2020年度【令和2年度】京都府公立高校入試(英語)過去問題解説

【京都府】令和2年度/2020年度入学者高校入試選抜試験:英語の解説

京都府の2020年3月実施の令和2年度(2020年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。

受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。

また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。

 

京都府の英語問題は、難易度としては難しい。前期では英作文と長文読解2問、中期では長文読解2問が出されます。

長文読解も英作文も、慣れが必要なので、できるだけ多くの過去問や類似問題を解いて経験値を上げることが大切です。

 

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【前期】大問1:英作文

問1:穴埋め問題

問1:絵の中の会話が成り立つように空欄に入る適切な英語を4語以上6語以内で書く問題です。

【・答え「(例)Which do you want(4語)」】

 家に招いた相手に対して、何が飲みたいか尋ねている会話文です。

空欄の直後が、coffee or orange juice となっているので、選択肢は2択。

「(ふたつのうち)どちらが欲しいですか」と問う疑問文はWhichを用います。

 

問2:穴埋め問題

問2:会話が成り立つように空欄のに入る適切な英語をaは3または4語、bは5または6語で書く問題です。

【・答え「(a)…(例)it`s the longest (b)…(例))How can I get there」】 

 *a

「I mean that~.」は前の文を補足する意味があります。よって、空欄に入る文は前の文と同じ意味の文を言い換えた形になることが想像できます。

「all the other rivers in this country are shorter than it」(この国のすべての川がその川よりも短い)と同じ意味で、空欄の直後が「of all the rivers in this country」(この国のすべての川の中で)になっているので「it`s the longest」(それは最も長い)をつけることによって同じ意味になります。

*b

空欄の疑問文に対する答えが「You can get there~」になっているので「can I get there」を使い、「by bike」とあるので方法や手段を訪ねるときに使うHowを用います。

【前期】大問2:長文読解(会話文)

問1:選択問題

問1:文中の空欄に入る表現として最も適当なものを選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「ア」】

初めて見たフルーツを買う場面です。

好きかわからないと言っている涼に対して、ケイトは「今日は少し買ってみて、もし好きだったら…」と言っているので、アの「次はもっと買うことができる」が正しいです。

 

問2:穴埋め問題

問2:文中の空欄に入る最も適当な1語を書く問題です。
 【・答え「to」】

空欄の直前「I was surprised」の後にはbyやatなどが考えられますが、空欄の後ろが「know」となっているので、toを入れて不定詞にします。

 

問3:選択問題

問3:本文の内容を読み取って、資料の空欄iとiiに入るものの組み合わせとして最も適当なものを選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。
 【・答え「ウ」】

*i

涼の6つ目の発言「thirty-six percent of the kitchen garbage」(36パーセントの生ごみ)の後に注目します。

「is food which was not used.」 と続くので、「36パーセントの生ごみは、未使用の食品」という意味になります。

*ii

ケイトの9つ目の発言「seventeen percent?」に対する涼の答えに注目します。

「They say that they buy too much food to eat.」(食べるには多すぎる量を買ってしまった)という意味になります。

 

よって答えは「ウ」になります。

問4:選択問題

問4:本文の内容と一致する英文として最も適当なものを選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。
 【・答え「イ」】

(ア)誤り。「涼は日本の有名なフルーツを食べたいが、それらを無駄にしたくないと思っている」→そのような記載はない。

(イ)正しい。「ケイトは、食べ物を量り売りで買うことは買いすぎを防ぐいい方法だと言っている」→10個目のケイトの発言より。

(ウ)誤り。「ケイトは涼に生ごみ問題についての最善策を尋ねた」→涼の最後から2番目の発言から、尋ねたのは涼であることがわかる。

(エ)誤り。「涼は空腹のときにケイトと買い物に行ってみようと言った」→ケイトの最後の発言から、空腹のときは買い物に行くべきでないと言っているので誤り。

【前期】大問3:長文読解(スピーチ)

問1:書き換え問題

問1:本文中の単語を文意から考えて、正しい形に書きかえる問題です。
【・答え「①…chose,②…heard」】

*①

chooseは「選択する」の原形です。ここでは高校1年生の里奈が中学生のときの文化祭の話をしているので過去形になおす。chooseの過去形はchose。単純にedをつけるわけではない特殊な変換なので注意。chooseの変化は、choose(原形)-chose(過去形)-chosen(過去分詞)です。

*②

下線部②の前後は「Have you ever ~?」となっているので、この文は現在完了形の疑問文、経験を尋ねる文です。現在完了形は「have + 過去分詞」なので下線部hearを過去分詞heardになおします。これも②と同様、特殊変化なので注意。hearの変化は、hear(原形)-heard(過去形)-heard(過去分詞)です。

 

問2:選択問題

問2:ある英文を本文中に入れるとすればどこが最も適当かを選択肢A~Dの中から選ぶ問題です。
【・答え「C」】

設問の「I decided to do them harder then before.」(私はそれをより厳しくしようと決めた)の中の「them」(それ)が直前の文中にあるはずです。Cの直前の文は「I changed my mind.」(私は考えを変えた)とあるので、themが指すのはmindとなり、Cが適当。

 

問3:選択問題

問3:本文中の下線部分が指す内容に当てはまらないものを選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「イ」】

本文10行目にミツバチの役割が書かれています。

1つ目は「to clean their home」(ウ:住みかを掃除する)、2つ目は「to get food from many flowers」(ア:花から食べものを手に入れること)、3つ目は「to put the food in their home」(エ:食べものを住みかに置くこと)、4つ目は「to take care of baby bees」(赤ちゃんミツバチの世話をすること)とあるので、イが適当。

 

問4:並べ替え問題

問4:本文中の[ ]内、ア~カを文意が通じるように正しく並べ替え、記号で答える問題です。
【・答え「エ→イ→ア→カ→オ→ウ」】

 選択肢の中には動詞になり得るものが、「had」「thought」「understand」の3つあります。「to」も入っているので、「have to」の形をつくり、toの後ろには原形がくるので「had to understand」となります。

 

問5:抜き出し問題・選択問題

問5:本文の内容を説明した英文中の2つの空欄のうち、空欄iには最も適当な2語を本文から抜き出し、空欄iiに入る表現として最も適当なものを選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「(i)…school festival (ii)…イ」】

 *(i)

この劇をしたのはschool festivalのときなので、「at」の後には「school festival」が入る。

*(ii)

下線部⑤の直前に「Many students and teachers who watched our play said to us,"Your play was great!"」(劇を観ていたたくさんの生徒と先生に「素晴らしい劇だった!」と言われた)とあるので、イ「people who watched the play said that it was great」(劇を観ていた人々が素晴らしいと言った)が正しい。

 

問6:英作文

問6:本文の内容に合うように、2つの質問文abに対する適当な答えをaは4語で、bは3語で書く問題です。
【・答え「(a)…(例)It was not exciting. (b)…(例)Yes, she did.」】

 *a

「里奈の初めての他の人とのせりふ練習はどうでしたか?」→How wasから始まる疑問文なのでIt wasで答えます。1段落目の最後の文から、「not exciting」を抜き出します。

*b

「里奈はミツバチについての本を読んだ後、クラスのみんなに役割について知ってほしいと思いましたか?」→Did Rinaから始まるので、Yes, she did.かNo, she didn`t.で答えます。3段落目の2番目の文「I wanted to know how my classmates~ 」とあるので、答えは「Yes, she did.」になります。

 

問7:並べ替え問題

問7:本文中の出来事についてのア~エ4つの文を時間の経過にそって古い順に並べ替える問題です。
【・答え「ア→ウ→エ→イ」】

(ア)1段落2文目「My class decided ~」

(イ)5段落1文目「I didn`t forget my ~」

(ウ)2段落4文目「I learned about ~」

(エ)4段落1文目「After that, I ~」

 

問8:選択問題

問8:本文の内容と一致する英文として適当なものを選択肢ア~エからすべて選ぶ問題です。
【・答え「イ,ウ」】

(ア)誤り。ミツバチは仲間と4つの役割を分担しているので誤り。

(イ)正しい。

(ウ)正しい。

(エ)誤り。5段落最後から3番目の文に「We couldn`t get the prize」とあるので誤り。

(オ)誤り。5段落6番目の文に「Another classmate helped other 」とあるので誤り。

 

問9:会話文(穴埋め・抜き出し・英作文)

問9:スピーチを聞いた後の会話文中の空欄iには選択肢ア~エの中から最も適当なものを、空欄iiには最も適当な部分をスピーチ中から2語で抜き出し、空欄iiiにはスピーチの内容にそって適当な英語を3語で書く問題です。
【・答え「(i)…エ (ii)…talked with (iii)…(例)help each other」】

*(i)

「After she read the book about the life of bees」(彼女がミツバチの生活についての本を読んだ後)とあるので、里奈が本から学んだ個とを選ぶ。アとイの「expensive」は本文の内容として誤り。ウとエについては「the」の後は名詞がくるのでimportantの名詞形「エ:importance」が正しい。

*(ii)

3段落の最後の文から、クラスメイトらが"Let`s get the prize together."と言ったのは「When I talked with ~」からtalked withだと読み取れる。

*(iii) 

6段落目の最後から2番目の文に「From ous school festival ~」とあるので、その直前の文に注目。

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【中期】大問1:長文読解(スピーチ)

問1:書き換え問題

問1:本文中の下線部①と③を、文意から考えて、正しい形に書きかえる問題です。

【・答え「①…saw ②…named」】

*①

文の動詞がwasで過去形なのでwhen以降も過去形になおす。

*②

名付けられたという形になおすのでnamedとなる。 

 

問2:並べ替え問題

問2:本文中の下線部②の[ ]内、ア~オを文意が通じるように正しく並べ替え、記号で答える問題です。
【・答え「ウ→オ→イ→エ→ア」】 

「to make many people happy and excited with」となる。

 

問3:選択問題

問3:本文中の空欄④に入る表現として最も適当なものを選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。
【・答え「エ」】

空欄④は「それは普通のアップルパイの作り方とは異なる方法でつくられたものだが…」となっていることに注目する。

(ア)「そのアップルパイは姉妹によって包まれた」

(イ)「そのアップルパイは姉妹によって買われた」

(ウ)「それを食べた人々はこの方法でつくらないでほしいと思った」

(エ)「それを食べた人々はとても気に入った」

 

問4:選択問題

問4:本文中の下線部⑤が指すものとして最も適当なものを、選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。

【・答え「ウ」】

下線部⑤の直前の文に注目する。

 

問5:選択問題・抜き出し問題

問5:本文の内容を説明した英文中の2つの空欄のうち、空欄aに入る表現として最も適当なものを選択肢ア~エの中から選び、空欄bに入る表現として最も適当な部分を本文中から2語で抜き出す問題です。

【・答え「(a)…ア (b)…feel cool」】

 

問6:選択問題

問6:本文の内容から考えて、<質問>に対する答えとして最も適当なものを選択肢ア~エから選ぶ問題です。

【・答え「イ」】

<質問>タルト・タタンを最初に作ったとき、タタン姉妹は何をしましたか?

3段落5行目に「Tarte Tatin was made by sisters by mistake.」とあるので、以降にタタン姉妹が初めてタルト・タタンを作ったときのことが書いてあります。次の文に直目すると、「イ」が正しいことがわかります。

 

問7:選択問題

問7:本文の内容と一致する英文として最も適当なものを選択肢ア~エから選ぶ問題です。

【・答え「エ」】

(ア)1段落3文目より、「Shun has never visited it」の部分が誤り。

(イ)4段落2文目より、「Shun doesn`t eat Tarte Tatin」の部分が誤り。

(ウ)5段落4文目より、Minazukiについて教えたのは俊の祖母。

(エ)正しい。

 

問8:選択問題・抜き出し問題

問8:スピーチを聞いた後の会話文中の、空欄iには選択肢ア~エの中から最も適当なものを、空欄iiには最も適当な部分をスピーチ中から5語で抜き出す問題です。

【・答え「(a)…イ (b)…an exciting and special experience」】

 *a

京子の2つ目の発言「According to ~」から、俊のスピーチが何についてのスピーチかを考えると

(ア)食べるといいもの、(イ)歴史や文化、(ウ)人々と暮らし、(エ)それを買う方法

一番近いものが「イ」であることがわかります。

*b

6段落最後から4番目から抜き出します。

【中期】大問2:長文読解(会話文)

問1:穴埋め問題

問1:本文中の空欄①に入る最も適当な1語を書く問題です。

【・答え「by」】

 空欄の後ろが「bus」(バス)となっているので「バスで行くことができる」という文になるよって「by」が正しいといえます。

 

問2:選択問題

問2:本文の内容から考えて、資料中の空欄iとiiiに入るものの組み合わせとして最も適当なものを選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。

【・答え「ウ」】

みなの3つ目の発言に「I think we can find sales at Maro Mall this week」とあるので、セールについてのページを見ることがわかる。よって、iには「週末イベント情報」が入る。また、みなの6つめの発言に「You need three hundred yen」とあるので、iiには300が入る。よって「ウ」が正しい。ほかにも本文には数字がいくつか出てくるので注意が必要です。

 

問3:選択問題

問3:本文中の空欄②に当てはまる表現として最も適当なものを、選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。

【・答え「ア」】

(ア)正しい。

(イ)誤り。セールの期間は12/9~12/15。「December twenty-first」(12/21)はコンサートがある日である。

(ウ)誤り。コンサートの日付はすでに確認している。

(エ)誤り。エリーの6つ目の発言「I think that websites are useful to check something we want to know.」(ウェブサイトは私たちの知りたいことをチェックするのに便利である)より。

 

問4:選択問題

問4:本文の内容と一致する英文として最も適当なものを、選択肢ア~エの中から選ぶ問題です。

【・答え「ア」】

(ア)正しい。

(イ)誤り。ショッピングモールを提案したのはみなの方であるので誤り。

(ウ)誤り。みなの3つ目の発言「I often go to a ~」から、Maro Mallにはよく言っていることがわかるので誤り。

(エ)誤り。エリーの2つ目の発言「I want to bring hot soup~」から、温かいスープを飲むのは学校であることがわかるので誤り。

 

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