【大阪府】令和8年度/2026年度入学者高校入試選抜試験:国語の解説

大阪府の2026年3月実施の令和8年度(2026年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。

大阪府の国語の問題は、レベル別にABCの問題が用意されています。受験する学校によりどの問題を採用するかが異なり、難易度は、Aが易、Bがやや難、Cが難となっています。

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【国語A】大問1

問題文

1.次の(1)~(4)の文中の傍線を付けた漢字の読み方を書きなさい。また、(5)~(8)の文中の傍線を付けたカタカナを漢字になおし、書きなさい。
(1)道具を倉庫から出す。
(2)腹式呼吸を意識して歌う。
(3)異なった立場から論じる。
(4)歴然とした事実。
(5)カイダンを上って教室に行く。
(6)アブラ絵を描く。
(7)掛け算とワり算を使った計算。
(8)弓で矢をイる。

2.次のア~ウのうち、敬語の使い方が適切なものを一つ選び、記号を〇で囲みなさい。ただし、「私」は中学生であるものとする。

ア:先生は私に「こんにちは」と申し上げた。
イ:先生は私の描いた絵をご覧になった。
ウ:私は駅のホームで先生にお会いになった。

解答・解説

1.
(1)そうこ
(2)ふくしき
(3)ろん
(4)れきぜん
(5)階段
(6)油
(7)割(り)
(8)射(る)

2.イ
アの申し上げたは謙譲語であるので間違い。謙譲語は自分を下げ相手を立てるものである。ウは尊敬語であるため自分に対して使うものではないので間違い。

大問2

問題文

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

1.①大きな、②大切な品詞はそれぞれ何か。次から一つずつ選び、それぞれ記号を〇で囲みなさい。

①ア:連体詞 ②イ:副詞 ③ウ:形容動詞

②エ:連体詞 ②オ:形容詞 ③カ:形容動詞

2.③後者、④前者 のさしている内容として最も適しているひとつづきのことばを、それぞれ本文中から抜き出しなさい。ただし、「後者」は十一字、「前者」は八字で抜き出すこと。

3.⑤まちづくりは苦行ではない。 とあるが、本文中で筆者がこのように述べる理由を次のようにまとめた。(a)に入る内容を、本文中の言葉を使って十八字以上、二十三文字以内で書きなさい。また、(b)に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、本文中から八字で抜き出しなさい。

できることからはじめてみると、自分たちの動きによって、頑として(a)が分かり、自分が暮らすまちが良くなっていくのを見ることは、(b)はずだから。

解答・解説

1.①ア 連体詞とは体言(名詞)のみに連なる言葉であり、形が変わることが無く(活用がない)、後ろの名詞を詳しく説明するものである。

②オ 形容詞は物の状態や様子を表し、言い切りの形が「い」で終わる言葉である。(例:大きい、高い、楽しい等)単独で意味が分かり、後ろにつく言葉によって形が変化するのが特徴。

副詞は用言(動詞・形容詞・形容動詞)を詳しく説明する言葉であり、連体詞と同じく活用がなく、状態・程度・話し手の気持ちなどを付け加える役割がある。(例:ゆっくり、とても等)

形容動詞は形容詞と同じく物の状態や様子を表す。いい切りの形と変化の仕方が異なる。

2.③できることしかやらない

④できることをやる

この手の問題は前後に気を付けると解きやすい。

3.
【a】(頑として)変わらないように見えた世界が変わっていくこと(がわかり、)
【b】大きな喜びがある

今回の場合は、「頑として」という文言が問題文にあるのでそれをキーワードとして探してみると解きやすい。

大問3

問題文

次の文章をよんで、後の問いに答えなさい。

1.本文中のA~Cを付けたことばのうち、その動作を行っている人物の異なるものが一つだけある。その記号を丸で囲みなさい。

2.①おまゐれ を現代かなづかいになおして、すべてひらがなで書きなさい。

3.次のうち、本文中で述べられていることがらと内容の合うものはどれか。最も適しているものを一つ選びなさい。
ア:ある法師は、座禅大豆を食べようとする小児と大児に向かって、小児よりも大児の方が多く食べるようにしなさいと言った。
イ:小児は、座禅大豆をすぐに食べようとした大児に対して、後で誰も見ていないところで食べるべきだといって箸を渡した。
ウ:大児は座禅大豆を箸で二粒ずつはさもうとしたためうまくはさめなかったが、小児は一粒ずつはさんだためうまくはさめた。

解答・解説

1.C

A,Bは大児の行動を指し、Cは小児の行動を指している。

2.おまいれ
「ゐ」は現代使われている「い」の昔の字体です。

3.ウ
「大児役に、そなたは~給はらん。」のところが該当部分である。

大問4

問題文

次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。

1.①私は に対する述語(述部)を次から一つ選び、記号を〇で囲みなさい。
ア:子どものころ
イ:独立した
ウ:できる
エ:思い込んでいました

2.本文中には次の一文が入る。入る場所として最も適しているものを本文中の(ア)~(エ)から一つ選び、記号を〇で囲みなさい。

3.②衝撃を受けました とあるが、本文において、筆者はどのようなことに衝撃を受けたのか。その内容についてまとめた次の文の(a)、(b)に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、それぞれ本文中から抜き出しなさい。ただし(a)は十字、(b)は五字で抜き出すこと。

4.③本物といっても許されるでしょう とあるが、本文中で筆者は、ジャガキッドの芋ほりは、どのような点において本物だといえると述べているか。その内容についてまとめた次の文の□に入る内容を、本文中の言葉を使って二十字以上、三十字以内で書きなさい。

農家の方に整備してもらわずに、自分で□という点。

5.次のうち、本文中でのべられていることがらと内容の合うものはどれか。最も適しているものを一つ選び、記号を〇で囲みなさい。

ア 筆者は、芋ほりを経験するまでは、芋は一本の独立したつるの下にできるものと思い込んでいたが、幼稚園の遠足で芋ほりを経験したことで、芋は何本ものつるが絡まった下にできているものであることを知った。

イ 幼稚園の遠足の芋ほりでは、筆者がつるを引くと、重たい芋がいくつかつながって土を散らしながら出てきたが、散った土はかなり冷たく、出てきた芋はしっかりと湿っていて指と同じ温度のように思えた。

ウ 筆者は、ジャガキッズという種類のジャガキッズという種類のジャガイモを植えて芋ほりをし、店で買った芋と一緒に鍋でゆでたところ、ジャガキッズの甘味が店で買った芋の甘味をより濃くしたということに驚いた。

エ 幼稚園の遠足での芋ほりは、本物の農作業から見れば「なんちゃって」だったかもしれないが、筆者はその経験から、本物に近い芋ほりをしてみたいと思いつくことができ、その結果一つの新しい楽しみに出会うことができた。

解答・解説

1. エ

2. ウ
文の前後に注目してみると良い。

3.a 簡単にたくさんほれる  b 入念な準備

②衝撃を受けました。が書いてある前後をよく読むと解きやすい。

4. (自分で)種芋を買い、鉢や土を厳選し、毎日丹精して育て、ほりあげた(という点。)

③本物といっても許されるでしょう。より前の部分を読むと良い。

5. エ

大問5

問題文

早く時間が過ぎたと感じるのはどのようなときだと思いますか。自分の体験を挙げながら、あなたの考えを別の原稿用紙に百八十字以内で書きなさい。

解答・解説

略

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【国語B】大問1

問題文

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

1.①一般にとあるが、このことば修飾している部分を次から一つ選びなさい。
ア:哲学は
イ:難しい
ウ:分析する
エ:思われているようです

2.本文中に次の一文が入る。入る場所として最も適しているものを本文中の【ア】~【エ】から一つ選びなさい。

そうした言葉を使うということは、その意味がわかっているつもりだからです。

3.②哲学の二つの特徴とあるが、本文中で筆者は、哲学において、当たり前のわかりきったことを問うことといつまでも問い続けることの二点が必要なのは、どのようなことがあるからだと述べているか。その内容についてまとめた次の文の【 】に入る内容を、本文中のことばを使って四十字以上、五十字以内で書きなさい。

当たり前のわかりきったことをもし誰もが勘違いをしていたとしたら、【 】ことがあるから。

4.➂哲学の第一歩は当たり前を疑うことなのですとあるが、本文中で筆者がこのように述べる理由を次のようにまとめた。【a】【b】に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、それぞれ本文中から抜き出しなさい。ただし、【a】は十二字、【b】は九字で抜き出すこと。

当たり前のことを改めて考えるためには、まず疑う必要があり、【a】を疑わないことには、物事の【b】ことはできないから。

解答・解説

1. エ
「一般に」は副詞なのでアかエが候補になります。
ただ、アの場合だと「一般的な哲学は〜」のように意味がずれてしまいます。

2.ウ
「そうした言葉=自由や愛」という関係性に気づく問題です。

3. (例)いつまでたってもその間違いは正されることが無く、時代が変わればその言葉の意味も変わってくる
勘違いを正す=当たり前のわかりきったことを問うという点
時代とともに変わる=いつまでも問い続けるという点
という二つの点の論理構造に気づく問題です。

4. 【a】自分が持っている思い込み 【b】本当の意味を考える
最終二つの段落から該当部分を抜き出せばよいです。

大問2

問題文

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

1.①つかうまつれを現代仮名遣いに直して、すべて平仮名で書きなさい。

2.次は、Aさんがこの文章を読んだ後に書いた【鑑賞文の一部】です。【鑑賞文の一部】中の【a】【b】に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、それぞれ本文中から抜き出しなさい。ただし、【a】は二字、【b】は七字で抜き出すこと。

【鑑賞文の一部】
この話は、秀吉が利休を困らせようと【a】を出しましたが、利休は機転をきかせてうまくきりぬけたところに面白さがあると思います。
たった一本の紅梅を、水の入った「【b】」に生けるという、お付の人々も【a】だと思うような要求に、利休は手でしごきとって入れるという行動で応えました。

3.②えもいはぬ風流にてぞ有りけるとあるが、本文中で筆者は、利休が鉢に入れた紅梅のどのような様子について「何とも言えないくらい風情がある」と述べているか。その内容についてまとめた次の文の【 】に入る内容を本文中から読みとって、現代の言葉で十五字以上、二十五字以内で書きなさい。

利休が鉢に入れた紅梅の【 】様子。

解答・解説

1.つこうまつれ
「かう」は「こう」と直します。

2.【a】難題 【b】大きなる金の鉢

3. (例)開いた花と蕾がまじって、水の上に浮かんでいる
本文の「開きたる~浮かみたる」を書けばよいです。

大問3

問題文

次の問いに答えなさい。

1.次の(1)~(4)の文中の傍線を付けた漢字の読み方を書きなさい。また、(5)~(8)の文中の傍線を付けたカタカナを漢字になおし、書きなさい。ただし、漢字は楷書で、大きくていねいに書くこと。
(1)機械のねじを締める。
(2)荷物を抱える。
(3)架橋工事が始まる。
(4)自然への畏怖の念。
(5)地元の企業にシュウショクする。
(6)テツボウで逆上がりの練習をする。
(7)換気のためにマドを開ける。
(8)地図のシュクシャクを確認する。

2.次の文の「私」は中学生である。【 】に入れる敬語表現として適切なものを、あとのア~エから一つ選びなさい。

私は、先生に自分の考えを【 】。
ア:お話になった
イ:お話した
ウ:お話しなさった
エ:話された

解答・解説

1.
(1)し(める)
(2)かか(える)
(3)かきょう
(4)いふ
(5)就職
(6)鉄棒
(7)窓
(8)縮尺

2.イ
敬意の対象は先生だけなので、イが正しいです。

大問4

問題文

次の文章を読んで、あとの問いに答えなさい。

1.①日本の建築とあるが、日本の建築の特徴について、本文中で筆者が述べている内容を次のようにまとめた。【a】【b】に入れるのに最も適しているひとつづきのことばを、それぞれ本文中から抜き出しなさい。ただし、【a】は十八字、【b】は十六字で抜き出し、それぞれ初めの五字を書きなさい。

日本の建築は内と外が曖昧につながっており、その曖昧な境界には【a】が生み出され、そこには【b】が見られる。

2.②高山寺石水院の広縁とあるが、本文中で筆者は、高山寺石水院の広縁は、蔀の開閉によってどのように変化すると述べているか。その内容についてまとめた次の文の【 】に入る内容を、本文中のことばを使って四十五字以上、五十五字以内で書きなさい。

高山寺石水院の広縁は、格子状の蔀が閉まっている状態では【 】ことで、さらに「外」に近づいていく。

3.③画すとあるが、次のうち、このことばの本文中での意味として最も適しているものはどれか。一つ選びなさい。
ア:区別する
イ:計画する
ウ:描写する
エ:比較する

4.次のうち、本文中で述べられていることがらと内容の合うものはどれか。一つ選びなさい。
ア:開放性は、日本の伝統的な建築様式における最大の特徴であり、開放的な日本建築は、日本人の住まいや人間関係、行動様式にも大きな影響を与えるだけでなく、西洋の文化にも影響を与えた。
イ:座敷は、自然に向かって開かれた構造をもつものであり、自然と親密に接することを大切にしてきた日本人は、戸や障子を開放して庭の眺めを楽しんできた。
ウ:敷居に二本溝が切られるようになると、それまで開くか閉じるかしか選べなかった建具を引き違うことができるようになり、建具は内外を明確に仕切ることができるようになった。
エ:日本建築には、壁などの垂直面のほか、「またぐ」「くぐる」という行為、建具の開閉や性質、屋根の有無、床面のレベル差や仕上げ材の違い、上下足の区別など、内外を一義的に定める様々な境界が見られる。

解答・解説

1.【a】内と外の空 【b】風土や気候
【a】内と外の空間が混じり合う「中間領域」が答えとなります。文章・設問中の「生み出され」という言葉に注目です。
【b】風土や気候によって様々な創意工夫が答えとなります。文章・設問中の「そこには」「みられる」という言葉に注目です。

2.(例)部屋の「内」だが、半ば「外」のようにも感じられる。さらに蔀を開け放ち、広縁が外側にある濡れ縁と一体化する
文章中の「部屋の「内」~一体化」までをまとめればよいいです。段階的に浸透性が生じるように書いてあれば正解です。

3. ア
画(かく)すは区別するという意味です。

4. イ
ア:全体的に内容が不適です。
ウ:「明確に仕切る」が不適です。
エ:「一義的に定める」が不適です。

大問5

問題文

次の【資料】は、「読書をすることの良いところは何だと思うか」という質問に対する回答結果をまとめたものです。あなたは、読書をすることの良いところはどのようなところだと考えますか。あなたの考えを【資料】の内容にもふれながら、なぜそのように考えたのかも含めて二百六十字以内で書きなさい。

解答・解説

解答 略

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