







東京都の2024年3月実施の令和6年度(2024年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。
次の各問に答えよ。
次の各問に答えよ。
次の地形図は,2017年の「国土地理院発行 2 万 5 千分の 1 地形図(取手)」の一部を拡大して作成した地形図上に で示したA点から,B〜E点の順に,F点まで移動した経路を太線(ーーー)で示したものである。次のページのア〜エの写真と文は,地形図上のB〜E点のいずれかの地点の様子を示したものである。地形図上のB〜E点のそれぞれに当てはまるのは,次のページのア〜エのうちではどれか。





次の文で述べている決まりに当てはまるのは,下のア〜エのうちのどれか。
戦国大名が,領国を支配することを目的に定めたもので,家臣が,勝手に他国から嫁や婿を取ることや他国へ娘を嫁に出すこと,国内に城を築くことなどを禁止した。
ア 御成敗式目
イ 大宝律令
ウ 武家諸法度
エ 分国法
次の文章で述べているものに当てはまるのは,下のア〜エのうちのどれか。
衆議院の解散による衆議院議員の総選挙後に召集され,召集とともに内閣が総辞職するため,両議院において内閣総理大臣の指名が行われる。会期は,その都度,国会が決定し,2 回まで延長することができる。
ア 常会
イ 臨時会
ウ 特別会
エ 参議院の緊急集会
Bは鉄道があるので、イが正しいです。
Eは立体交差があるのでアだと分かります。
Dは丁字形の交差点からウが正解、残りのCがエだとわかります。
アは鎌倉時代に3代執権である北条泰時が制定した、日本初の武家法です。
イは701年(大宝元年)に制定された、日本で最初の本格的な法典です。
ウは江戸時代に幕府が全国の大名を統制するために定めた基本法規です。
アは毎年1月に召集される国会です。国会が最も基本とする会期であり、「通常国会」とも呼ばれます。
イは必要な時に臨時に招集される会議のことです。
エは衆議院が解散され、総選挙後の特別国会召集までの間、国会で緊急の議決が必要な事態が発生した場合に、国会の機能を暫定的に代行する制度です。
次の略地図を見て、あとの各問に答えよ。

略地図中のA〜Dは,それぞれの国の首都の位置を示したものである。次のⅠの文章は,略地図中のA〜Dのいずれかの首都を含む国の自然環境と農業についてまとめたものである。
Ⅱのア〜エのグラフは,略地図中のA〜Dのいずれかの首都の,年平均気温と年降水量及び各月の平均気温と降水量を示したものである。Ⅰの文章で述べている国の首都に当てはまるのは,略地図中のA〜Dのうちのどれか,また,その首都のグラフに当てはまるのは,Ⅱのア〜エのうちのどれか。
Ⅰ
首都は標高約2350mに位置し,各月の平均気温の変化は年間を通して小さい。コーヒー豆の原産地とされており,2019年におけるコーヒー豆の生産量は世界第 5 位であり,輸出額に占める割合が高く,主要な収入源となっている。

次の表のア〜エは、略地図中に
で示したP〜Sのいずれかの国の、2019年における米,小麦,とうもろこしの生産量,農業と食文化の様子についてまとめたものである。略地図中のP〜Sのそれぞれの国に当てはまるのは,次の表のア〜エのうちではどれか。
| 米(万t) | 小麦(万t) | とうもろこし(万t) | 農業と食文化の様子 | |
| ア | 25 | 324 | 2723 | ○中央部の高原ではとうもろこしの栽培が行われ,北西部ではかんがい農業や牛の放牧が行われている。 ○とうもろこしが主食であり,とうもろこしの粉から作った生地を焼き,具材を挟んだ料理などが食べられている。 |
| イ | 149 | 674 | 628 | ○北部の平野では冬季に小麦の栽培が行われ,沿岸部で柑橘類やオリーブなどの栽培が行われている。 ○小麦が主食であり,小麦粉から作った麺に様々なソースをあわせた料理などが食べられている。 |
| ウ | 0.6 | – | 0.1 | ○畑ではタロいもなどの栽培が行われ,海岸沿いの平野ではさとうきびなどの栽培が行われている。 ○タロいもが主食であり,バナナの葉に様々な食材と共にタロいもを包んで蒸した料理などが食べられている。 |
| エ | 5459 | 102 | 357 | ○河川が形成した低地では雨季の降水などを利用した稲作が行われ,北東部では茶の栽培が行われている。 ○米が主食であり,鶏やヤギの肉と共に牛乳から採れる油を使って米を炊き込んだ料理などが食べられている。 |
(注)-は,生産量が不明であることを示す。
(「データブック オブ・ザ・ワールド」2022年版などより作成)
次のⅠとⅡの表のア〜エは,略地図中に
で示したW〜Zのいずれかの国に当てはまる。Ⅰの表は,2001年と2019年における日本の輸入額,農産物の日本の主な輸入品目と輸入額を示したものである。Ⅱの表は,2001年と2019年における輸出額,輸出額が多い上位 3 位までの貿易相手国を示したものである。Ⅲの文章は,略地図中のW〜Zのいずれかの国について述べたものである。Ⅲの文章で述べている国に当てはまるのは,略地図中のW〜Zのうちのどれか,また,ⅠとⅡの表のア〜エのうちのどれか。


Ⅲ
この国では農業の機械化が進んでおり,沿岸部の砂丘では花や野菜が栽培され,ポルダーと呼ばれる干拓地では酪農が行われている。
2001年と比べて2019年では,日本の輸入額は 2 倍に届いてはいないが増加し,輸出額は 3倍以上となっている。2019年の輸出額は日本に次ぎ世界第 5 位となっており,輸出額が多い上位 3 位までの貿易相手国は全て同じ地域の政治・経済統合体の加盟国となっている。
気温の変化が小さいということからイかエ。そのうち標高が高いのでグラフはイだと分かります。
コーヒーの生産が盛んということから、Cのエチオピアだと分かります。
Pにはとうもろこしの栽培が盛んなアが当てはまります。
Qは米/小麦/とうもろこしとも取れず、タロイモやバナナの裁判が盛んということからウだと分かります。
Rは東南アジアで米が主食になるので、エが正しいと分かります。
Sはオリーブが盛んということから地中海性気候だと考えられ、イだと分かります。
Ⅲの文章のポルダーや同じ地域の政治・経済統合体というワードからヨーロッパにあるZだと分かります。
伴って、同じヨーロッパ内に輸出をたくさんしているアが正しいと分かります。
次の略地図を見て、あとの各問に答えよ。

次の表のア〜エの文章は、略地図中に
で示した、A〜Dのいずれかの県の,自然環境と第一次産業の様子についてまとめたものである。A〜Dのそれぞれの県に当てはまるのは,次の表のア〜エのうちではどれか。
| 自然環境と第一次産業の様子 | |
| ア | ○南東側の県境付近に位置する山を水源とする河川は,上流部では渓谷を蛇行しながら北西方向に流れた後,流路を大きく変えて西流し,隣接する県を貫流して海に注いでいる。 ○南東部は,季節風の影響などにより国内有数の多雨地域であり,木材の生育に適していることから,古くから林業が営まれ,高品質な杉などが生産されていることが知られている。 |
| イ | ○北側の3000m級の山々が連なる山脈は,南北方向に走っており,東部の半島は,複数の火山が見られる山がちな地域であり,入り組んだ海岸線が見られる。 ○中西部にある台地は,明治時代以降に開拓され,日当たりと水はけがよいことから,国内有数の茶の生産量を誇っており,ブランド茶が生産されていることが知られている。 |
| ウ | ○南側の県境付近に位置する山を水源とする河川は,上流部や中流部では,南北方向に連なる山脈と山地の間に位置する盆地を貫流し,下流部では平野を形成して海に注いでいる。 ○南東部にある盆地は,夏に吹く北東の冷涼な風による冷害の影響を受けにくい地形の特徴などがあることから,稲作に適しており,銘柄米が生産されていることが知られている。 |
| エ | ○二つの半島に挟まれた湾の中に位置する島や北東側の県境に位置する火山などは,現在でも活動中であり,複数の離島があり,海岸線の距離は約2600kmとなっている。 ○水を通しやすい火山灰などが積もってできた台地が広範囲に分布していることから,牧畜が盛んであり,肉牛などの飼育頭数は国内有数であることが知られている。 |
次のページのⅠの表のア〜エは,略地図中に
で示したW〜Zのいずれかの県の,2020年における人口,県庁所在地の人口,他の都道府県への従業・通学者数,製造品出荷額等,製造品出荷額等に占める上位 3 位の品目と製造品出荷額等に占める割合を示したものである。次のページのⅡの文章は,Ⅰの表のア〜エのいずれかの県の工業や人口の様子について述べたものである。Ⅱの文章で述べている県に当てはまるのは,Ⅰのア〜エのうちのどれか,また,略地図中のW〜Zのうちのどれか。

Ⅱ
○湾に面した沿岸部は,1950年代から埋め立て地などに,製油所,製鉄所や火力発電所などが建設されており,国内最大規模の石油コンビナートを有する工業地域となっている。
○中央部及び北西部に人口が集中しており,2020年における人口に占める他の都道府県への従業・通学者数の割合は, 1 割以上となっている。
次の資料は,2019年に富山市が発表した「富山市都市マスタープラン」に示された,富山市が目指すコンパクトなまちづくりの基本的な考え方の一部をまとめたものである。資料から読み取れる,将来の富山市における日常生活に必要な機能の利用について,現状と比較し,自宅からの移動方法に着目して,簡単に述べよ。

Aの岩手県は夏に吹く北東の冷涼な風や、稲作などのワードからウだと分かります。
Bの静岡県は国内有数の茶の生産量からイだと分かります。
Cの奈良県は林業や高品質な杉からアだと分かります。
Dの鹿児島県は火山や離島などからエだと分かります。
石油コンビナートを有する工業地帯や、他の都道府県への従業・通学者の割合が高いことから、Wの千葉県だと分かります。
伴って人口が2番目に多く、石油製品の出荷が多いアが正しいです。
自動車を利用しなくても、公共交通を利用することで、日常生活に必要な機能が利用できる。
次の文章を読み、あとの各問に答えよ。
海上交通は,一度に大量の人や物を輸送することができることから,社会の発展のために重要な役割を果たしてきた。
古代から,各時代の権力者は,(1)周辺の国々へ使節を派遣し,政治制度や文化を取り入れたり,貿易により利益を得たりすることなどを通して,権力の基盤を固めてきた。時代が進むと,商人により,貨幣や多様な物資がもたらされ,堺や博多などの港が繁栄した。
江戸時代に入り,幕府は海外との貿易を制限するとともに,(2)国内の海上交通を整備し,全国的な規模で物資の輸送を行うようになった。開国後は,(3)諸外国との関わりの中で,産業が発展し港湾の開発が進められた。
第二次世界大戦後,政府は,経済の復興を掲げ,海上交通の再建を目的に,造船業を支援した。(4)現在でも,外国との貿易の大部分は海上交通が担い,私たちの生活や産業の発展を支えている。
(1)周辺の国々へ使節を派遣し,政治制度や文化を取り入れたり,貿易により利益を得たりすることなどを通して,権力の基盤を固めてきた。とあるが,次のア〜エは,飛鳥時代から室町時代にかけて,権力者による海外との交流の様子などについて述べたものである。時期の古いものから順に記号を並べよ。
ア 混乱した政治を立て直すことを目的に,都を京都に移し,学問僧として唐へ派遣された最澄が帰国後に開いた密教を許可した。
イ 将軍を補佐する第五代執権として,有力な御家人を退けるとともに,国家が栄えることを願い,宋より来日した禅僧の蘭渓道隆を開山と定め,建長寺じを建立した。
ウ 明へ使者を派遣し,明の皇帝から「日本国王」に任命され,勘合を用いて朝貢の形式で行う貿易を開始した。
エ 隋に派遣され,政治制度などについて学んだ留学生を国博士に登用し,大化の改新における政治制度の改革に取り組ませた。
(2)国内の海上交通を整備し,全国的な規模で物資の輸送を行うようになった。とあるが,次⑵のⅠの文章は,河村瑞賢が,1670年代に幕府に命じられた幕府の領地からの年貢米の輸送について,幕府に提案した内容の一部をまとめたものである。Ⅱの略地図は,Ⅰの文章で述べられている寄港地などの所在地を示したものである。ⅠとⅡの資料を活用し,河村瑞賢が幕府に提案した,幕府の領地からの年貢米の輸送について,輸送経路,寄港地の役割に着目して,簡単に述べよ。


(3)諸外国との関わりの中で,産業が発展し,港湾の開発が進められた。とあるが,次の略年表は,江戸時代から昭和時代にかけての,外交に関する主な出来事についてまとめたものである。略年表中のA〜Dのそれぞれの時期に当てはまるのは,下のア〜エのうちではどれか。

ア 四日市港は,日英通商航海条約の調印により,治外法権が撤廃され,関税率の一部引き上げが可能になる中で,外国との貿易港として開港場に指定された。
イ 東京港は,関東大震災の復旧工事の一環として,関東大震災の 2 年後に日の出でふ頭が完成したことにより,大型船の接岸が可能となった。
ウ 函館港は,アメリカ合衆国との間に締結した和親条約により,捕鯨船への薪と水,食糧を補給する港として開港された。式で行う貿易を開始した。
エ 三角港は,西南戦争で荒廃した県内の産業角を発展させることを目的に,オランダ人技術者の設計により造成され,西南戦争の10年後に開港された。
(4)現在でも,外国との貿易の大部分は海上交通が担い,私たちの生活や産業の発展を支えている。とあるが,次のグラフは,1950年から2000年までの,日本の海上貿易量(輸出)と海上貿易量(輸入)の推移を示したものである。グラフ中のA〜Dのそれぞれの時期に当てはまるのは,下のア〜エのうちではどれか。

ア サンフランシスコ平和条約(講和条約)を結び,国際社会に復帰する中で,海上貿易量は輸出・輸入ともに増加し,特に石油及び鉄鋼原料の需要の増加に伴い,海上貿易量(輸入)の増加が見られた。
イ エネルギーの供給量において石油が石炭を上回り,海上輸送においてタンカーの大型化が進展する中で,日本初のコンテナ船が就航した他,この時期の最初の年と比較して最後の年では,海上貿易量(輸出)は約 4 倍に,海上貿易量(輸入)は約 6 倍に増加した。
ウ 冷たい戦争(冷戦)が終結するとともに,アジアにおいて経済発展を背景にした巨大な海運市場が形成される中で,海上貿易量は輸出・輸入ともに増加傾向にあったが,国内景気の後退や海外生産の増加を要因として,一時的に海上貿易量は輸出・輸入ともに減少が見られた。
エ この時期の前半は二度にわたる石油価格の急激な上昇が,後半はアメリカ合衆国などとの貿易摩擦の問題がそれぞれ見られる中で,前半は海上貿易量(輸出)が増加し,後半は急速な円高により海上貿易量(輸入)は減少から増加傾向に転じた。
中国の王朝の変化を考えると簡単です。
隋→唐→宋→明の順番となります。
太平洋のみを通る経路と、日本海と太平洋を通る経路で、寄港地では積荷の点検などを行い、江戸に輸送すること。
Aは日米和親条約が結ばれたのが1854年なのでウが正しいです。
Bは西南戦争が起こったのが1877年なので、エが正しいです。
Cは治外法権が1894年に解消されているので、アが正しいです。
Dは関東大震災が1923年に起きているので、イが正しいです。
Aはサンフランシスコ平和条約が1951年に締結されたのでアが正しいです。
Bは海上貿易量が増えていることからイが正しいです。
Cはオイルショックが起きたのは1970年代なので、エが正しいです。
Dは冷戦の終結が1989年なのでウが正しいです。
次の文章を読み、あとの各問に答えよ。
私たちは,家族,学校など様々な集団を形成しながら生活している。(1) 一人一人が集団の中で個人として尊重されることが重要であり,日本国憲法においては,基本的人権が保障されている。
集団の中では,考え方の違いなどにより対立が生じた場合,多様な価値観をもつ人々が互いに受け入れられるよう,合意に至る努力をしている。例えば,国権の最高機関である(2)国会では,国の予算の使途や財源について合意を図るため,予算案が審議され,議決されている。
国際社会においても,(3)世界の国々が共存していくために条約を結ぶなど,合意に基づく国際協調を推進することが大切である。
今後も,よりよい社会の実現のために,(4)私たち一人一人が社会の課題に対して自らの考えをもち,他の人たちと協議するなど,社会に参画し,積極的に合意形成に努めることが求められている。
(1) 一人一人が集団の中で個人として尊重されることが重要であり,日本国憲法においては,基本的人権が保障されている。とあるが,基本的人権のうち,平等権を保障する日本国憲法の条文は,次のア〜エのうちではどれか。
ア すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
イ すべて国民は,法の下に平等であつて,人種,信条,性別,社会的身分又は門地により,政治的,経済的又は社会的関係において,差別されない。
ウ 何人も,自己に不利益な供述を強要されない。
エ 何人も,裁判所において裁判を受ける権利を奪はれない。
(2)国会では,国の予算の使途や財源について合意を図るため,予算案が審議され,議決されている。とあるが,次のⅠのグラフは,1989年度と2021年度における我が国の一般会計歳入額及び歳入項目別の割合を示したものである。Ⅰのグラフ中のA〜Dは,法人税,公債金,所得税,消費税のいずれかに当てはまる。Ⅱの文章は,Ⅰのグラフ中のA〜Dのいずれかについて述べたものである。Ⅱの文章で述べている歳入項目に当てはまるのは,ⅠのA〜Dのうちのどれか,また,その歳入項目について述べているのは,下のア〜エのうちではどれか。

Ⅱ
間接税の一つであり,1989年に国民福祉の充実などに必要な歳入構造の安定化を図るために導入され,その後,段階的に税率が引き上げられた。2021年度の歳入額は20兆円を超え,1989年度に比べて 6 倍以上となっている。
ア 歳入の不足分を賄うため,借金により調達される収入で,元本の返済や利子の支払いなどにより負担が将来の世代に先送りされる。
イ 給料や商売の利益などに対して課され,主に勤労世代が負担し,税収が景気や人口構成の変化に左右されやすく,負担額は負担者の収入に応じて変化する。
ウ 商品の販売やサービスの提供に対して課され,勤労世代など特定の世代に負担が集中せず,税収が景気や人口構成の変化に左右されにくい。
エ 法人の企業活動により得られる所得に対して課され,税率は他の税とのバランスを図りながら,財政事情や経済情勢等を反映して決定される。
(3)世界の国々が共存していくために条約を結ぶなど,合意に基づく国際協調を推進することが大切である。とあるが,次のⅠの文章は,ある国際的な合意について述べたものである。Ⅱの略年表は,1948年から2019年までの,国際社会における合意に関する主な出来事についてまとめたものである。Ⅰの国際的な合意が結ばれた時期に当てはまるのは,Ⅱの略年表中のア〜エのうちではどれか。
Ⅰ
地球上の「誰一人取り残さない」ことをスローガンに掲げ,「質の高い教育をみんなに」などの17のゴールと169のターゲットで構成されている。持続可能でよりよい世界を目指し全ての国が取り組むべき国際目標として,国際連合において加盟国の全会一致で採択された。

(4)私たち一人一人が社会の課題に対して自らの考えをもち,他の人たちと協議するなど,社会に参画し,積極的に合意形成に努めることが求められている。とあるが,次のⅠの文章は,2009年に法務省の法制審議会において取りまとめられた「民法の成年年齢の引下げについての最終報告書」の一部を分かりやすく書き改めたものである。Ⅱの表は,2014年から2018年までに改正された18歳,19歳に関する法律の成立年と主な改正点を示したものである。ⅠとⅡの資料を活用し,Ⅱの表で示された一連の法改正における,国の若年者に対する期待について,主な改正点に着目して,簡単に述べよ。
Ⅰ
○民法の成年年齢を20歳から18歳に引き下げることは,18歳,19歳の者を大人として扱い,社会への参加時期を早めることを意味する。
○18歳以上の者を,大人として処遇することは,若年者が将来の国づくりの中心であるという国としての強い決意を示すことにつながる。

アは生存権、ウは黙秘権、エは裁判を受ける権利です。
Ⅱは消費税のことであるので文章はウが正しいと分かる。また20兆円を超えたとの記述からCが正しいです。
SDGsのことなので、2015年に制定されたエが正しいです。
投票権年齢、選挙権年齢、成年年齢を満18歳以上とし、社会への参加時期を早め、若年者が将来の国づくりの中心として積極的な役割を果たすこと。
次の文章を読み、あとの各問に答えよ。
国際社会では,人,物,お金や情報が,国境を越えて地球規模で移動するグローバル化が進んでいる。例えば,科学や文化などの面では,(1)これまでも多くの日本人が,研究などを目的に海外に移動し,滞在した国や地域,日本の発展に貢献してきた。また,経済の面では,(2)多くの企業が,世界規模で事業を展開するようになり,一企業の活動が世界的に影響を与えるようになってきた。
地球規模の課題は一層複雑になっており,課題解決のためには,(3)国際連合などにおける国際協調の推進が一層求められている。
(1)これまでも多くの日本人が,研究などを目的に海外に移動し,滞在した国や地域,日本の発展に貢献してきた。とあるが,下の表のア〜エは,略地図中に
で示したA〜Dのいずれかの国に滞在した日本人の活動などについて述べたものである。略地図中のA〜Dのそれぞれの国に当てはまるのは,下の表のア〜エのうちではどれか。
| 日本人の活動など | |
| ア | 1789年に市民革命が起こったこの国に,1884年から1893年まで留学した黒田清輝は,途中から留学目的を洋画研究に変更し,ルーブル美術館で模写をするなどして,絵画の技法を学んだ。帰国後は,展覧会に作品を発表するとともに,後進の育成にも貢献した。 |
| イ | 1871年に統一されたこの国に,1884年から1888年まで留学した森鴎外は,コレラ菌などを発見したことで知られるコッホ博士などから細菌学を学んだ。帰国後は,この国を舞台とした小説を執筆するなど,文学者としても活躍した。 |
| ウ | 1902年に日本と同盟を結んだこの国に,1900年から1903年まで留学した夏目漱石は,シェイクスピアの作品を観劇したり,研究者から英文学の個人指導を受けたりした。帰国後は,作家として多くの作品を発表し,文学者として活躍した。 |
| エ | ギニア湾岸にあるこの国に,1927年から1928年まで滞在した野口英世この国を含めて熱帯地方などに広まっていた黄熱病の原因を調査し,予防法や治療法の研究を行った。功績を記念し,1979年にこの国に野口記念医学研究所が設立された。 |
(2)多くの企業が,世界規模で事業を展開するようになり,一企業の活動が世界的に影響を与えるようになってきた。とあるが,次のⅠの略年表は,1976年から2016年までの,国際会議に関する主な出来事についてまとめたものである。Ⅱの文は,Ⅰの略年表中のア〜エのいずれかの国際会議について述べたものである。Ⅱの文で述べている国際会議に当てはまるのは,Ⅰの略年表中のア〜エのうちのどれか。
Ⅱ
アメリカ合衆国に本社がある証券会社の経営破綻などを契機に発生した世界金融危機(世界同時不況,世界同時金融危機)と呼ばれる状況に対処するために,初めて参加国の首脳が集まる会議として開催された。
(3)国際連合などにおける国際協調の推進が一層求められている。とあるが,次のⅠのグラフ中のア〜エは,1945年から2020年までのアジア州,アフリカ州,ヨーロッパ州,南北アメリカ州のいずれかの州の国際連合加盟国数の推移を示したものである。Ⅱの文章は,Ⅰのグラフ中のア〜エのいずれかの州について述べたものである。Ⅱの文章で述べている州に当てはまるのは,Ⅰのア〜エのうちのどれか。
Ⅱ
○国際連合が設立された1945年において,一部の国を除き他国の植民地とされており,民族の分布を考慮しない直線的な境界線が引かれていた。
○国際連合総会で「植民地と人民に独立を付与する宣言」が採択された1960年に,多くの国が独立し,2020年では,50か国を超える国が国際連合に加盟している。
Aは舞姫の舞台となったドイツなのでイが正しいです。
Bはルーブル美術館からフランスなのでアが正しいです。
Cはシェイクスピアや1902年の日英同盟から、イギリスなのでウが正しいです。
Dは野口英世が行ったエチオピアであるエが正しいです。
金融関係の会議をしているのでウだと分かります。
1960年に国連加盟国が増えたアのアフリカ州のことです。
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