一つの表題に従って、起承転結の段落を考え、文章を書くことは、容易なことではありません。また段落ごとに何を書き込むかで悩み、手が止まってしまう中学生も多いとおもいます。そんな手が止まってしまったときに役立つ3つの作文対応法をお伝えします。
書きたいことがないとき、何を書いていいのかわからないときに、使ってほしい方法は、自分の手で動かせる小さなサイズの用紙です。起承転結別エリアに、関係ありそうな単語を並べていくだけでいいです。タイトルに関係する現在の問題や進んでいない現状、これに対する自分の気持ちやその気持ちが芽生えた時間軸や要因、解決に向けた社会の動きや自分の考えを、単語だけでもいいので、紙に書いてみましょう。主張したいことが2点だとしたら、同じキーワードを書いて、結論部分に張ってみましょう。アウトラインができあがり、書きながら悩むということが減っていきます。結論部分には、今回書ききれない、今後の可能性などのキーワードも分類できます。ポストイットや名刺サイズのカードを分類際は、上から下でもよいのですが、ドアや壁、新聞紙を4つ分けにして貼ってみるのもおすすめです。自分のなかにあるすべてのキーワードが確認できるからです。さらには、自分の感じ方のほかに、社会を構成している老若男女、子供たち、外国人の立場にたってもテーマを考え、それぞれの立場からアイディアがあれば書き足しましょう。
ブレインストーミングは企業の会議でよく利用される集団の意見整理方法です。テーマは1つ、中央に書きますが、その後、出てきた意見をカテゴリーごとに上下左右に分類します。例えば、職場体験について作文にまとめる際、私が感じたことと、他のクラスメイトが言っていたこをは分けていきます。このように1つの出来事やテーマに対して、自分と自分以外が感じたことを分類したのち、どうして感じ方の違いがあるのだろうかという憶測もメモできるのがアイディアを形にするブレインストーミング作業の特徴です。そこから、自分が学んだことや、今後大切にしたい該当職業への思いもアイディアとしてメモしておくと、結論段落部分に書ける単語量が生まれてきます。また、ブレインストーミングでは、同じカテゴリーに一つの色を加えることで、右側には緑色で、左側には、赤色で関連するアイディアすべてを書きだしてみるということが推奨されています。ぜひ1つのカテゴリーを1つの色、または1枚の色紙の上に書き出してみてください。自分と自分以外と、このテーマを知る前と知った後の感想、少なくとも4つの好きな色で思ったことを形にしてみましょう。上述の1と同様、これに加えて、同じ時代に生きる老若男女、子供たち、外国人の立場にたってもテーマを考え、それぞれの立場からアイディアがあれば書き足しましょう。
中学生の生活には程遠い、社会や国レベルで「人権」や「納税」を大切にしようという大きなテーマの場合、書き出し部分から悩んでしまう生徒も多いと思います。そんなときは、結論を先に考えましょう。〇〇というテーマを大事にするという結論を決めた後、おうちレベル、学校レベル、市内、県、国レベルでやっている取り組みなどを思い浮かべましょう。「〇〇を大切にしよう」というメッセージがいきとどいていない要因も考え、思いつく単語は本文1のポストイットやカードサイズ用紙にメモしましょう。そうすると、どう大切にしたいのか、自分はなにを主張したいのかがみえてきます。結論から書き始めてもなにも問題ありません。良い環境にするために、今をどう変えたいか結論では自分の主張を書いてから、今回の作文のテーマに関する現状など起承転の部分に戻る書き方やアウトラインの作り方もぜひ試してみてください。
作文が苦手な中学生に、ただやみくもに書かせるのでは、文章を考えるスキルが身につきません。毎回、「~だとおもう」「~であると考える」という動詞の文章の書き方であっても、アイディアを形にする楽しさから作文に親しんでもらいましょう。書く事の楽しさは、自分が作った作品を他人に見てもらいわかってもらうことでもあります。内容を何にしようか悩む時間を多く取るよりも、アイディアを体から目で見える用紙に書き出すことからスタートしてみましょう。アイディアを出すことに戸惑う場合は、30分だけ書いてみようなど制限を持たせることもいいとおもいます。自分の手で組み合わせられる紙に書いたキーワードがあれば、次の手を考えられます。また書き方にこだわらなくても、類語辞典(https://dictionary.goo.ne.jp/thsrs/)を使ってみれば、表現の仕方は実はたくさんあるのだと気付かされます。例えば、類語辞典ウェブ版で『考える』を検索した場合、ヒットする単語は、「思いだす 思起す 思い付く 追憶 懐う 回想 回視 回顧…」などなど50個はあります。そこから、言い回しを考えたり、表現の仕方を変更することも可能です。まずはアイディアを出すことを楽しむことから作文を作ってみるにトライしましょう。
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