中学生におすすめする勉強方法〜国数の場合〜

ここでご紹介する勉強方法はテスト前に行うものではありません。普段家でする勉強になります。

成績を上げるための基本的な力を身につけることを優先しています。

 

例えばスポーツの試合があるとします。

大会の前にする練習と日々行う練習が全く同じということはありません。

 

大会前には自分のコンディションを整えたり、敵によって練習を変えたりします。

一方、大会がまだ先というときは基本を復習したり身体作りをしたりします。

 

これと同じで、勉強もテスト前に行うものと日々行うものがあるのです。

 

中学生におすすめする勉強のポイントは短時間でローテーションするということです。

それぞれ5分から15分くらいが目安です。この時間を計るということは下でも出てきます。

大変重要なことになります。時間配分ができることはテストで点数を取る上でなくてはならないものだからです。

 

それでは教科別の今回は国語と数学に注目しておすすめ勉強方法をご紹介します。

 

【国語】

1、音読

音読は暗記するくらい読むとよいです。長文を読む必要はありません。
有名な俳句や和歌、詩でかまいません。

 

もちろん長文でも大丈夫という人には何か賞をとったものや有名なものを読むことをおすすめします。

また、時代が違うものを色々とそろえて読むと良いですね。

時代によって読み方が変化しますので高校生になって古文を本格的に習う前に慣れておく必要があります。

 

音読は、滑舌良く読んだり、読む速さを変えたり、抑揚をつける、感情を込めて役者のように読むなど変化をつけるとなお良いです。

誰かと一緒に行ったほうが楽しく続けることができます。

 

変化をつけて読むことで脳に記憶が残りやすくなります。スラスラ音読することは、目の動きや文字を認識し声に出すという脳の働きを高めることができるのです。音読をしながら脳内働きを活発にすることができてしまいます。

 

音読がスラスラできない、ということは文字を正確に把握できていないということです。また、中学生の脳の状態では、声に出すことが重要です。できるだけ多くの五感を使うのです。大人とは脳の発達具合が異なるので勉強方法も違います。

 

2、漢字検定5級〜3級程度の漢字で文章を作る

漢字検定5級〜3級程度は日常生活によくでてくる語句が多いのです。簡単な漢字ほどうっかりでてこないものです。普段からよく使われるような漢字をさっとだせるようにしておくのです。

 

また、漢字練習は何度も書くよりも漢字を使って文章をつくることをおすすめします。

漢字を書く練習と文章を組み立てる練習、文脈を考える練習などが同時に行えるからです。

 

3、問題集を解きまくる

この三つ目の方法は注意点があります。

それは、わからなかったらすぐに答えを写す、ということです。わからないものをずっと考えても疲れてしまいます。また、国語へ苦手意識を持ってしまう可能性もあります。

答えを写して、なぜその答えになるのか、ということを考えます。

どのような道筋で答えを導き出すのかがわからなければ同じような問題に出会ったときに解くことができません。

また、このときに採点基準も確認します。何を書くともしくは何を書いてないから減点なのかということです。

まるつけをする先生になってやってみるとよくわかります。採点基準がわかれば、答えも書きやすいです。

そして見直しもしやすくなります。

 

【数字】

1、基本問題を何度も解く

応用や発展も大事ですが、まずは基本問題です。成績上位者は、数学のテストで最初の方に出てくる問題をまず間違うことはしません。

ラッキー問題として処理します。公式を覚えるのも大事ですが、問題を何度も解くことで自然と公式も身につきます。

また、基本問題にかかる時間も計っておくと良いです。テストのときに問題を見ただけで解くためには大体何分くらいかかるかということがわかるからです。

さらにいえば、時計を見ずに5分や10分が体感でわかるようになってきます。

時間の配分ができると、全体の状況がわかり、最終的に見直しの時間がどの程度あるのかわかるのです。普段から基本問題を解くことが数学にとっても大変重要となります。

 

2、丁寧に丁寧に丁寧に

数学のミスで1番多いのは、ケアレスミスです。

わかっていたがうっかり間違ってしまったというものです。しかし、これがまずいのです。ちりもつもれば…です。

線一本でもアルファベット一文字でも全く違う解答になり得るのが数学です。

普段から丁寧に丁寧に丁寧に文字や図形を書いていないと緊張したときには見にくいものになりうっかりミスの原因となってしまうからです。

やはり、成績が下になるとどこに何が書いてあるのかわからないのです。線なのか文字なのか計算のメモはどこだったのかなど時間のロスをしていることが多いです。

ミニ定規などを使ってでも丁寧に文字や図形を書く必要があります。

 

国語と数学のおすすめ勉強方法をご紹介しました。