アスペルガー症候群（自閉症スペクトラム）について

発達障害のひとつに「アスペルガー症候群」があります。コミュニケーションや興味に大きな偏りが見られます。

知的な遅れや、言葉の遅れが見られず、むしろ興味のあることや好きなことに対しては高い記憶力や集中力を発揮するので、アスペルガー症候群の特性を持つ人のなかには難関大学を出る人もいますし、医師や研究者として活躍する人も多くいます。

しかし上記のような特性から、発達障害であることに気づかれにくく、診断や支援が遅れてしまうケースもあるので注意が必要です。具体的にどのような症状があるのか、勉強面でどのような支援をおこなっているのかお伝えします。

アスペルガー症候群は、自閉症スペクトラムのひとつに含まれます。知的発達と言語発達に遅れが見られないのが自閉症とは異なる点です。

知的発達や言語発達に遅れがあるわけではないので、表面上は普通にコミュニケーションが取れているように見えます。しがし、曖昧な表現や行間を読むこと、場の空気や相手の表情を読み取るということが苦手なので、話が通じにくかったり、相手の気持ちを理解することが困難だったりします。

• あいまいな言葉や支持が苦手
• 想像すること、相手の表情を伺うことが苦手
• 会話が一方的
• 空気が読めず、場にそぐわない行動をしてしまう
• 他人に対する関心が薄い

興味や関心が非常に限定的であることも特徴です。興味や関心があることに関しては高い集中力や記憶力を発揮します。こだわりが強いので、急な変更に対応ができなかったり、要領がよくなかったりします。

• 記憶力や集中力が非常に高い
• 融通を効かせることが苦手
• 偏食である
• 暑さや寒さ、痛みなどの刺激に対して敏感もしくは鈍感
• 細かい作業が苦手

アスペルガー症候群のお子さんの場合、急な予定変更や臨機応変な対応が苦手なので、学習計画や、授業の予定をあらかじめ細かく明示しておくことで、お子さん自身も安心して勉強を進めることができるようになる場合があります。

また、計画通りにいかなかった場合のこともあらかじめ支持しておくことも大切にしています。

興味のあることに関連付けて勉強を教えることによって、苦手な勉強に対しても関心を持ってくれることがあります。

また、口頭で伝えるよりも、図や文字など、視覚的な情報の方が理解しやすい傾向にあるので、紙に書いて解説することも積極的に取り入れています。

アスペルガー症候群のお子さんの場合、知的発達や言語に遅れがないことから、学校などの集団の中では困っているとこになかなか気づいてもらえないということがあります。

その点、家庭教師の指導ではお子さんの様子を細かく把握してあげることができるので、伝え方や指示の出し方を工夫して、1対1の指導を最大限に活かすことができます！

集団の中だと臨機応変に対応しないといけない場面でも、マンツーマン指導のやる気アシストならお子さん中心に学習を進めれることができるのでお子さんにとって不要な気遣いやストレスがかかることなく、勉強に専念できる環境が作れます。

また、決まりきったカリキュラムがあるわけではないので、学校の授業に合わせて勉強していくことと併行しながらお子さんの興味がある分野や好きなことを伸ばしていく指導を心がけることで、自信を持ち続けられる指導を行っていきます。

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