神戸市の不登校支援の取り組み

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.city.kobe.lg.jp/a33992/shise/kekaku/education/bullying/hutoko.html#freechool

神戸市では不登校の児童支援に力を入れています。ICTの活用など全国的に見ても先進的な支援を取り入れているので紹介していきます。

目次

基本的な考え方

神戸市では登校のみを目標とするのではなく、すべての児童生徒に多様な学びの場を確保し、児童生徒の意思を尊重しつつ支援することとし、児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて社会的に自立できることを目指しています。

神戸市の支援の方向性

不登校の要因や背景は一人ひとり異なることから、児童生徒・保護者が必要な支援を受けられるよう、学校が早期の状況把握と早期支援を行うとともに、学校と教育委員会事務局が連携して、多様な学びの場の確保と積極的な情報提供を行いながら、個々の状況に応じてきめ細かな支援を行っています。

神戸市の学校に行きたくなる学校づくり

すべての児童生徒が安心して学校に通えるよう、わかりやすい授業づくりを進め、個別最適な学びを実現するとともに、いじめ等の問題行動に対する毅然とした対応、校則等の見直しなど学校活動への児童生徒の主体的な参画など、魅力ある学校づくりを推進しています。
児童生徒と教職員との信頼関係や児童生徒相互の良好な人間関係を構築できるよう、自分の思い・考えの伝え方や、相手の思い・考えを理解する姿勢を学ぶ「人間関係づくり」に取り組むとともに、学校行事や学級活動等を通じて自己有用感・自己肯定感を感じられるよう、一人ひとりに活躍の場が与えられ、互いに認め励まし合える「居場所・絆づくり」を進めています。

早期の兆候把握と早期支援

児童生徒の心身の状態の変化や登校しづらくなっている状況を早期に把握して、担任をはじめチーム学校として児童生徒・保護者の思いに寄り添って、速やかに組織的な支援を行っています。特に進学や進級時には環境の変化に伴い登校しづらくなる児童生徒が増加傾向にあることから、一人ひとりの状況に応じた支援を行います。

神戸市の不登校児童生徒への支援の充実

学びたいと思った時に安心して学べる多様な学びの場を確保するとともに、ICTを効果的に活用した相談の機会やつながりの場を提供して、児童生徒の個々のニーズに応じた支援の充実を図ります。

保護者サポート・民間施設等との連携推進

保護者が悩みを抱えて孤立することなく、適切に情報や支援を得られるよう、わかりやすく相談しやすい総合窓口を設置するとともに、民間施設等の取り組みについて情報提供しています。また、フリースクールやNPO等と密な連携を図り、協調して不登校児童生徒への支援を行います。

神戸市が行う具体的な支援策

早期の兆候把握と早期支援

児童生徒の心身の状態変化の把握

小さなSOSを見逃さないように、学期ごとに児童生徒へのいじめアンケート調査を行うだけでなく、ICTを活用した健康観察等を通して、児童生徒の心身の状態変化の把握に努めています。登校しづらくなっている児童生徒に対しては、担任等の家庭訪問によって、生活の様子を確認し、児童生徒と直接会えない場合は保護者から様子等を確認しながら、個々の状況に応じた支援を行っています。
特に進学、進級時には健康面での配慮事項をはじめ児童生徒の状況等を丁寧に引き継ぐとともに、環境の変化に伴い登校しづらくなっていないか一人ひとりの状況をより注意深く観察し、必要な支援を行います。

チーム学校による早期支援

学校に配置している心の専門家であるスクールカウンセラーが授業見学や面談等を通じて児童生徒・保護者の思いに寄り添った直接的な支援を行っています。校内不登校支援委員会において必要な情報を教職員間で共有することで、チーム学校としての組織的な支援を強化しています。

神戸市の不登校児童生徒への支援の充実

校内サポートルームの整備

自分の学級に入りづらい児童生徒が、校内において安心して過ごすことができる「校内サポートルーム」を整備し、教室以外の居場所づくりを進めます。教室への復帰のみを目的とせずに、児童生徒が落ち着いた場所で、自分のペースで学習・生活できる環境を作っています。

教育支援センターにおける支援

不登校支援の地域拠点として設置している「教育支援センター(くすのき教室)」において、自校に在籍しながら通級する不登校児童生徒を支援しています。学校と連携を図りながら、一人ひとりの状態に応じて、自学自習を基本とした指導やカウンセリング等を行うことにより、学習意欲、自立心、社会性等を育て、主体的な社会的自立を目指します。

不登校特例校の設置

自校への登校が難しい生徒を対象にした学校である「不登校特例校」を設置しています。独自の教育課程を編成して一人ひとりの意欲や個性を伸ばす授業や体験活動を行うとともに、社会的自立に向けたコミュニケーション能力を育成し、個々の学習状況に応じた学びを支援します。

オンライン相談窓口の設置

登校しづらく、学校内外を問わず専門機関等の相談窓口や支援につながっていない児童生徒を対象に、学習用パソコンを活用したスクールカウンセラー(臨床心理士)等によるオンライン相談を行います。

ICTを活用したつながり・学習の支援

対面による支援が難しい生徒を対象に、オンライン上でコミュニケーションができる仮想空間を提供し、他社とのつながりの場を設けます。また、興味関心の幅を広げて学びの喜びを感じられるように動画等のオンライン教材を提供するなど、ICTを活用した学習支援を行います。

神戸市の保護者サポート・民間施設等との連携推進

不登校支援相談センターの設置

保護者がどこへ相談すればいいか分からず一人で悩みを抱え込むことが無いよう、不登校に関する総合窓口として「不登校支援相談センター」を設置し、児童生徒の状況や悩みごと、困りごとを丁寧にお伺いしながら、保護者に寄り添って助言を行います。また、教育支援センター、フリースクール等の各種施設や多様な居場所等に関する情報を分かりやすく提供して支援につなげます。

保護者へのサポート

不登校児童生徒の保護者同士が集い、悩みの共有や情報交換ができる交流スペースを不登校支援相談センター内に設けます。また、不登校支援に関する保護者向けのセミナーを開催するとともに、保護者が不安や悩みを気軽に相談できる場づくりなどの支援を行います。
児童生徒を取り巻く教育環境の変化により学校だけでは解決できないケースについては、スクールカウンセラーとともに。各区に配置している福祉の専門家であるスクールソーシャルワーカーが、こども家庭センターや区役所等の関係機関と連携を密にして支援を行います。

神戸市の民間施設等との連携推進

フリースクール等へ通所もしくは自宅等においてICT等を活用して学習する児童生徒の学習状況等を把握して積極的に出席認定を行います。
不登校支援コーディネーターを中心にフリースクールやNPO等と密な連携を図るとともに、定期的に連携会議を開催し、情報共有と相互理解を深め、協調して不登校児童生徒への支援を行います。

神戸市の不登校のお子さんもやる気アシストが力になれます

ここまで神戸市の取り組みを紹介してきました。公的機関の市がここまで手厚くサポートしてくれると嬉しいですね。家庭教師のやる気アシストは不登校のお子さんや、発達障害をお持ちのお子さんも多く任せていただいているので同士が増えたようですごく嬉しいです。

もちろん、勉強を苦手にしているお子さんや、成績アップを目指したいお子さん、志望校合格へのラストスパートを頑張りたいお子さんなど、お子さんの今解決してほしい悩みに合わせて指導をしていますのでお任せください!
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