中学と高校の勉強の違い

中学校の頃は成績が良かったのに、高校に入ってから成績が落ちてしまった。高校になると忙しくなってしまい今までのリズムが崩れてしまったなど、中学校の頃は問題が無かった子ほどつまずいてしまうお子さんが多く見られます。

ここでは中学校と高校生の勉強の違いとその対策をまとめました。
特に高校一年生のお子さんは必見です!

高校と中学の勉強の違い

その1:教科数が増える

まず一番の違いは教科数が一気に増えることです。

高校1年生でやるものだけ見ても、英語が2つ、数学も2つ、国語は3つ、理科は4つ、社会は3つ(※学校によってはもっとたくさん!)に分かれます。下の表を見ても一目瞭然です。

中学校の教科高校の教科
英語リーディング(長文系)
グラマー(文法系)
数学数学Ⅰ
数学A
国語現代文
古文
漢文
理科物理
化学
生物
地学
社会日本史
世界史
地理

さて、教科数が増えることで何が変わるでしょうか?

一番はテスト・成績ですね。今までよりもテストの科目が増えますし、成績評価も今までよりも多くの先生から受けることになります。

その2:授業のスピードが早い

これも特徴の一つです。小学校から中学校に上がるときに感じた差よりもさらに大きな差を感じると思います。
同じ3年間で倍以上の量を終わらせないといけないので、当然と言えば当然ですよね。

しかも、これだけではなく、進学校は高校3年生の時期に受験勉強に専念させるカリキュラムを建てます。つまり3年間ではなく、2年間で終わらせる計画になっているということです。

授業についていけなくなるお子さんは高校生になるとかなり増えるのはこのためです。

その3:テストの回数が増える

その1で上げた通り科目が増えるのでテストの数が増える。

・・・だけではなく、テストの開催の回数自体も増えてしまいます

顕著に表れるのは高校2年生の秋以降が多いです。今まで学校のテストだけでしたが、多くの学校で予備校などが開催する模擬試験を受けることになります。自分の実力を知るチャンスではありますが、逆にいうと「偏差値」が現実となって突き刺さる元凶でもあります。

高校3年生になると1年トータルで毎月2回以上テストがあるのが一般的です。

その4:授業の難易度も上がる

科目が増えるだけでなく難易度もかなり上がります

英語は単語や文法の覚える量が一気に増えます。また、会話英語(オーラルコミュニケーション)も新たに始まります。数学は公式の暗記だけでは太刀打ちが出来なくなります。国語は選択問題が減り、記述問題が増え150~200字で書く問題が出てきます。(大学入試では1500字程度という問題もあります)。理科に関しては物理・化学はもはや数学です。生物・地学も国語だろうかというくらいの文字数の記述問題が出てきます。社会はただの暗記ではなく、その物事が起きた理由まで覚えないと理解が追い付かなくなってしまいます。

その5:推薦が貰い辛い

私は(僕は)勉強が出来なくても先生にゴマをするのが得意だから大丈夫だよ!と思っているお子さんはいませんか?

高校は科目が増えるのでより成績を保つのが難しくなるだけでなく、推薦に必要な成績は高校3年間トータルを見られます。大事なことなのでもう一度言います。高校1年生の1学期からすでに内申評価はスタートしています。「最後だけ頑張ろう!」が完全に通用しなくなってしまいます。

高校で勉強がつまずくのは“普通”

ここまでで高校って恐ろしいとか、高校でついて行けるのかなど不安になった方も多いと思います。現に今つまずいてしまっているというお子さんもいらっしゃるかもしれません。

ただ、一つ知っておいて欲しいことは、高校生は勉強につまずくのが“普通”ということです。

どういうことか説明していきます。

入試によってスタートはみんな同じ

高校に入る為には入学試験を合格しないといけませんよね。これがあることによって学力が平均化されます。

例えば中学の時に凄く優秀で成績が良かった子も他の中学からも優秀な子がやってくるので、環境が変わり 今までの優秀が普通になってしまいます。

勉強が苦手だった子はむしろ輝くチャンス

逆に高校から花咲くお子さんが多いのも事実です。中学で勉強が苦手で日の目が当たらなかった子も平均化されるので、 上手くいったときに勉強の楽しさに気づき一気に偏差値をあげたという話もあります。今記事を書いている自分自身がまさにそうでした。

だからこそ、中学時代に勉強で悩んだお子さんは大チャンスです!!

高校で上手くいっているお子さんは全体の5%

さて、少し話がそれますが高校だと合格実績を載せるところがありますよね。○○大学現役合格!ってあれです。

一般的な話ですが、実績で載せるお子さんの数は総生徒数の5%ほどなのです。逆に言えば、残り95%は何かしら勉強に悩みを抱えています。

だから高校の勉強は「うまくいかなくて当たり前」と言っても過言ではありません。

高校の勉強を楽にするためのコツ

それなら何もしなくていいや~。とはならないで下さいね。なにせ高校の進度は早いですから、一日の怠慢が何倍にも返ってきます。
そのために最低限押さえて欲しいことをまとめさせて頂きます。
以下を押さえて文武両道、素敵な高校生活を送りましょう!

的確な予習・復習

予習復習をただやるだけでなく、「的確な」というのがポイントです。科目が多いので予習・復習どちらに重点を置いていいかを見極める必要が出てきます。

中学の教科で言うと、英語は予習型、理科は復習型ですね。ただ、英語も文法・長文は復習メインですし、理科も生物・地学は予習型です。本当に科目や分野によって最適な学習方法が変わります。これを間違えてしまうと折角掛けた時間が成果に少ししか反映されず、勉強効率が悪くなってしまいます。

スキマ時間の活用

これは侮れないですが重要です。高校になって通学に時間がかかる様になったり、部活が遅くまであるとなかなか勉強時間は確保できなくなってしまいますよね。

ただ、スキマ時間を有効活用すると意外と時間ってあるものなのです。通学時間は公共交通機関ならばマルっと勉強時間にあてることができます。また授業との間の休み時間、5分だけでも時間を取れば、一日約30分は確保できます。

時間を作り出す能力。これは大人になっても必ず役に立ちます。

自己管理とスケジューリング

さて、これも大人になっても役に立つシリーズです。

自分のスケジュールを実行するのは自分しかいないものですから、しっかり目標と意識をもって行動しなければなりません。

今日は絶対に○○時間はやる!などがいい例ですね。僕は携帯のリマインダーやストップウォッチ機能をよく使っていました。

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