神戸市西区の国宝 – 身近な場所で歴史を学ぼう –

この記事は以下のサイトを参考にしています。

https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/yukei_kenzobutsu/pdf/pamphlet_ja_04.pdf?20200928
https://do-main.co.jp/taisanji/index.html
https://www.city.kobe.lg.jp/culture/culture/institution/center/index.html

神戸市西区には、神戸市内で唯一国宝の建造物がある地域ということをご存じでしょうか。
今回は、神戸市西区にある国宝「太山寺」と、神戸市内で発見された埋蔵品を管理する「神戸市埋蔵文化センター」の2つを紹介します。

目次

神戸市西区の歴史に触れられる場所

ここでは、神戸市で唯一の国宝とされている「三身山太山寺」と、神戸市西区や他の区で発掘された埋蔵品を見ることが出来る「神戸市埋蔵文化財センター」の二つを紹介します。

神戸市西区が誇る国宝「太山寺

神戸市西区にある太山寺は天台宗の寺です。寺院の創始は藤原鎌足の子である定恵和尚、建立は孫の宇合(うまかい)と伝えられています。奈良時代以降に多くの信仰を集め、鎌倉時代には僧兵を率いる大寺院でした。
1955年に神戸市唯一の国宝と指定され、安土桃山時代の枯山水の庭園※である安養院(あんよういん)の庭園(県指定文化財)も現存しています。背後の山にはシイノキ・カシ・ウバメガシなどが自生しており、それらの原生林は県の天然記念物です。

太山寺 兵庫県神戸市西区伊川谷町前開224

枯山水の庭園 とは

枯山水とは、水がない場所で石や砂、植物、地形を利用して水の流れを表現した日本の代表的な庭園の形式のこと。「かれせんすい」や「かれせんずい」、「こせんすい」とも読み、平安時代の書物では「こせんずい」と説明されている。他に乾泉水(あらせんすい)、涸山水(かれさんすい)、仮山水(かさんすい)、故山水(ふるさんすい)など様々な呼び名がある。
庭園の要素で分類するときは「枯山水庭園」と呼び、池をメインとする「池泉(ちせん)庭園」池や林、茶室などを設けた「築山林泉(つきやまりんせん)庭園」と区別する。
枯山水は時代や造園の方法によって異なり、植物と石が織りなす色の対比や、石や砂だけの静かな佇まいを楽しめる。

太山寺で行われる催事

催事名称詳細
除夜の鐘「太山寺原生林に除夜の音がこだまする。」
●12月31日午後11時30分開門。
開門と同時に住職がつく第1打に続き、参拝者に自由に鐘をつける

( 108つ以降も自由につくことができます)
修正会●1月1日~7日
世界平和、国家安泰、五穀豊穣を祈願し修正会法要がとり行われる
追儺式
(ついなしき)
●1月7日午後2時~4時頃
安土・桃山時代より伝わる伝統行事
国宝の本堂内に於いて1月1日より7日まで行なわれる修正会の結願として、走り鬼と3匹の太郎鬼、次郎鬼、婆々鬼が松明を持ち、大太鼓の音に合わせて踊り、悪霊退治する
練り供養●5月12日 午後2時~3時半ごろ
正式には、「二十五菩薩聖衆来迎引摂会」
私たちが「死」に至ったとき、阿弥陀様が西方浄土から二十五の菩薩をつれてお迎え下さるという、いにしえの語り伝えを現した行事で、僧侶、稚児と行列をつくってお経をよみ、仏讃歌を唱えてお練りをする珍しい法要
花まつり●5月8日
月遅れのお釈迦様お誕生日のおまつり
また11時より護摩堂前で採燈大護摩を焚き世界平和を祈願する
名勝庭園公開●4月27日~5月5日、11月15日~30日 (入山料300円)
太山寺搭頭の一つである安養院の庭園を特別公開
神戸市内唯一の国指定名勝庭園で、平成8年秋に整備が完了し、期間限定で公開
希望者には500円で、和菓子と抹茶の接待がある

神戸市埋蔵文化財センター

神戸市西区にある神戸市埋蔵文化財センターは、「よみがえる神戸の歴史」をテーマに、常設展示室を設け、先土器時代から中世に至るまでのさまざまな出土品を展示している文化施設です。神戸市の歴史を身近に感じていただける展示室となっています。

神戸市埋蔵文化センター 兵庫県神戸市西区糀台6-1

神戸市埋蔵文化財センターの仕事

発掘調査で出土した貴重な遺物は、 出土した遺物の調査・整理・収蔵・保管といった作業を行い展示しています。
神戸市内各地の遺跡から出土した遺物が運び込まれます。 水洗いした土器は接合・復元し、図面を書き、写真撮影します。木製品・金属製品は、今以上に腐朽しないように保存科学的処置を施します。調査・整理・分類された遺物は、報告書としてまとめられます。

神戸市西区内の学生に向けた催物

催物詳細
団体見学学校団体での埋蔵資料見学会
出張講座・授業・講演【出張体験考古学講座】
学芸員が学校や地域に出張し、古代の生活やモノ作りについての解説・指導
【出張授業・講座】
学校の郷土学習や、自治会・子供会などの催しで地域に埋もれた歴史資料の紹介
最新の考古学資料により解明された各地域の歴史の講演
教材資料利用案内学校団体や自治会・子供会活動などで古代の体験ができる教材資料として貸出

重要文化財と国宝

「国宝」と言われると、日本が所有する宝とイメージする人も多いと思いますが、では「国宝」は「重要文化財」と何が違うのか、そう聞かれると答えられない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、そもそも文化財とは何か「国宝」と「重要文化財」の違いを紹介します。

文化財の歴史

文化財は、日本の長い歴史の中で生まれ、育まれ、現代に伝えられてきた貴重な国民的財産です。
有形文化財である建造物の保護は、明治30年に制定された古社寺保存法(こしゃじほぞんほう)※による社寺建築の指定に始まり、城郭・書院などの住宅、さらに民家・洋風建築・近代化遺産の指定へと広がってきました。
文化財は、日本の歴史や文化などを正しく理解するために重要なものであると同時に、将来に向けて文化の向上発展の基礎を成すものです。次世代に継承するために、より一層の保護と積極的な公開活用が必要とされています。

古社寺保存法 とは

社寺の建造物や宝物類の中から歴史の象徴または美術の模範となるものを「特別保護建造物」または「国宝」として指定し、その保存経費について国が年5万円以上20万円以内の金額を補助することを定めた法。1929年の「国宝保存法」の制定によって廃止されるまでの、明治・大正時代における文化財保護の基本政策
この法により、宝物類の売却や海外流出を禁止する法的な制度が設けられ、文化財の保存・修復に対する財政的な支援がされるようになり、古い建築物や仏像等の修理修復への本格的な取り組みが始まるきっかけとなった。しかし、国や府県または個人の所有物は法律の対象外とされ、保存措置が講じられないなどの課題も残された。

重要文化財と国宝の定義

文化財の中でも特に重要なものであるとされたものを「重要文化財」と定義し、特に重要文化財の中で世界文化から見ても価値が高く、たぐいない国民の宝を「国宝」と定義しています。

重要文化財の活用

文化財建造物の活用は、本来の機能や用途を維持することで文化財に対する理解を深めたり、新しい機能や用途を付加して文化財を身近に親しむ機会を提供することになります。また、建造物を有効に使い続けることは、保存の意欲を高め、継続的な維持管理の前提となります。多様な文化財建造物にあっては、望ましい活用法が異なるため、それぞれの建造物の特徴や、諸条件・問題点を的確に捉えた上で、活用計画を作る必要があるとされています。

神戸市西区で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ

今回は神戸市西区の歴史と太山寺・神戸市埋蔵センターについて紹介しました。
歴史に苦手意識を持っているお子さんはたくさんいると思います。寺院や文化施設等へ実際に足を運ぶことで、住んでいる地域の歴史に触れることができ、お子さんの歴史に対する知的好奇心をくすぐるきっかけになるのではないでしょうか。

家庭教師のやる気アシストは、神戸市西区で「定期テストや入試・受験対策に強い」家庭教師として、小学1年生から高校3年生のお子さんを対象に、ご自宅に伺い勉強の指導を行っています。
少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。

目次