彦根市アクティブラーニング教室の紹介

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.hikone.lg.jp/kakuka/kyoiku_iinkai/gakko_ict/hikonesigigaschool/22960.html
https://www.gaia-edu.co.jp/work/show/206
https://www.city.hikone.lg.jp/kakuka/kyoiku_iinkai/gakko_ict/23757.html
https://www.sky-school-ict.net/class/front/231020/

彦根市教育委員会は、令和4年度から市内の小中学校のコンピューター教室、「アクティブラーニング教室」への再整備を進めています。これにより、創造的な発想で課題を解決できる子どもたちの育成を目指しています。また、2023年7月現在、城西小学校、旭森小学校、若葉小学校、河瀬小学校を含む4つの小学校と全ての中学校で整備が完了しており、他の小学校についても順次整備を進めていく予定としています。
今回は、彦根市の「アクティブラーニング教室」について掘り下げていきましょう。

目次

彦根市のアクティブラーニング教室とは?

GIGAスクール構想に伴い、1人1台端末の整備が完了した彦根市では、「1人1台端末が整備されたからコンピュータ教室は不要なのでは」という意見もありました。しかし、彦根市内小・中学校のコンピュータ教室の使用頻度を調査したところ、中学校では技術科での使用頻度が高く、「週に1~2日」以上の活用が見られた一方、小学校では「月に2~3日程度」以下という学校が全体の4分の3を占めていました。このため、中学校ではコンピュータ教室を残し、小学校ではその用途を再検討する必要性が明らかになりました。

ICT活用に向けた環境づくり

情報教育の重要性が増す現代において、未来の社会を生きる子どもたちにとってICTの活用は欠かせないスキルです。しかし、現在配備されている1人1台端末はコンピュータとしてのスペックが非常に低く、できることに限りがあります。そこで、1人1台端末をICT活用の入口として、より発展的な活用ができる環境を整備することが求められました。

その結果、小学校は1人1台端末をより活用できる多目的教室とし、中学校は高度なICT活用が可能な教室とする方針を定め、コンピュータ教室ではなく「アクティブラーニング教室」と位置づけて整備を進めることが決定されました。

アクティブラーニング教室の整備にあたっては、限られた予算の中で本当に必要な設備を見極め、従来のコンピュータ教室から残すもの、新たに追加するものを厳選されています。この取り組みにより、彦根市の教育環境は大きな変革を迎えています。

彦根市アクティブラーニング教室

小学生向けアクティブラーニング教室

彦根市の小学校で導入されたアクティブラーニング教室は、一人一台の学習者用端末を最大限に活用できる多目的教室を目指しています。この教室は、子どもたちがさまざまな学習活動に柔軟に対応できるよう設計されており、創造的な発想で課題を解決する力を育成することを目標としています。

設備と利用方法

小学生向けのアクティブラーニング教室には、以下のような設備が整っています。

自由にレイアウトを組み替えられる什器類
机や椅子は自由に動かすことができ、グループ学習や個別学習に適応できます。これにより、授業の内容や目的に応じて最適なレイアウトを組み替えることが可能です。

壁面ホワイトボードと電子黒板
教室の前後にはホワイトボードと電子黒板が設置され、授業の進行やグループ活動のサポートに利用されています。特に、電子黒板はデジタル教材の表示やインタラクティブな学習に役立ちます。

高性能ワークステーション
各小学校には、高性能ワークステーションが10台設置されており、プログラミングや動画編集など、端末ではできない高度な学習活動が可能です。

学習環境のデザインと影響

アクティブラーニング教室は、そのデザインにも工夫が施されています。教室のカーペットはカラフルに色分けされ、エリアごとに異なる学習活動を促進します。例えば、前後のイエローのエリアはプレゼンテーションや講義に使用され、ブルーのエリアは高性能PCを使った作業に適しています。また、中央のグレーのエリアはグループワーク用で、カーペットのオレンジの部分に集まることで自然とディスカッションが始まります。

このようなデザインは、子どもたちの学習意欲を高め、積極的に学ぶ姿勢を育てることに寄与しています。さらに、外部講師とのオンライン授業やプログラミング教育も積極的に行われており、子どもたちは多様な学習体験を通じて自分の興味を広げ、深めることができます。

中学生向けアクティブラーニング教室

中学校のアクティブラーニング教室は、学習者用端末では動作が困難な高度なプログラミング教材や動画編集、eスポーツの学習を可能にすることを目指しています。これにより、生徒たちは将来のICT技術に精通した人材として育つことが期待されています。

設備と利用方法

中学生向けのアクティブラーニング教室には、以下のような設備が整っています。

高性能ワークステーション
各教室に40台設置されており、プログラミング、動画編集、eスポーツなどの高度なICT活用を可能にします。これにより、生徒たちは最新の技術に触れ、実践的なスキルを身につけることができます。

ゲーミングチェア
長時間の着座にも耐えられる快適なチェアが導入されており、生徒たちは集中して学習や作業に取り組むことができます。

クロマキースクリーン
動画編集や配信に使用できるクロマキースクリーンが設置されており、生徒たちはプロフェッショナルな映像制作を体験できます。

プログラミング教材
教育用ドローンや3Dプリンターなど、さまざまなプログラミング教材が整備されており、生徒たちは実際に手を動かして学ぶことができます。

学習環境のデザインと影響

中学校のアクティブラーニング教室も、小学校と同様に自由にレイアウトを変更できる設計が特徴です。グループ学習に適したデスクやチェアが配置されており、生徒たちは協力しながら学ぶことができます。また、デジタルツールを活用した授業が行われることで、生徒たちは最新の技術を使いこなし、問題解決能力や創造力を養うことができます。

高性能ワークステーションを使用したプログラミングや動画編集の授業では、生徒たちの技術的なスキルが大きく向上しています。また、クロマキースクリーンを使った映像制作の授業では、映像編集のプロセスを学ぶことができ、将来の職業選択の幅を広げることにもつながっています。

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彦根市の将来の展望

未整備の学校への展開計画

現在、彦根市では市内の小中学校にアクティブラーニング教室の整備を進めていますが、まだ整備が完了していない小学校もあります。今後、企業版ふるさと納税などの資金を活用して、残りの13小学校にもアクティブラーニング教室を整備する計画があります。これにより、市内全ての小中学校で先進的なICT教育環境が整い、全てのこどもたちが平等に高度な学習機会を享受できるようになります。

教育の質の持続的改善に向けたビジョン

彦根市教育委員会は、アクティブラーニング教室の整備を通じて、地域の教育環境の質を持続的に改善することを目指しています。ICTを活用した多様な指導・支援は、子どもたちの学習意欲を高め、創造力や問題解決能力を育成するための重要な手段となります。さらに、教員のスキルアップや実践事例の共有などを推進し、教育の質を向上させるための取り組みも積極的に行われています。

今後は、アクティブラーニング教室の整備にとどまらず、教育現場でのICT活用の実践を広げ、地域全体で協力して教育の質を向上させるための取り組みを進めていく予定です。例えば、中学校では「Minecraft: Education Edition」を使ったeスポーツの活動を推進し、全国大会への出場を目指すなど、新たなチャレンジも検討されています。

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彦根市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

今回は彦根市のアクティブラーニング教室について紹介しました。
彦根市のアクティブラーニング教室の導入は、子どもたちの学びを深め、未来の社会に必要なスキルを育成するための重要な一歩です。企業版ふるさと納税を活用した地域社会との連携により、全ての学校で高度なICT教育環境が整備され、地域全体が一体となって教育の質の向上に取り組んでいます。今後もこの取り組みを継続し、未来を見据えた教育環境の整備を進めていくことが期待されますね。

家庭教師のやる気アシストは、彦根市で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人
趣味:お城巡り

学習アドバイザー 広田

関西大学大学院を卒業後、小6・中3・高3の受験生を主に指導をしてきました。学生の悩み相談を受けているうちに勉強に悩む子を救ってあげたいという気持ちが強まり学習アドバイザーとなりました。勉強に悩む保護者さまやお子さんにお役に立てる記事を配信していければと思います。
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