







神奈川県の2026年3月実施の令和8年度(2026年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。
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次の各問いに答えなさい。
モノコードの弦を張る強さは変えずに、弦をはじく強さや弦の長さを変え、弦をはじいたときに出る音の違いを調べた。次の図のa~cは、そのときの弦の振動のようすを示したものであり、図中の矢印は振幅を示している。図のaのように弦が振動したときに出た音の大きさ高さと、bやcのときに出た音と比較して説明したものとして最も適するものをあとの1~4の中から一つ選び、その番号を答えなさい。

ばねばかりはフックの法則を利用してつくられている。図 1 のように,2Nまで測れるばねばかりと 5 Nまで測れるばねばかりがあり,これらの内部には同じ長さのばねが入っているものとする。次の [ ] は,これらのばねについて K さんが考察したものである。文中の( X )~( Z )にあてはまるものの組み合わせとして最も適するものをあとの 1 ~ 4 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。

図 1 のそれぞれのばねばかりについて,図 2 のように おもりをつり下げたとき の,おもりの重さとばねののびの関係を調べた。図 3 はその結果をまとめたものであり,直線 A は( X ) N まで測れるばねばかりの結果を,直線 B は( Y ) N まで測れるばねばかりの結果を表している。この結果から, 5 N まで測れるばねばかりには, 2 N まで測れるばねばかりよりも( Z )ばねが使われていると考えられる。

次の 1 ~ 4 は,点 O にはたらく 3 つの力 A ~ C の向きと大きさを矢印で示したものである。1 ~ 4 のうち,力 A と力 B の合力が,力 C とつり合っているものとして最も適するものの一つを選び,その番号を答えなさい。

弦は振幅が大きいほど音が大きくなり、弦の長さが短くなるほど音の高さは高くなります。
ばねばかりは測れる最大の重さの時にばねが伸び切ります。
AとBの合力はOA、OBをそれぞれの辺とした平行四辺形を描き、その平行四辺形のOからの対角線が合力となります。
合力がCと大きさ(長さ)が同じで、向きが反対の物を選べば正解となります。
次の各問いに答えなさい。
物質 A ~ C があり,これらは砂糖,食塩,デンプンのいずれかである。次の [ ] は,これらを区別するために行った実験とその結果をまとめたものである。物質 A ~ C の組み合わせとして最も適するものをあとの 1 ~ 6 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
質量パーセント濃度 10.0% のアンモニア水 50.0 g を, $100\text{ cm}^3$ のメスシリンダーに入れたところ,液面は右の図のようになった。次の [ ] は,このアンモニア水の質量パーセント濃度と密度についてまとめたものである。文中の( あ )~( う )にあてはまるものの組み合わせ,( え )にあてはまるものとして最も適するものをそれぞれの選択肢の中から一つずつ選び,その番号を答えなさい。ただし,水の密度は $1.00\text{ g/cm}^3$ とする。

質量パーセント濃度は,( あ )の質量に対する溶質の割合を百分率(%)で表したものである。したがって,質量パーセント濃度 10.0% のアンモニア水 50.0 g をつくるためには,水( い )g にアンモニア( う )g を溶かせばよい。また,メスシリンダーの目盛りを読みとると,このアンモニア水の密度は水の密度( え )ことがわかる。
(あ)~(う)の選択肢
(え)の選択肢
次の化学反応式は,分子 A と分子 B が反応して,分子 C と分子 D ができる化学変化を表しており, A ~ D にはそれぞれ分子 A ~ D の化学式が入る。また,図は,分子 A と分子 D のモデルを表したものであり,これらの分子を構成する 3 種類の原子のモデルを $\bullet$,$\bigcirc$,◎ で表している。
このとき,分子 B と分子 C のモデルの組み合わせとして最も適するものをあとの 1 ~ 6 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。

加熱した時に燃えなかったことからCは食塩だと分かります。また、水に溶かしたときに溶けなかったことからAがデンプンだと分かります。
◎の数を考えると、分子Dで◎×2必要になってくることと、分子Cの選択肢に◎が二つあるので、1~3のうちいずれかとなる。
さらに、◎が二つ、$\bullet$が一つ余るので、2が正解です。
次の各問いに答えなさい。
次の図は,ヤマユリの葉をスケッチしたものである。ヤマユリの葉の葉脈の特徴から,ヤマユリの根のつくりと,茎を輪切りにして断面を観察したときの維管束の並び方について説明したものとして最も適するものをあとの 1 ~ 4 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。

ジャガイモは,いもから出た芽が新しい個体となってふえるほかに,種子によってもふえることができる。ジャガイモには,いもの断面の色が黄色のものと,白色のものがある。これらの形質は,断面の色を黄色にする遺伝子Yと白色にする遺伝子yが,メンデルが発見した遺伝の規則にしたがって子や孫に伝わることによって現れ,黄色が顕性形質であるものとする。
次の [ ] 中の A ~ D のジャガイモの形質や遺伝子についての説明として最も適するものをあとの 1 ~ 4 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
A いもの断面の色が黄色の純系のジャガイモ
B いもの断面の色が白色の純系のジャガイモ
C A と B をかけ合わせてできたジャガイモ
D C のいもから出た芽が成長してできたジャガイモ
右の図は,ある生態系における植物,草食動物,肉食動物の数量の関係を模式的に示したものである。
次の [ ] 中の ① ~ ⑤ は,図のつり合いのとれた状態から,何らかの原因によって草食動物の数量が減少し,その後もとのつり合いのとれた状態に戻るまでの経過を順に説明したものである。文中の( あ )~( え )にあてはまるものの組み合わせとして最も適するものをあとの 1 ~ 6 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。

① 草食動物の数量が減少する。
② 肉食動物の数量が( あ )する。また,植物の数量が( い )する。
③ 草食動物の数量が増加する。
④ 肉食動物の数量が( う )する。また,植物の数量が( え )する。
⑤ 再びもとのつり合いのとれた状態に戻る。
ヤマユリの葉の葉脈は平行脈なので、単子葉類だと分かります。
単子葉類の特徴はひげ根で維管束がばらばらです。
また、双子葉類は網静脈/主根と側根/維管束がまとまっていることも抑えておきましょう。
1:どちらも黄色の断面になるので変わりません。
2:Aがもつ花粉はYYです。
3:CのいもはYyなので、全て黄色になります。
被捕食者の数が減ると、捕食者の数は増え、捕食者の数が減ると、被捕食者の数は増えます。
次の各問いに答えなさい。
火成岩のつくりとでき方について調べるために,次のような実験を行った。あとの [ ] は,実験の結果についてまとめたものである。文中の( X )~( Z )にあてはまるものの組み合わせとして最も適するものを 1 ~ 8 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
ミョウバンを湯に溶かして飽和水溶液をつくった。この飽和水溶液を,図 1 のように 2 つのペトリ皿 A,B に分けて,湯につけたままゆっくりと冷やした。それぞれのペトリ皿に 3 mm 程度の結晶が出てきたら,図 2 のように,ペトリ皿 A を氷水につけて急に冷やし,ペトリ皿 B は湯につけたままにして引き続きゆっくりと冷やした。その後,それぞれのペトリ皿にできた結晶のつくりや大きさを観察した。

ペトリ皿 A,B にできた結晶を比べたところ,ペトリ皿 A にできた結晶のつくりは,( X )岩にみられる( Y )組織と似ていることがわかった。このことから,( X )岩はマグマが急に冷えて固まってできたと考えられる。マグマがそのような冷え方をする場所は,( Z )である。
右の図は,ある露頭のようすを模式的に示したものであり, C 層, B 層, A 層の順に海底で堆積してできたものとする。これらの層ができたときのようすについての説明として最も適するものを次の中から一つ選び,その番号を答えなさい。

次の [ ] は,K さんがある山に登ったときのできごとについてまとめたものである。文中の( あ )~( え )にあてはまるものの組み合わせとして最も適するものをあとの 1 ~ 8 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
山頂でペットボトルの飲み物をすべて飲んだ後,ペットボトルのふたを閉めてリュックに入れた。ふもとにもどってからリュックの中を見ると,ペットボトルがへこんでいた。この原因は,ふもとの方が山頂よりも気圧が( あ )ために,ペットボトル内部の空気の体積が小さくなったからだと考えられる。
一方,空気は温めると( い )すると勉強したことがある。ふもとの気温は山頂よりも高いため,山頂からふもとにもどったとき,ペットボトル内部の空気は温められたはずである。
これらのことから,今回観察したペットボトルがへこんだ現象では,( う )の変化よりも( え )の変化による影響が大きかったと考えられる。
川から運ばれてきた土砂のうち、粒が大きいれきや砂は重いため河口や海岸の近くに沈みますが、最も粒が細かい泥はゆっくりとしか沈まないため、遠くの沖合まで運ばれます。
K さんは,電流による発熱について調べるために,次のような実験を行った。実験とその結果について,あとの各問いに答えなさい。
〔実験〕 次の ① ~ ④ の順に操作を行った。
① 水 100 g を発泡ポリスチレンの容器に入れ,水温が室温と同じくらいになるまで放置し,そのときの水温を記録した。
② 抵抗の大きさが $2.0\text{ }\Omega$ の電熱線を電源装置,スイッチ,電圧計,電流計につないだ。この電熱線を,図のように ① で用意した容器に入れた。なお,図では電源装置,スイッチ,電圧計,電流計は省略してある。
③ 電熱線に $2.0\text{ V}$ の電圧を加えて,流れる電流の大きさを測定した。ときどきガラス棒で水をゆっくりかき混ぜながら,電圧を加えてから 1 分ごとに 5 分後まで,水温を測定した。
④ 電熱線に加える電圧を $4.0\text{ V}$,$6.0\text{ V}$ に変えて同様の操作を行った。表は,これらの結果をまとめている途中のものである。


〔実験〕 における,電熱線と電源装置,スイッチ,電圧計,電流計のつなぎ方を示す回路図として最も適するものを次の中から一つ選び,その番号を答えなさい。

〔実験〕で電熱線に $4.0\text{ V}$ の電圧を加えて電流を流しているとき,次の(i), (ii)の問いに対する答えとして最も適するものをそれぞれの選択肢の中から一つずつ選び,その番号を答えなさい。
(i) 電熱線に流れている電流の大きさは何 A か。
(ii) 電熱線が消費する電力は何 W か。
表から,次の(i), (ii)の問いに対する答えとして最も適するものをそれぞれの選択肢の中から一つずつ選び,その番号を答えなさい。
(i) 〔実験〕において電熱線に 4.0 V の電圧を加えて 8 分間電流を流したとすると,水温は何 ℃ になると考えられるか。
(ii) 〔実験〕において電熱線に 8.0 V の電圧を加へて電流を流したとすると,(i)で求めた水温になるまでに何分間かかると考えられるか。
身のまわりで湯を沸かす電気器具として電気ポットがある。次の [ ] は,K さんが電気ポットで湯を沸かしたときに水が得た熱量についてまとめたものである。文中の( X )にあてはまる数値として最も適するものを,あとの 1 ~ 5 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
電気ポットは,電気エネルギーを熱エネルギーに変換して水を温めている。
家にある消費電力 800 W の電気ポットを用いて湯を沸かしてみたところ,水 1000 g の温度を 20 ℃ から 100 ℃ に上昇させるまでに 500 秒かかった。一方,水 1000 g の温度を 20 ℃ から 100 ℃ に上昇させるのに必要な熱量を,文献を調べて計算したところ,約 336 kJ(1 kJ = 1000 J)だとわかった。
これらの数値から,電気ポットで湯を沸かしたときに水 1000 g が得た熱量は,電気ポットが 500 秒間に消費した電力量の約( X )%であることがわかった。
電流計は直列に、電圧計は並行につなぎます。
(i)オームの法則より、電流は電圧÷抵抗で求められるので$4.0V \div 2.0\text{ }\Omega=2.0A$となります。
(ii)電力量Wは電圧×電流で求められるので$4.0V \times 2.0A=8.0W$となります。
(i)1分間で0.8℃上昇しているので$8 \times 0.8=6.4$℃上昇するので、水温は$26.4$℃となります。
(ii)1分間で$2\times4^2=3.2$℃上昇するので、$6.4$℃上昇するのは、2分が答えとなります。
まず、電気ポッドが消費した電力量を求めます。
$800W\times 500秒=400000J=400kJ$だとわかります。
次に水が得た熱量は$336kJ$とのことなので、$336 \div 400 =0.84=84%$となります。
K さんは,3 種類の金属(亜鉛,銅,マグネシウム)のイオンへのなりやすさの違いについて調べるために,次のような実験を行った。これらの実験とその結果について,あとの各問いに答えなさい。
〔実験 1〕 図 1 のように,9 本の試験管 A ~ I に,3 種類の金属およびそれらのイオンを含む水溶液 $5\text{ cm}^3$ を入れた。金属の表面の変化を観察したところ,試験管 C,D,F では金属の表面に固体が出てきたが,その他の試験管では変化がなかった。

〔実験2〕 図 2 のようなダニエル電池を組み立て,次の ① ~ ③ の順に操作を行い,電子オルゴールが鳴るかどうかを調べた。表は,その結果をまとめたものである。なお,電子オルゴールは,a の端子と電池の + 極を,b の端子と電池の - 極をつないだときに音が鳴り,逆につないだときには音が鳴らない。

① 電子オルゴールの a の端子と銅板をつなぎ,b の端子と亜鉛板をつないだ。
② 電子オルゴールの a の端子と亜鉛板をつなぎ,b の端子と銅板をつないだ。
③ ビーカー内の金属板と水溶液の組み合わせを変えて,電子オルゴールの a の端子と b の端子を金属板につないだ。

〔実験 1〕の結果から,Kさんは「亜鉛は銅よりもイオンになりやすい」と判断した。このときに比較した試験管の組み合わせとして最も適するものを次の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
次の [ ] は,〔実験 1〕の試験管 F で起こった化学変化についての説明である。文中の( あ )~( え )にあてはまるものの組み合わせとして最も適するものをあとの 1 ~ 8 の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
硫酸銅水溶液にマグネシウムを入れると,( あ )原子が電子を( い )陽イオンになる。
またこのとき,( う )イオンが電子を( え )原子になる。
〔実験 2〕の ① の操作を行い,電子オルゴールが鳴っているとき,図 2 のビーカー内にある亜鉛イオン,銅イオン,硫酸イオンの数の変化についての説明の組み合わせとして最も適するものを次の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
K さんは,〔実験 2〕の結果から,〔実験 1〕を行ってわかった 3 種類の金属のイオンへのなりやすさの順番が正しいことを確認した。表の( X ),( Y )にあてはまるものの組み合わせとして最も適するものを次の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
Bでは変化は起きないが、Dでは亜鉛が解けているので2が適切です。
$Zn→Zn^+ + e^-$、$Cu^{2+} + 2e^-→2Cu$という変化が起きます。
(イ)のような変化が起きるのd、亜鉛イオンが増加し、銅イオンが減少しますが、硫化物イオン($SO₄^{2-}$)の量は変わりません。
bの端子に電子が流れればよいです。
銅と亜鉛とマグネシウムだと、マグネシウムが一番電子を放出してイオン化するので、Xでは鳴らず、Yだと鳴ります。
K さんは,ネギの緑色の部分と白色の部分における光合成や呼吸の違いについて調べるために,次のような実験を行った。これらの実験とその結果について,あとの各問いに答えなさい。
〔実験 1〕 次の ① ~ ⑤ の順に操作を行った。
① 図 1 のように,ネギを切って,緑色の断片と白色の断片を,それぞれの質量がほぼ同じになるようにつくった。
② 6 本の試験管 ア ~ カ を用意し,ア と エ には緑色の断片を入れ,イ と オ には白色の断片を入れた。ウ と カ には断片を入れなかった。
③ 試験管 ア ~ カ に息を同じ量吹き込んでゴム栓をした。
④ 試験管 ア ~ ウ を光の当たる場所に,試験管 エ ~ カ を光の当たらない場所にそれぞれ 1 時間放置した。
⑤ 試験管 ア ~ カ のゴム栓を外し,少量の石灰水を入れて再びゴム栓をした。試験管をよく振り,石灰水の色の変化を調べた。表 1 は,その結果をまとめたものである。


〔実験 2〕 7 つのビーカー A ~ G を用意し,ビーカー A ~ F にネギの緑色の断片または白色の断片を,表 2 に示す質量となるように切り分けて入れた。なお,ビーカー G には断片を入れていない。ビーカー A ~ G 内の二酸化炭素濃度が $1.5\%$ になるように,ビーカーに二酸化炭素を入れて密閉した。ビーカー A ~ G を光の当たる場所に 1 時間放置した後,ビーカー内の二酸化炭素濃度を気体検知管で測定した。図 2 は,その結果を示したものである。


次の [ ] は,〔実験 1〕の結果からわかることを K さんがまとめたものである。文中の( X ),( Y )にあてはまるものとして最も適するものをそれぞれの選択肢の中から一つずつ選び,その番号を答えなさい。
試験管アでは,石灰水がにごらなかったことから二酸化炭素がなくなったことがわかる。その原因は,試験管アと( X )の比較から,光を当てたことだといわかる。また,試験管アと( Y )の比較から,ネギの緑色の部分のはたらきによって二酸化炭素がなくなったことがわかる。
X の選択肢 1. イ 2. ウ 3. エ 4. オ 5. カ
Y の選択肢 1. イ,ウ 2. イ,エ 3. ウ,エ 4. ウ,オ
〔実験 1〕 から,K さんは,ネギは緑色の部分が光合成をしていると考えた。次に,〔実験 1〕の操作を一部変更することにより,「ネギの緑色の部分と白色の部分はそれぞれ,呼吸をしているか」を調べた。変更した操作の内容として最も適するものを次の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
次の [ ] は,〔実験 2〕について K さんが振り返ってまとめたものである。文中の( あ )~( う )にあてはまるものとして最も適するものをそれぞれの選択肢の中から一つずつ選び,その番号を答えなさい。ただし,ビーカー A ~ F に入れたネギの体積は考えないものとする。
図 3 のように,ネギの栽培では,ネギに土を寄せて盛り上げる「土寄せ」が行われる。これは,ネギの日光が遮断された部分が白くなる性質を利用して,白色の部分を多くつくるために行われる。このとき,ネギの緑色の部分が少なくなると,光合成でつくられる栄養分が足りず,ネギが成長できなくなると考えられる。
図 2 から,ビーカー A ~ F におけるネギの光合成や呼吸による二酸化炭素濃度の増減を読みとれる。この結果から,例えば白色の部分の質量が 90 g であるネギの場合,緑色の部分の質量が( あ )g あれば,光合成で吸収される二酸化炭素と呼吸で放出される二酸化炭素が同じ量となることがわかるので,このネギが成長するためには,緑色の部分の質量が( あ )g より多い必要があると考えられる。
また,〔実験 2〕を行うなかで,「ネギの呼吸量は,緑色の部分と白色の部分で違いがあるのだろうか」という新たな疑問が生まれ,「ネギの呼吸による二酸化炭素濃度の増加量は,緑色の部分と白色の部分で違いはなく,断片の質量に比例する」という仮説を立てた。この仮説を確かめるためには,〔実験 2〕においてビーカー A ~ C に入れる緑色の断片の質量をそれぞれ 20 g,40 g,60 g に変更し,さらに「( い )」という変更をして同様の実験を行えばよい。その結果を示す図が( う )のようになれば,仮説が正しいと言える。

(あ) の選択肢
(い) の選択肢
(う) の選択肢(1 ~ 3 の縦軸は,二酸化炭素濃度〔%〕を示している。)

息を吹き込まなければ、ア、イ、エ、オが白くにごり、ウ、カがにごらないはずです。
図2からネギの白色の部分が20gだと0.5%二酸化炭素が増えることが分かる。
よって、白色の部分が90gだと、20g:0.5%=90g:x%という比が成り立ち、x=2.25%となります。
次に緑色の部分が1.8gで0.5%二酸化炭素が減ることが分かります。
よって、必要となる緑色の部分をygとすると、1.8g:0.5%=yg:2.25%という比が成り立ち、y=8.1gとなります。
K さんは,太陽の黒点に興味をもち,一定期間にわたって毎日同じ時刻に黒点の観察を行った。図 1 のように,天体望遠鏡に日よけ板と太陽投影板を取りつけ,直径 10 cm の円をかいた記録用紙を固定し,その円と太陽の像を合わせて黒点の像をすばやくスケッチした。図 2 は,観察を行った期間の記録用紙の一部を示したものであり,9 月 12 日には記録用紙の円のほぼ中心に黒点 A と黒点 B がみられた。これらについて,あとの各問いに答えなさい。


太陽の黒点についての説明として最も適するものを次の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
太陽の像を記録用紙の円に合わせた後,黒点をスケッチしているあいだに,太陽の像が記録用紙の円からずれていった。この現象と同じ原因で起こる現象として最も適するものを次の中から一つ選び,その番号を答えなさい。
表は,地球の直径を 1 としたときの,太陽系の天体の直径をまとめたものである。9 月 12 日の記録における黒点 A の像はほぼ円形であり,その直径は約 $3.7\text{mm}$ であった。黒点 A の実際の直径は,表中のどの天体の直径に最も近いと考えられるか。最も適するものを次の中から一つ選び,その番号を答えなさい。

次の [ ] は,Kさんが,観察の結果をもとに太陽の自転周期を求めた方法についてまとめたものである。文中の( X ),( Y )にあてはまるものとして最も適するものをそれぞれの選択肢の中から一つずつ選び,その番号を答えなさい。ただし,太陽の自転の向きと地球の公転の向きは,どちらも地球の北極側から見て反時計回りである。
図 2 における黒点の像の移動のようすから,太陽は自転していることがわかった。
また,9 月 12 日に記録用紙の円のほぼ中心にあった黒点 A と B が,7 日後の 9 月 19 日には西の端まで移動したことから,4 倍の日数である 28 日後には,これらの黒点は再び 9 月 12 日と同じ位置に戻ってくると考えられる。このことから,太陽の自転周期を求めた。
地球の公転周期を 365 日とすると,地球は太陽の周りを 1 日あたりほぼ $1^\circ$ 公転する。そのため,日がたつごとに,地球から見える太陽の面は変わっていく。9 月 12 日の 28 日後に,記録用紙上の黒点 A と B の像の位置が 9 月 12 日と同じになると考えると,この 28 日間で太陽はほぼ( X )自転したことになる。したがって,太陽の自転周期は約( Y )日と求められる。
X の選択肢
Y の選択肢
この現象は地球が西から東へ自転しているため、見かけ上、天体が東から西へ動く「地球の自転による日周運動」が原因です。
1は地球が太陽のまわりを公転しているため、季節によって見える星座が変わる現象「地球の公転による年周運動」です。
2は地球の自転によって、地球上の観測者から見て星が西の空に沈んでいく現象「地球の自転による日周運動」です。
3は地球の公転と地軸の傾きによって起こる、季節に伴う太陽の位置の変化「公転による現象」です。
4は月が地球のまわりを公転していることによって起こる、「月の満ち欠けの現象」です。
記録用紙上での「太陽の直径($100\text{ mm}$)」に対する「黒点Aの直径($3.7\text{ mm}$)」の比率は、次のようになります。
$3.7 \div 100=0.0.37$
問題文より、実際の太陽の直径は地球の直径の $109$ 倍 です。そのため、地球を $1$ としたときの黒点Aの実際の直径は、
$0.037 \times 109=4.033$倍となるので、天王星が正解となります。
X:地球が公転しているため、地球から見て黒点が同じ位置に戻るためには、太陽自身が「1回転($360^\circ$)」に加えて地球の公転分である $28^\circ$ だけ余分に回る必要があります。
Y:28日間で太陽が回転したトータルの角度は、$$360^\circ + 28^\circ = 388^\circ$$となります。これをもとに、太陽が $360^\circ$(1回転)するのにかかる日数(自転周期)を比例式で求めます。$$28 \text{日} \times \frac{360^\circ}{388^\circ} \approx 25.979\dots \text{日}$$小数点以下を四捨五入すると、約 26 日となります。したがって、Yには 「1. 26」 があてはまります。
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