三田市における学校園所連携推進活動について

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.sanda.lg.jp/material/files/group/66/R4houkokusyo.pdf

三田市では、幼児から小・中学校間でスムーズな連携を図り、子どもたちの成長と学びの連続性を重視した教育を行なっています。
今回は三田市が令和4年度に各中学校区で実施した、具体的な学校園所連携推進の取り組み内容とその成果を紹介します。

目次

三田市が目指す「生きる力」を育む教育

変化の激しい現代社会の中で、自分の人生を切り開いて突き進んでいくには様々な力が必要です。

例えば、生きて働くための知識・技能、初めてのことにも臨機応変に対応できる思考力・判断力・表現力、学んだことを人生や社会に活かそうとする学びに向かう力・人間性など、このような「生きる力」の育成が重要です。また、「課題設定まとめ・表現」といった探究のプロセスを重視し、自身のあり方や生き方について考えながら、より多くの課題発見と解決のための資質・能力を育成します。

子どもの可能性を拓く資質・能力の育成

子どもたちの基礎的な知識と技能を習得し、習得した知識などと既存知識を上手く組み合わせて様々な場面で主体的に判断できる力、他人と協力して課題解決に取り組める力の育成を目指します。また、ICTを活用した個別のスタディ・ログ(学流履歴や学習評価など)によって個別最適な学びと協働的な学びの支援を行い、確かな学力の育成を試みます。

育ちと学びをつなぐ教育

「生きる力」の育成には、幼児期から連続した切れ目のない教育が必要不可欠です。
三田市では、幼保~中学校卒業までの期間を見通し、幼児期の教育と小中学校教育の円滑な接続ができるように、子どもの育ちと学びの連続性を重視した教育を進めます。特に、小学校入学当初において、幼保の遊び中心の育成が各教科における学習にスムーズに接続できるように、生活科を中心に指導に取り組みます。

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三田市の教育連携について

三田市では、「自分が好き、人が好き、このまちが好き、夢に向かって歩むさんだっ子」を育んでいくことを目標としています。

就学前から中学校卒業までの9年間、学校園所で「三田市が目指す子ども像」を共有し、交流活動などの連携を図ることで、成長段階に応じた連続性のある学びを確保してきました。今後も学校園所は教員同士の相互交流や相互理解を深めていき、子どもたちの生きる力を育むために教育活動の充実を目指していきます。

三田市が目指す子ども像

自分が好き、人が好き、このまちが好き、
夢に向かって歩むさんだっ子

以下にて、令和4年度に各中学校区で行われた具体的な学校園所連携推進の取り組み内容とその成果について、いくつか紹介します。

長坂中学校区の取組内容

長坂中学校区の教育テーマ

生活習慣の確立と主体的な学びの育成を目指して
表現力を磨き、自己肯定感を高め、夢を語れる子どもの育成

長坂中学校区の教育テーマ

生活習慣の確立と
主体的な学びの育成を目指して
表現力を磨き、自己肯定感を高め
夢を語れる子どもの育成

長坂中学校区では、「生活習慣の確立と主体的な学びの育成」をテーマに、多岐にわたる教育活動が行われました。

校長会や連携連絡会を通じて中学校の校長や管理職が情報交換を行い、学校間での連携を密にしています。中学校の体育大会や文化祭、小学校での音楽会や特別支援学級の見学会、オープンスクールなどのイベントによって、各教育機関のつながりを深める効果がみられました。これらの活動を通じて、児童生徒の自己肯定感の向上と学校間の連携が図られています。

次年度以降の課題としては、不登校傾向を示す児童への自己肯定感を育む取り組みや、各教育機関の更なる密で丁寧な連携が挙げられています。

上野台中学校区の取組内容

上野台中学校区教育テーマ

未来を創造し、心豊かに生きる子どもの育成

上野台中学校区教育テーマ

未来を創造し
心豊かに生きる子どもの育成

上野台中学校区では、「未来を創造し、心豊かに生きる子どもの育成」を推進するために、様々な小中連携や保幼・小接続活動が行われました。

校長や生徒指導担当者、教頭などが参加する校長連絡会や生徒指導小中連絡会が主要な活動として行われ、これにより教育の連続性が強調されました。特に、校長連絡会での児童生徒の授業参観や各種校内イベントでの参観が、学校間の理解を深める助けとなりました。また、特別支援教育や生徒指導における参観、情報交換、引継ぎ活動が実施され、SSW(スクールソーシャルワーカー。以降SSW)による通信を通じて保護者の理解も深められました。

タブレット端末の活用に伴い、情報教育の担当者間の連携が今後の課題となっています。

けやき台中学校区の取組内容

けやき台中学校区教育テーマ

よりよい人間関係を結ぶ力を育てる
あいさつの活性化を目指して

けやき台中学校区教育テーマ

よりよい人間関係を
結ぶ力を育てる
あいさつの活性化をめざして

けやき台中学校区では、「よりよい人間関係を結ぶ力を育てる」というテーマのもと、あいさつの活性化に特に重点を置いています。

具体的には、共通スローガンの確立と啓発、教育連携を強化するための中学校区連絡会の定期開催、生徒会によるいじめ撲滅カレンダーの配布が行われています。活動内容には、横断幕「あいさつで心もつながる地域の輪」の設置や、保育・学習指導の交流、入学予定児童生徒の情報交換、全国学力・学習状況調査の結果分析に基づく交流が含まれています。これらの活動は、地域コミュニティとの連携を強化し、児童生徒、保護者、地域の皆さんとのつながりを深めています。

次年度に向けては、9年間を見据えた中学校区の「めざす子ども像」を定め、あいさつの活性化の取り組みを継続していくことを目標としています。

藍中学校区の取組内容

藍中学校区教育テーマ

学び合いから自主的に活動できる力を身につけるために

藍中学校区教育テーマ

学び合いから
自主的に活動できる力を
身につけるために

藍中学校区では、「学び合いから自主的に活動できる力を身につけるために」というテーマのもと、目標と計画を立て行動する力、他者の言葉に耳を傾ける力の育成を重視してきました。

あいの保育園から藍中学校に至るまで、各校の入学式や交流計画作成、授業参観、運動会、生徒会活動、特別支援学級の交流など、保育園から中学校までの様々な交流活動を行いました。また、藍小学校では、園児と小学5年生の継続的な交流がもたれ、児童が小学校の生活に安心して慣れるような活動が実施されました。

今後の課題としては、園児とのより広範な交流の実現や、中学校への進学における教育的なつながりの充実が考えられます。

三田市が考える教育連携の課題について

三田市の教育連携において、次年度の課題としては、特別支援教育や人権教育、生徒指導の部会を開くことの困難さ、教職員の研修や情報共有の強化、新入生の参観機会の確保、不登校傾向の児童への対応などが挙げられています。

また、タブレット端末を活用が進む中で、情報教育の担当者間での密で丁寧な連携を行い、学校区間で差が出ないような仕組み作りが求められています。これらを改善し、より教育連携を深めるための措置が検討されています。

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三田市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

今回は三田市の学校園所連携について紹介しました。三田市では、今後も学校園所連携と小中一貫教育の推進を進めていくことを強調しています。教育機関間の協力をさらに強め、教育の質の向上と、子どもたち一人ひとりの可能性を最大限に発揮できるような取り組みに期待が持てますね。

家庭教師のやる気アシストは、三田市で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

この記事を書いた人
趣味:サイクリング

学習アドバイザー 後藤

家庭教師のやる気アシストで、学習アドバイザーとして年間600人以上のお子さんの勉強のお悩みを解決!たくさんのお悩みを解決してきた学習アドバイザーの目線から、勉強に関する様々なことを記事にしています。
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