スクールカーストが生まれること自体は悪ではない

この記事では、スクールカーストについて述べていきたいと思います。
近頃話に上がることの多いスクールカースト。これ自体は悪いことではありません。ではなぜ、悪だとされているのか、その原因を深堀していきます。

スクールカーストは悪とは言い切れない

学習塾などでスクールカーストが生まれる理由ですが、学習塾内では、勉強ができる人物同士が同じ志を持つということから同じ仲間と行動する、これがスクールカーストになります。カースト制は、よく、悪しき文化であるという考えがありますが実はそうとも言い切れません。なぜなら、カーストは確かに元々は肌の色で人間を差別した差別制度でした。しかし、カースト制度は今の地位を守るためにはどうするかということが考え出されるようになると今の身分や地位を守るには自らが行動し、模範になることが重要であるとインドでは考えられたのです。だから、カースト制度で上位に存在する人物は身分の転落を恐れ、高い教養を受けて知識を保ち続けることが重要視されたのです。このカースト制がまさに今の現在の日本の塾などで言われているスクールカーストで自分がどのレベルに存在するかを明確に示したものを意味します。

スクールカーストは差別するというより、自分のレベルがどこであるかを重要視している

インドやヨーロッパのカースト制度は身分社会制度で身分が低いものに対しては差別という形で対象となるものに対し差別的なことをしていましたが、日本の塾などで言われているスクールカーストは差別をすることを意味しません。スクールカーストはいわば、自分の学力や自分が目指そうとする高校のレベルがどの規模になりどの規模の仲間同士が集まるかというグループ分けを意味します。そのため、東京大学に合格できるであろう人物は、東京大学に合格できる人物同士を仲間と認識し、志が同じであると見るのです。この時、東京大学よりもランクが低い大学に通う人物たちは東京大学に合格できる人物とは接点を持ちません。これが塾などで見られるスクールカーストで、同じレベルと異なる人物とは接点を持たないという考えがスクールカーストです。この考え方は、一見すると差別意識を持っていると思われるでしょうが、そうではなく、仲間として見ていないということです。もっと言えば、同じ志を持っている人物同士で会話することに意味があり、自分と異なるレベルにある人物と会話をしても自分の得にならないという考えを持つのがスクールカーストになります。だから、同じレベルの中学生同士が塾などでグループを組み、成績を高めあうことで目的を達成する確率を上昇させていくというのが塾が推奨する方式になります。カースト制は身分制度ですが、塾などのスクールカーストは、身分制度ではなく、単なるグループわけです。自分がどこのレベルに属しているかをはっきり学生が理解していれば、同じ志を持つ仲間と会話し、自分の成績アップのためのヒントを得ようというわけです。

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スクールカーストは仲間意識が欠如することが最も恐ろしい

スクールカーストは、グループ分けであると表現しましたが、時にはグループから外れてしまうという状況が起こり得ます。これは、成績不振などで塾などの講師の方から、進むべく大学の変更を求められたことを意味します。これは、同じ志を持ち、同じレベルにある人物がレベルから外れたことで仲間だった人物は成績が落ちたものを仲間と見なくなることを意味します。これは当然の結果で、スクールカーストは結果ありきで成立しているんです。だから、結果が悪くなるとその場所に踏みとどまることができず、下に落ちる、もしくは成績がさらにアップした場合、もっと高みを目指すためにさらに上の地位に進むというのがスクールカーストです。スクールカーストは一種の競争することを学んだり、学習することで得られるものは何かというのを古来の身分制度に照らし合わせ生まれた一つのグループ分けなのです。

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スクールカーストが悪になり得る理由は学歴社会ゆえの学歴至上主義があるから

スクールカーストが唯一悪になり得る理由は、学歴社会ゆえの学歴至上主義があるからです。ただ、この問題、学歴がすべてであるという考えを中学生児童が持っており、かつ中学生を指導する塾の講師も同じ考えだったとしても実は意味がない考えだったりします。なぜなら、学歴はあくまで職業の選択に関与する一つのステータスですが、実際にその職業で役に立つスキルかどうかは不明です。だから、エンジニアの仕事を希望して有名な大学を出ても大学で培ったスキルが有効に作用しなければ、高校を卒業しただけのエンジニアに劣ってしまうという問題が起きるのは学歴至上主義の考えでよい就職先は勉強ができる人物だけが得られるものであるという考えがある故になります。近年では、学歴より、実際に業務が担えるかということをインターンという方法で学生に実務を体験してもらうという企業が増えています。だから、高学歴の人物でも普通に企業が不採用にするのはインターンを通して高学歴な人物よりも実際に業務を遂行し円滑に正確に業務を遂行できる人物のほうを優先するが故です。スクールカーストによる、学歴によるグループ化は確かに大事で、高学歴と呼ばれる人たちは確かに良い企業に入れるかもしれません。ですが、あくまでかもしれないというだけに過ぎないうえ、現在の日本は実際に働かせてみてから考えるという企業も増えているため、スクールカーストの頂点にいた人物でも企業から見てあまり業務の遂行能力が高くないと判断された人物に対しては不採用だってあり得るのです。逆を返せば、スクールカースト=成績が良いとか頭が良いではなく、スクールカースト=要領が良く業務を遂行できるだけの能力を持つ人という考え方であれば、成績がよく頭が良いという以外にお仕事の遂行能力も高いことが証明されるため、スクールカーストは今現在の日本においては要領が良いということを意味します。

この記事を書いた人

家庭教師のやる気アシスト編集部

家庭教師のやる気アシスト編集部は小・中・高校生のお子さんを持つスタッフばかり。わが子の勉強に悩む当事者として、勉強のコツや不安など当事者の目線で記事にしています。
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