自閉スペクトラム症(ASD)のお子さんと会話をする時に気をつけたいこと

ASDでアスペルガーの傾向が強い子どもは、言葉と距離感でトラブルになってしまいます。
言葉の発達の遅れがない分「その年齢でそんな言葉を知っているの?」「そんなに言い返せるの?」というようになります。
言葉を知っているからこそ、こちらも難しい話をしたり健常者と話すような感覚で話してしまいます。

しかし、実際は言葉をしっかり理解しきれておらず、コミュニケーションが上手く取れなくないことが多いです。
アスペルガーの傾向が強いお子さんと話すときに何に気をつけていけば良いのかについてお話していきます。

言葉を簡単にする

 前述したように、アスペルガーの傾向が強いお子さんは言葉の発達の遅れがありません。
ASDで自閉症と区別するには言葉の遅れの有無が関係します。
大人顔負けの言葉を持っていて、健常者と同じように会話をすることができます。

しかし、意味をきちんとわかっていることは少なく、雰囲気だけで言葉を話していることもあります。
こちらが同じテンションで話しているとわかっているようでわかっていないこともあります。
そうなると本当に言いたいことが伝わらず、お互い嫌な気分になってしまいます。

そこで、意図的に言葉を簡単に言い換えて伝えるようにしましょう。
言葉を知っているからこそ簡単にすれば伝わりやすくなります。

例えば、「そんな近くでゲームしていると視力低下に繋がるよ」と言っても本当に伝わっているのかはわかりません。
「わかったよ」と言っても本当に理解していない可能性もあります。

そのため「そんな近くでゲームしていると目が見えなくなって眼鏡をかけることになるよ」と具体例を出しながら言い換えると伝わりやすくなります。

また、子どもの会話も簡単に言い換えて確認することもおすすめします。
「校外学習で〇〇君が遅延したからみんなで待っていたんだよ」と言ってきたら「電車が遅れたのかな?〇〇君が遅れてきたなら遅刻だね、大変だったね」と言葉を確認しつつ訂正する場所は訂正して、最終的には会話を受け入れるようにします。
言葉の確認をお互いすることで溝が埋まってコミュニケーションが取れやすくなります。

発言していいかタイミングを図る

よく「片付けをしなさい」と叱ったときに「今やろうとしていたのに」となることが多いと思います。
アスペルガーの傾向が強いお子さんはマイペースなことが多く、自分のタイミングで物事を進めたい・人に言われたくないという思いがあります。

そのため、こちらが口出しをすると健常者以上に「今やろうとしたんだから!」と怒ってしまいます。
健常者であればそのまま片付けなどをするのですが、アスペルガーの傾向が強いお子さんは言われたことにイライラして癇癪を起こしてしまいます。

そのため、片付けなどやってほしいことが進まず、負の連鎖になってしまいます。
そうなる前に「今お話していいかな?」と発言のタイミングを聞きます。
子どもにも話して大丈夫な気持ちのときや今やろうとしたことを邪魔されたくないなどタイミングがあります。
話して大丈夫か確認して「今は嫌だ」「もうちょっと待って」などその答えによって話すタイミングを変えます。

また、気持ちも一緒に聞けるのでこちらの言葉も選ぶことができます。
もし、「片付けしなさい」という言葉に対して「今やろうとしていたのに」となったときに、機転を利かせて「同じこと思っていたんだね!すごい!」と返すと、子どもも嫌な思いをしなくなります。

こう考えてみると、アニメやドラマには季節に関するヒントが多く隠されています。
子どもが興味を持ったアニメやドラマも教材になるので、内容が過激でなければ見せてあげて会話の取っ掛かりにするのもいいと思います。

矢継ぎ早に言わない

あれこれと矢継ぎ早に言われると誰でも嫌な気持ちになります。
普通の会話ができるので、どうしても健常者と同じような扱いをしてしまうのですが、アスペルガーもASDで自閉症と一緒です。

矢継ぎ早に言われると健常者以上にパニックになります。
頭の中がごちゃごちゃして癇癪や自傷行為、人や物に当たってしまうなど悪いことが連鎖してしまいます。

発達障害なので健常者よりもできないことがどうしても多くなり、目についたことをたくさん言ってしまいがちですが、今一番言わなければならないことをこちらが整理して、タイミングを見計らって発言します。
もし複数のことをいくつか言わなければならないときは「今から3つ言うけど大丈夫?」と聞きましょう。

発達障害のお子さんは見通しが持てると安心します。
いきなり3つ言われるよりも「3つ言うよ」と言われる方が構えられるので安心するようです。
こちらもイライラしてあれこれと言ってしまいますが、意識して話すようにしましょう。

アスペルガーは言葉が達者なだけにコミュニケーションに困難を覚えることが多いです。
学校では家庭以上のコミュニケーションに関するトラブルなどでストレスを感じてしまいます。

家庭だけでも円滑なコミュニケーションが取れるように、こちら側が意識して配慮して会話をしていきましょう。

発達障害をお持ちのお子さんは、お子さんによってそれぞれの特性がありますので、個別指導塾よりもマンツーマン指導で住み慣れたご自宅で勉強することができる家庭教師は学習効果が出やすい傾向にあります。
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