$ しかないため炭素が不足し、炭素 $0.51\text{ g}$ がすべて反応して酸化銅が残ることになります。
炭素 $0.51\text{ g}$ がすべて反応したときに発生する二酸化炭素の質量を $x$ [g] とおくと、
$\text{炭素の質量} : \text{二酸化炭素の質量} = 0.45 : 1.65$
$0.51 : x = 0.45 : 1.65$
$0.45 \times x = 0.51 \times 1.65$
$0.45 x = 0.8415$
$x = \frac{0.8415}{0.45} = 1.87\text{ g}$
したがって、発生する二酸化炭素の質量は 1.87 g になります。
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