宇都宮市教育センターの不登校対策 新たな一歩を踏み出すための支援教室
この記事は以下のサイトを参考にしています。
http://www.ueis.ed.jp/%E4%B8%8D%E7%99%BB%E6%A0%A1%E5%AF%BE%E7%AD%96
宇都宮市には、学校に通うことのできないお子さんの学校復帰や自立を支援する適応支援教室が設置されています。来所型の「とらいあんぐる」「まちかどの学校」と、オンラインを活用した「U@りんくす」があり、それぞれが安心できる居場所と学びの場を提供しています。
本記事では、各教室の特色、活動内容や対象者について詳しくご紹介します。不登校でお悩みのお子さんとその保護者さまが、新たな一歩を踏み出すための参考になりましたら幸いです。
宇都宮市とらいあんぐるの取り組み
とらいあんぐるの特色
「とらいあんぐる」は、宇都宮市にある来所型適応支援教室の一つです。学校に通うことのできない小中学生のお子さんに、気軽に利用することができる居場所を提供しています。お子さんが失った自信を取り戻し、対人関係能力を育成するために支援を行い、他の適応支援教室への通級や、相談学級への入級をサポートしています。
この施設の特色は、現在通っている学校に籍を置いたまま通うことできるという点です。また、とらいあんぐるで活動した日は学校長の判断で、出席扱いになります。もし学校に行けない日があっても、安心して過ごせる制度が整っています。
活動内容と対象者
「とらいあんぐる」は、宇都宮市教育センターと相談し、学校に通うことのできない小中学生の居場所となれるよう活動しています。主な活動内容は、「マイプラン」として学習や読書をしたり、体を動かしたりなど、普段の学校生活のように過ごせるようサポートしています。
他にも、面接相談を行い、それぞれのお子さんが自由に過ごせるように保護者さまも交えながら相談に乗っています。また、室内ゲームなどを通して周りの人たちと関わることができるように、遊びの時間も大切にしています。
宇都宮市まちかどの学校の取り組み
まちかどの学校の特色
「まちかどの学校」は、宇都宮市の来所型適応支援教室の一つです。戸祭台に設置されており、自然溢れる静かな環境でお子さん一人ひとりのサポートを行っています。各々の状態に合わせて個別プログラムを実施するなど、お子さんに寄り添った支援をしていることが特色です。
個別プログラムを実施した後は、お子さんの変化に応じて活動内容や活動形態(個別・小集団など)を見直して、お子さんにとってより良い環境づくりができるようにしています。また、約50名の市民ボランティアが、まちかどの学校の活動を直接支援したり、環境整備をしたりしているため、地域の方々との交流の場にもなっています。
こちらもとらいあんぐると同様に、現在通っている学校に籍を置いたまま通うことができます。活動をした日は、学校長の判断で出席扱いになります。
活動内容と対象者
「まちかどの学校」は、学校に行くことができない小中学生を対象に、小集団での活動や小人数でのゼミ活動、個別活動などを提供しています。
例えば、小人数のゼミ活動では、学習や運動をはじめ、創作活動や料理などを行っています。他にも犬とのふれあい教室などを行っており、お子さんの興味関心に合わせて参加することが可能です。遠足や社会科見学、文化祭などの学校行事も実施しており、まちかどの学校の先生や仲間たちと、楽しい時間を過ごすことができます。
面談相談も行っているため、お子さんの将来や保護者さまへのサポートも手厚いです。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
宇都宮市U@りんくすの取り組み
U@りんくすの特色
「U@りんくす」は、不登校のお子さんが安心して過ごせる「オンラインの居場所」として、宇都宮市教育センターが作ったインターネット上の仮想空間です。オンラインでの学習や交流を通して、お子さんの「学びの機会の保障」と「将来の社会的自立」に向けて支援を行うサービスです。
U@りんくすでは、自分の分身であるアバターを使って活動に参加します。この場では「自己決定」を大切にしており、何をやるかはお子さん自身に決めてもらい、一人ひとりの「やりたい」という気持ちを応援しています。お子さんが自分で決める力を付けられるような場所になっています。
U@りんくすの職員には、学校でも勤務経験がある常勤職員や、パソコン操作のサポートスタッフやスクールカウンセラーなどがいます。それぞれの強みや専門知識などを活かしながら、お子さんを見守りながらサポートしています。
活動内容と対象者
「U@りんくす」を利用することができるのは、宇都宮市に在住している学校に登校していない小中学生です。在籍校から貸与されているChromebook で参加することが可能です。パソコンが苦手なお子さんでも、専門の職員がサポートを行うので安心して利用できます。
U@りんくす内では、ホームルームやライブ配信、学習コンテンツや学習方法の情報発信など、様々な空間やイベントを用意しています。また、ビデオ通話で職員と相談したり、他の利用者とチャットでの交流をしたりすることも可能なので、コミュニケーションを取りながら、自由に活動することができます。
\小・中・高校生の勉強にお悩みのあるお子さん・保護者様へ/
\小・中・高校生の勉強にお悩みのある方へ/
宇都宮市で勉強に困っている保護者さま・お子さんへ
宇都宮市では不登校対策や学校に行くことができないお子さんの支援として、「とらいあんぐる」「まちかどの学校」「U@りんくす」といった多様な適応支援教室を用意しています。来所型の教室での支援に加えて、インターネット上でも支援を行っており、家にいても学習や交流ができる場を設けているのが特色です。
それぞれの教室は独自のプログラムや活動を通じて、学校に行けないお子さんの社会性や自立心を育み、新たな一歩を踏み出せるようサポートしています。宇都宮市教育センターは教育相談室を設置しています。宇都宮市在住の保護者さまで、お子さんの教育に関して悩んでいる方は一度相談してみてはいかがでしょうか。
家庭教師のやる気アシストは宇都宮市の不登校や発達障害のお子さんや勉強に困っているお子さんのサポートをしています。
対象の学年は小学1年生から高校3年生です。無料の体験授業も行っていますので、少しでも興味を持って下さった方はこのページをご覧いただけますと幸いです。
関連記事
-
地域教育情報
大阪府の公立高校完全無償化について
この記事は以下のサイトを参考にしています。 https://www.pref.osaka.lg.jp/kyoishisetsu/furitukoukou/ 【大阪府が全国で初めて実施!公立高校完全無償化とは?】 公立高校完全無償化!という言葉だけを聞くと、高校に無料で行けるように感じてしまいま… -
地域教育情報
明石市早急対応マニュアル -不登校未然予防のための取組-
この記事は以下のサイトを参考にしています。 http://www.edi.akashi.hyogo.jp/kyoiku/gakkou_kyouiku/pdf/soukitaioumanyuaru2023.pdf 少子化の中、全国各地で依然として教育課題となっている児童生徒の不登校問題。今回は、明石市で行っている、不登校未…