起立性調節障害と不登校

「朝どうしても起きられない・・・」「原因不明の体調不良が続く・・・」などが原因で学校を休みがち、もしくは学校へ行くことが出いていないというお子さんはいらっしゃいませんか?

不登校の原因のひとつに「起立性調節障害」があります。中学生の10人に1人に起こると言われている病気であり、決して他人事でありません。やる気アシストでも、起立性調節障害のお子さんからご相談いただくことも多いんです。

起立性調節障害がどういった病気なのか、改善の方法などをお伝えします。

起立性調節障害(OD)って?

起立性調節障害は、自律神経系の異常で、循環器系の調節が上手くいかなくなってしまう病気です。起き上がったときに血圧が低下したり、心拍数・血圧の調節に時間がかかってしまいます。

小学校高学年~中学生に多く見られますが、この時期に多くなる理由としては体の様々な機能が大人へと変化していく第二次性徴期とも重なる時期なので、それが自律神経系にも影響してしまうことが挙げられます。こういった身体的要素のほかに、精神的、環境的要素も関わって起こると考えられています。

起立性調節障害の症状は、思春期のお子さんであれば健常な場合でも症状を感じることはあるので、疲れやすい、朝起きられないなどの症状があったとしても、必ず診察や診断を受ける必要はないです。 しかし、起立性調節障害のお子さんの約7割が不登校、不登校のお子さんの約半数が起立性調節障害だというデータもあるので、お子さんの日常生活に支障をきたしている場合は受診したほうがいいと言えます。

症状の現れかた

  • 朝起きられない
  • 頻繁に立ちくらみを起こす
  • 食欲がない
  • 疲れやすい、だるい
  • 顔色が悪い
  • 動悸やめまい
  • 頭痛、腹痛
  • 寝つきが悪い
  • 集中力の低下
  • (女子の場合)月経不順

頭痛や腹痛などの明確な体調不良として現れる場合もありますが、寝つきが悪く朝起きられなかったり、何となく体がだるいなどの症状であることが多いです。

また、午前中に症状が強く現れ、夕方には落ち着くことが多いので、周囲の人たちからは「甘えている」「怠けている」「早く寝ないから・・・」と思われてしまうことも多い病気です。

症状を改善するためにできること

1.水分と塩分を適度に摂取する

体内を循環する血液量を増やすために水分と塩分を意識的にとるようにします。水分は食事以外から1日に2L、塩分は血圧を上げるためにも食事から10g~12gと少し多めが目安になります。

朝起きられなくて欠食してしまうことも多いかと思うので、足りない分は間食などで補います。

2.日中は寝転ばない

自律神経系は人間が活動しやすいように体が常に調節をしています。日中もゴロゴロしていると、その生活に合うように調節されてしまい、さらに日中起きていられない・・・ということになってしまいます。どうしても起き上がることができなくても、座ったり、上半身をあげる姿勢を心がけます。

3.ゆっくり起き上がることを心がけて、長時間の起立は避ける

起き上がるときに症状が強く出ることが多いので、頭位を下げながらゆっくりと起き上がることが大切です。また、長時間同じ姿勢で起立することはできるだけ避けて、どうしてもの場合は足を適度に動かすことによって血液を循環させるようにします。

4.ストレスコントロール

先ほどもお話ししたように、自律神経系は精神面や環境面からも強く影響を受けます。起立性調節障害の症状は周囲からは理解されにくいものでもあるので、周りからの心無い言葉がさらに症状を悪化させてしまうこともあります。病気の仕組みや症状をきちんと理解して、お子さんの心の負担が少しでも減るように協力して見守ってあげましょう。

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やる気アシストができること

起立性調節障害は、多くの場合成長に伴って症状が改善していく一時的なものです。また、上記のように、生活習慣を気を付けることによっても回復することができます。

起立性調節障害は、責任感が強く、真面目な性格のお子さんがなりやすいと言われています。いつかは改善するとは分かっていても、学校を遅刻や休みがちになると心配なのが「学習面」ですよね。

やる気アシストでは、お子さんの勉強が遅れないように、欠けてしまった内容をきちんと補うようにフォローしていきます。改善には個人差があるので、お子さんが自信をなくしてしまわないように、ストレスコントロールの面からお力になれたらと思っています!

ひきこもり支援相談士・不登校訪問専門員の認定資格を取得

やる気アシストでは、ひきこもり支援相談士・不登校訪問専門員の認定資格を取得し、不登校のお子さんをより深く理解し、寄り添い、正しい知識を持って指導に当たれる体制づくりに力を入れています。

認定資格を持つスタッフが中心となり、社内スタッフや家庭教師に向け、不登校の正しい知識をつけるための勉強会や指導を行っています。

また、不登校のお子さんを持つご家族の方に向けても、接し方や声掛けの方法などをお伝えさせて頂いており、ご好評いただいております。

不登校のお子さんは第三者として接することができる家庭教師という存在が大きな役割を果たすことが多いです。私たちアシストは、正しい知識を持った家庭教師が、お子さんの「やる気」や「自信」を引き出しながら、勉強面だけでなく、精神面でもお子さんの良き相談相手になれるよう、お子さんに寄り添いながら指導を行っていきます。

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体験授業では、同じようなお子さんを教えたことのある経験豊富なスタッフがお伺いして、ご家庭の要望やお子さんの希望をお聞きした上でぴったりの方法を一緒に考えていきます。

また、実際に指導が始まった後も気になることや心配なことがあれば、お電話にて専門スタッフが相談をお受けすることも可能です!

不登校は早期に対応することが大切です。具体的な質問や相談が無くても大丈夫!「不登校になってしまって不安…」といった曖昧なご相談でOK!
まずはお子さんのためにお早めにご相談ください!

無料のパンフレットをお送りいたします。