大阪市西区の不登校支援事業の概要
この記事は以下のサイトを参考にしています。
https://www.city.osaka.lg.jp/nishi/category/3155-0-0-0-0-0-0-0-0-0.html
https://www.city.osaka.lg.jp/nishi/cmsfiles/contents/0000622/622825/kaigishiryoufutoukou.pdf
全国的に増加している問題の一つに不登校問題の増加が挙げられます。実際に令和4年度末時点での不登校児童数は、約30万人にまで増加し過去最多の状況です。大阪市西区内の学校においても不登校問題に悩む子どもたちが増えています。
本記事では、大阪市西区が行っている不登校問題への具体的取組について詳しくご紹介していきます。
大阪市西区の不登校児童の現状と課題について
大阪市西区の小・中学校の不登校児童の人数は、全国値と比較しても高い傾向にあります。
西区の具体的な不登校児童の人数は、令和3年度時点で小学校70人・中学校136人と、小学校は全国より高く、中学校は全国・大阪市全体より高い状況にあるのが現状です。
不登校の要因は、国の調査によるとお子さま本人に起因する「無気力・不安」が最も多く、「生活リズムの乱れや遊び、非行」、学校に起因する「友人関係をめぐる問題」家庭に起因する「親子の関わり方」など多岐にわたっています。
不登校のお子さまは、学業の遅れや、進路選択上の不利益、社会自立へのリスク、また学校へ復帰できないまま長期化してしまうと「ひきこもり」にもつながってしまうので、早急な支援活動必要と言えるでしょう。
フリースクールや教育支援センターを利用しているお子さまだけでなく、学校内外の専門的な指導・相談につながっていないお子さまも多いのが現状です。
学校には登校できるが、教室に入れない・入りにくい問題を抱えるお子さまもいますので、今後はそのような悩みに寄り添った支援をどのように行なっていくのかが課題としてあげられるでしょう。
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大阪市西区の不登校事業について
不登校支援事業は、お子さまが安心して登校し、落ち着いた空間で学習・生活できるように学校内に新たな学びの場(居場所)を作り、一人ひとりのニーズや状況に応じた支援が必要です。また、該当するお子さまを持つ保護者さまには、不登校のお子さまへの関わり方を理解してもらい、家庭や地域で孤立しないような支援を行うことが求められています。地域においては、不登校に関する理解・啓発も必要と言えます。
そこで、このような課題に対しての大阪市西区の具体的な取組をご紹介します。
大阪市西区の不登校特例校
不登校支援事業の一つに、不登校特例校の設置があります。不登校特例校とは、特別の教育過程を編成して教育を実施する学校のことです。
不登校支援の取組には、学校・家庭間で学習時間を自由に選択できたり、ICTを活用した多様なカリキュラムを組むことで、教育の機会を確保する役割があります。
また、この特例校には、登校支援室や中学校夜間学級も併設しています。中学校夜間学級では、多様な生徒間交流により社会性を身につける目的がありますし、登校支援室は、保護者さまや学校からの相談窓口となり、お子さまの支援などへの助言を行っています。
このように、不登校特例校を設置することで、自他ともに認め合いながら尊重し、お子さま一人ひとりの選択肢を広げる支援を行なっているのです。
校内サポートルームの設置(モデル校設置)
西区では今年度(令和6年)から、堀江中学校をモデル校として校内サポートルームの設置を図っています。校内サポートルームは、校内外の専門的な指導・相談につながっていないお子さまやひきこもりがちなお子さまと学校をつなぐ、橋渡しのような役割を担うだけでなく、新しい「居場所」を作ることにもつながるのです。
具体的な支援内容は、大きく分けて学習支援と自立活動の2つに分けられます。
校内サポートの支援内容
学習支援
自主学習を基本に生徒のニーズに応じて
オンライン授業を行う
自立活動
様々な体験活動を通すことで
ソーシャルスキルを向上させる取組を行う
以上の内容の他にも、不登校のお子さまを持つ保護者さまが孤立せず保護者同士がつながる場や、地域への不登校に関する理解促進のための講演会を開催するなどの取組も実施しています。
大阪市西区の不登校支援事業のポイント
大阪市西区の不登校支援事業は、先述しているように学校・地域・行政・団体・企業などが一体となり取り組んでいます。不登校問題を単なる学校や家庭の問題と捉えずに、地域全体で取組むべき社会的な問題と捉えており、すべての機関が連携しモデル校を支える形をとっているのです。今後はさらに校内サポートルームを設置する学校数の拡充が期待されるでしょう。
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大阪市西区で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
本記事では、大阪市西区が取組んでいる不登校支援事業についてをご紹介しました。
不登校と言ってもお子さま一人ひとり抱えている悩みは異なります。西区の不登校支援事業の、校内サポートルームの新設や不登校特例校の設置は、そのような多様なニーズに寄り添えるよう学校内に新しい学びの場(居場所)をつくる取組でした。
専門機関にも相談できずにいる孤立したお子さんを減らすためにも、校外を巻き込んだ地域への不登校に関する理解や啓発が重要といえます。
大阪市西区のようなモデル校が増加することにより、社会全体で不登校問題に取組む機会が増えることを期待したいです。
家庭教師のやる気アシストは大阪市西区の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
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