






宮城県の2023年3月実施の令和5年度(2023年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。
平等権について、次の問1、問2の問いに答えなさい。
問1 平等権をはじめとした人権は、人々の長年の努力によって獲得されてきました。このことについて、次の(1)~(3)の問いに答えなさい。
(1) 18世紀に、すべての人間が平等であることなど、保障されるべき人権が記された独立宣言を発表した国を、次のア〜エから1つ選び,記号で答えなさい。
ア イギリス
イ フランス
ウ アメリカ
エ ドイツ
(2) 人権の保障を初めて国際的にうたい、人権の尊重を世界共通で達成すべき基準として、1948年に国際連合で採択されたものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 世界人権宣言
イ ポツダム宣言
ウ ベルサイユ条約
エ 権利章典
(3) 日本で、部落差別からの解放を目的に、1922年に結成された団体を、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 全国水平社
イ 立志社
ウ 国会期成同盟
エ 財閥
問2 夏美さんは、社会科の授業で平等権について学び、現代における女性の雇用について調べ、次のように資料Aとまとめを作成しました。これをみて、あとの(1)、(2)の問いに答えなさい。
まとめ
資料Aから、1985年と2019年の女性の年齢別就業率を比べると、すべての年齢層で、2019年の方が就業率が高くなっており、特に【 a 】や、55歳〜59歳と60歳〜64歳の年齢層で、就業率に大きな差が生まれていることがわかります。このような変化の背景には、1985年の【 b 】 や、1990年代の育児・介護休業法、男女共同参画社会基本法の制定などがあったと考えられます。
(1) まとめの文中の【 a 】にあてはまる、最も適切な年齢層の組み合わせを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 15歳〜19歳と20歳〜24歳
イ 25歳〜29歳と30歳〜34歳
ウ 35歳〜39歳と40歳〜44歳
エ 45歳〜49歳と50歳〜54歳
(2) まとめの文中の【 b 】にあてはまる、労働に関する募集や採用、配置などについて男女を平等に扱うことを定めた法律名を書きなさい。
問1
(1) ウ
1776年のアメリカ独立宣言をさしている。
(2) ア
世界大戦などで人権を害することをしてしまった反省からの宣言である。
(3) ア
日本初の人権宣言を行った団体である。
問2
(1) イ
資料Aで縦方向に離れているところを読み取る。
(2)男女雇用機会均等法
男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、男女共同参画社会基本法などによって女性の就業率は向上した。
優子さんは、社会科の授業で、「東南アジアの経済発展」について調べました。あとの1~4の問いに答えなさい。
【資料A】 ASEANについて
ASEANのうごき | 加盟国と加盟年 |
1967年 当時この地域で起きていた【 a 】を背景に、地域の平和と安全や、経済成長の促進を目的に設立された。 ↓ 1992年 地域内の経済的協力の強化に取り組むため、ASEAN自由貿易協定を結んだ。 ↓ 2015年地域内の経済協力などを、より発展させるため、ASEAN共同体が設立された。 | 1967年 インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ 1984年 ブルネイ、ダルサラーム 1995年 ベトナム 1997年 ラオス、ミャンマー 1999年カンボジア |
問1 優子さんは、路地図を作成して、東南アジア諸国の位置を調べました。東南アジア諸国について説明した文として、正しいものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア ベトナムの東部は、インド洋に面している。
イ タイは、中国と陸続きで国境を接している。
ウ マレーシアの領土は、東経150度と東経180度の間に広がっている。
エ インドネシアには、赤道が通っている。
問2 優子さんは、東南アジア諸国によって結成された。ASEAN(東南アジア諸国連合)について調べ、資料Aを作成しました。これをみて、あとの(1)、(2)の問いに答えなさい。
(1)【 a 】 にあてはまる語句として、最も適切なものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 第一次世界大戦
イ ベトナム戦争
ウ 朝鮮戦争
エ 太平洋戦争
(2) よく出る下線部について、優子さんは、ASEAN共同体について考察するため、ヨーロッパにおける取り組みと比較してみようと考えています。政治や経済などの面で国の枠組みをこえた協力を進めることを目的に、1993年にヨーロッパで発足した地域的枠組みを何というか、書きなさい。
問3 優子さんは、ASEAN主要国の、近年の輸出の状況を知るため、資料Bを作成しました。資料Bから読みとれることとして、誤っているものを、あとのア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア ベトナムは、2001年には上位3品目になかった機械類が、2019年には上位3品目にある。
イ 2019年の上位3品目に自動車があるのは、4か国のなかでタイだけである。
ウ マレーシアの機械類の輸出額は、2001年に比べ、2019年は少なくなっている。
エ インドネシアは、いずれの年も機械類と鉱産資源が上位3品目にある。
問4 優子さんは、ASEANのなかで、国の経済力の大きさを示す国内総生産が増加しているベトナムに着目し、資料C、Dを作成しました。ベトナムで国内総生産が増加している理由として考えられることを、資料C,Dを参考にして、簡潔に述べなさい。
問1 エ
ア:ベトナム東部に面しているのは南シナ海であるので不適。
イ:陸続きではないので不適。
ウ:マレーシアは東経 120 度より東に位置するので不適。
エ:インドネシアに北緯 0 度の緯線が通っているので適する。
問2
(1)イ
1960 年から1975 年にかけて行われたベトナム戦争が背景にある。
(2)ヨーロッパ連合
ヨーロッパ連合はヨーロッパ共同体を基礎として、1993年にマーストリヒト条約によって設立された。
問3 ウ
ア、イ、エは正しく、ウが誤りであることが表から明らかに分かる。
問4(解答例)ベトナムでは、経済成長のために優先する産業に対して、社会資本の整った工業団地を整備し、税金の免除などの優遇措置をとり、積極的に誘致することで、外国企業からの投資が増加し、経済活動が活発になったため。
資料Cの政策から資料Dの結果が現れ、それによって国内総生産が増加していると考えることができる。
真一さんは、社会科の授業で、「古代から近世における農村のようす」について調べ、次のような表を作成しました。これをみて、あとの問1~問5の問いに答えなさい。
– | 農村のようす | |||
古代 | 戸籍が作られ、その戸籍に登録された人々に【 ① 】という土地が与えられた。墾田永年私財法が出されると、貴族や有力な寺院が荘園を所有するようになった。 | |||
中世 | 鎌倉時代、第3代将軍源実朝が亡くなったあと、②多くの関東の御家人が西日本の地頭に任命され、幕府の支配が広がった。室町時代には、有力な農民が中心となり、【 ③ 】とよばれるまとまりが生まれ、村の自治のしくみがつくられていた。 | |||
近世 | ④豊臣秀吉の支配を経て、江戸時代の農村では、村方三役とよばれる有力な百姓が中心となり、土地をもつ本百姓たちが村の自治にあたっていたが、しだいに農村内では⑤農民の間の経済的格差が拡大していった。 |
問1 【 ① 】にあてはまる語句を書きなさい。
問2 下線部②の背景となったできごとについて述べた文として、もっとも適切なものを、次のア~エから一つ選び記号で答えなさい。
ア 坂上田村麻呂が蝦夷を攻め、朝延が東北地方の支配を広げた。
イ 後鳥羽上皇が幕府をたおすための兵を挙げ、承久の乱が起こった。
ウ 将軍足利義政のあとつぎ問題をきっかけに、応仁の乱が起こった。
エ 平将門が関東地方で,藤原純友が瀬戸内地方で反乱を起こした。
問3【 ③ 】 にあてはまる語句として、最も適切なものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 土倉
イ 五人組
ウ 惣
エ 町衆
問4 下線部④の人物の政策について説明した文として、最も適切なものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 江戸などの都市に働きに出ていた農民を農村に戻すとともに、ききんに備えて米を蓄えさせた。
イ 生活が苦しくなり、土地を売るなどした御家人を救うために、徳政令を出した。
ウ 民衆の意見を聞くための目安箱を設置したほか、裁判の基準となる公事御定書を定めた。
エ 土地で工作農民が検地帳に記録され、荘園領主のもっていた土地の権利が失われた。
問5 下線部⓹について、真一さんは、18世紀以降の江戸時代の農村は、豊かな農民がいる一方、小作人となる農民が増えるなど、農村内の経済的格差が拡大したことを知り、資料A、Bを作成しました。18世紀以降の江戸時代の農村において、小作人となる農民が増えた理由を、資料A、Bをもとにして、簡潔に述べなさい。
【資料A】18世紀ごろの農村について
〇 備中ぐわや千歯こきなど農具が改良されるとともに、農民が農具を購入するようになった。
〇 農民は、綿花や紅花などの商品作物を生産し、それを売ることで,貨を手に入れることができた。
〇 商品作物をつくるためには、干鰯(黒)や油かすなどの高価な肥料が必要であった。
問1 口分田
班田収授法によって人民に支給された土地である。
問2 イ
承久の乱は後鳥羽上皇が鎌倉幕府の執権北条義時に反発して起こった乱である。
問3 ウ
惣は農民が村ごとに作った自治組織である。
問4 エ
エは太閤検地といい、秀吉が天下統一のときに行ったものである。
問5(解答例)農具や肥料の購入で、農業に貨幣が必要になり、商品作物の生産などで必要 な貨幣を得られなかった農民が、土地を手放したから。
資料A、B から農業には支出がかかることが分かる。
哲平さんは、社会科の授業で「財政と私たちの生活」について調べ、資料を作成しました。これを読んで、あとの問1〜問4の問いに答えなさい。
【資料A】財政と私たちの生活
私たちが、暮らしやすい豊かな生活を送るため、政府や地方公共団体は,家計や企業から税金を集め、それを必要な政策にあてる、①財政とよばれる経済活動をしています。財政では、②税金などを財源として、社会保障の制度を整備したり、③公共サービスや社会資本を提供したりしています。公共サービスや社会資本は私たちの生活に不可欠ですが、④それらの維持や改善が課題となっています。
問1 下線部①について、日本国憲法で定められた、国の予算を議決する機関として、最も適切なものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 内閣
イ 最高裁判所
ウ 日本銀行
エ 国会
問2 下線部②について、国や地方公共団体の政策の財源となる、税金と、その納め方による分類の組み合わせとして、正しいものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 所得税-直接税
イ 消費税-直接税
ウ 法人税-間接税
エ 市町村民税一間接税
問3 下線部③について、公共サービスや社会資本である、道路や公共施設などの提供については、地方公共団体が大きな役割を果たしています。地方公共団体の財源のうち、教育費や道路の維持費など、特定の事業に対し、国から使い道が決められて支給されるものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 地方税
イ 国債費
ウ 地方交付税交付金
エ 国庫支出金
問4 下線部④について,次の(1)、(2)の問いに答えなさい。
(1) 地域の生活環境の改善や地方公共団体の政治について、条例の制定や廃止、議会の解散、監査などを、首長や選挙管理委員会、監査委員に求める、直接民主制の考え方にもとづいた権利を何というか書きなさい。
(2) 哲平さんは、社会資本の維持や改善について調べを進めるなかで、岐阜県の取り組みを知り、資料B〜Dを作成しました。この取り組みは、社会資本の維持や改善にどのような効果があったと考えられるか、資料B〜Dをもとにして、簡潔に述べなさい。
【資料B】岐阜県の取り組みについて
2009年からはじまった取り組みで、安全で快適な道路を維持するため、岐阜県が、応募してきた県民を、「社会基盤メンテナンスサポーター」として委嘱する。「社会基盤メンテナンスサポーター」は無償のボランティア活動を行う。
【資料C】社機器版メンテナスサポターについて
会基盤メンテナンスサポーターについて
社会基盤メンテナンスサポーターとして委嘱された県民は、危険箇所を早期に発見できるように、普段利用している道路を担当区域とする。担当区域の道路や側溝の損傷。落石、穴など、補修が必要な場所を県へ情報提供する。
問1 エ
国の予算は内閣が案を作成し、国会が議決する。
問2 ア
ア:所得税は直接納めるので正しい。
イ:消費税は店を通じて間接的に納められるので不適。
ウ:法人税は直接払うので不適。
エ:市町村民税は直接払うので不適。
問3 エ
国庫支出金は指定されたことに使うためのお金である。
問4
(1) 直接請求権
地方公共団体の住民が地方政治に直接参加できる権利である。
(2)(解答例)普段利用している道路の危険箇所を、早期に発見できるしくみが整ったことに加え、安全で快適な道路の維持に関わろうとする県民が増えたこと。
資料 B、C から社会基盤メンテナンスサポーターの制度が整い、資料 D からそのサポータ ーが増えたことが分かる。
絵理さんは、社会科の授業で、「中部地方の自然環境と人々の暮らし」について調べました。次の1〜3の問いに答えなさい。
問1 絵理さんは、中部地方の自然環境と産業とのかかわりを調べ、資料Aを作成しました。あとの(1)、(2)の問いに答えなさい。
中部地方は、①特色が異なる3つの地域に分けることができます。
〇 豪雪地帯を抱える北隆地域には、日本でも有数の米の産地となっている平野が広がっています。また、副業から発達した織物や添器などが伝統産業として受け継がれています。
〇 中央高地には、日本アルプスなどに囲まれた盆地が多くあり、高地の冷涼な気候などを生かした高原野菜の産地となっています。
〇 東海地域の台地や砂丘が多い半島では、用水路が整備され、野菜や花を栽培する園芸農業がさかんです。また、名古屋市を中心とした②中京工業地帯が形成されています。
(1) 下線部①について、絵理さんは、中部地方の気候を知るために、資料A中に示した新潟市、長野市、名古屋市の3つの市の気温と降水量を調べ、資料Bを作成しました。3つの市と、資料B中のグラフX〜Zの組み合わせとして、正しいものを、あとのア〜工から1つ選び、記号で答えなさい。
ア X‐新潟市 Y‐長野市 Z‐名古屋市
イ X‐新潟市 Y‐名古屋市 Z‐長野市
ウ X‐長野市 Y‐名古屋市 Z‐新潟市
エ X‐名古屋市 Y‐新潟市 Z‐長野市
(2) 下線部②について、この工業地帯について述べた文として、最も適切なものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 内座部にあり、高速道路などで生産物を大都市へ輸送することが可能な、食料加工品や印刷物などの比較的小型で軽量の製品を製造する工場が多くみられる。
イ 以前は、周辺地域での石炭の産出による鉄鋼業がさかんであったが、現在は環境技術を用いたリサイクル工場が建設されるなど環境保全に関する産業が発展している。
ウ かっては、豊富な地下水と綿花の生産地であることを生かした繊維工業がさかんであったが、現在は自動車の生産がさかんに行われている。
エ 多くの島々があるこの地域は、古くから海上交通が発達し、現在は、島を結ぶ高速道路が整備されており、臨海部に石油化学コンビナートや製鉄所がみられる。
問2 絵理さんは、中央高地の山脈に囲まれた盆地のようすについて調べ、資料Cを作成しました。あとの(1)、(2)の問いに答えなさい。
【資料C】 中央高地の山脈に囲まれた盆地のようす
中央高地は、日本アルプスである、木曽山脈・赤石山脈・【 a 】 に囲まれた盆地が多く、また、河川によってつくられた。砂や大きな石の混じった扇状地がみられます。扇状地は、地表面に水がたまりにくい地形のため水田には適さず、③長野県などの盆地では、第二次世界大戦前までくわの栽培がさかんでした。現在は、くわ畑であった場所の多くが、【 b 】 に変わっています。高速道路などの交通網が整備されたことで、大都市にも商品を短時間で出荷できるようになりました。
(1) 資料C中の【 a 】、【 b 】にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア a‐飛騨山脈 b‐果樹園
イ a‐飛騨山脈 b‐茶畑
ウ a‐日髙山脈 b‐茶畑
工 a‐日髙山脈 b‐果樹園
(2) 線部③について、長野県では、明治時代の産興栄政策により、製糸工場が設置されたことを背景として、くわ畑が広がりました。明治時代の日本のようすについて述べた文として、あてはまらないものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 徴兵令が出され、20歳以上の男子が兵役を義務づけられた。
イ 教育機関として、農村に寺子屋が増え、読み、書きなどが学ばれた。
ウ 日清戦争が起き、戦争の翌年に下関条約が結ばれた。
エ 北海道に開拓使が設置され、農地の開墾や道路の建設などが行われた。
問3 絵理さんは、山地の多い長野県に着目して、自然環境と人々の暮らしを調べたところ、長野県伊那市が行っている取り組みを知り、資料D、Eを作成しました。この伊那市の取り組みは、どのようなことを目的として行われていると考えられるか、資料D、Eを参考にして、簡潔に述べなさい。
【資料D】長野県伊那市の山間部について
〇 生活道路の標高の高低差が大きく、移動が大変である。
〇 都市部よりも配送にかかる費用が高いことに加え、配送の担い手が不足している。
〇 後継者不足や従業員の高齢化などのため、閉店する店舗もあり、商店数が減少を続けている。
〇 自家用車をもつ消費者は、山間部以外で買い物をするようになっている。
問1
(1) イ
新潟市は日本海側なので冬の降水量が多く、名古屋市は太平洋側なので冬の降水量が少なく、長野市は中央高地なので全体的に降水量が少ない。
(2) ウ
中京工業地帯は以前は繊維工業が盛んで、現在は自動車の生産が盛んである。
問2
(1) ア
日本アルプスは飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈で構成され、扇状地は地表に水がたまりにくいことから果樹園が適している。
(2) イ
寺子屋が増えたのは江戸時代である。
問3(解答例)商店と連携し、ドローンを活用した新たな配送の方法を取り入れることで、市内の流通の活性化を図り、山間部の住民が、買い物などで不便なく生活できるようになることを目指している。
資料Eの取り組みは資料Dの問題を解決するための取り組みである。
周平さんは、社会科の授業で、「日本の文化の発展」について調べ、資料を作成しました。これを読んで、あとの問1〜問4の問いに答えなさい。
【資料A】日本の文化の発展資料
日本は、古くから中国や朝鮮半島など、外国から伝わった文化を受け入れながら、①独自の文化を築いてきました。特に、②19世紀半ばから20世紀半ばは、技術革新にともなって日本の社会や文化が大きな変化を見せた時期でした。その後、第二次世界大戦での敗戦により、GHQの占領下におかれたことで、アメリカの文化が日本各地に広がりました。さらに、高度経済成長期には、自動車や電化製品の普及など、日本人の生活様式も変化しました。現在、③情報化や少子高齢化、グローバル化など、日本社会が大きく変化していますが、その中で、④伝統文化を守りながら、時代の変化に対応し、新しい文化を創造することが求められています。
問1 下線部①について、次の(1)、(2)の問いに答なさい。
(1) 平安時代、唐風の文化を基礎としながら、貴族を中心に日本の風土や文化に合わせた独自の文化が生まれました。この文化を何というか、書きなさい。
(2) 室町時代に生まれた文化には、現代まで引き継がれている文化があります。猿楽などの要素を取り入れながら室町時代に生まれた文化として、最も適切なものを、次のア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
ア 能
イ 歌舞伎
ウ 川柳
工 浮世絵
問2 下線部②について、この期間の日本と外国とのかかわりについて述べた次のア〜ウの文を、起こった年代の古い順に並べかえ、記号で答えなさい。
ア 日中戦争の長期化で、軍需品の生産が優先され、生活必需品は配給制になった。
イ 第一次世界大戦後、都市には西洋風の文化住宅が建てられるとともに、ラジオ放送がはじまった。
ウ 欧米諸国にならった近代化政策がとられるとともに、太陽暦が採用された。
問3 下線部③について、周平さんは、情報化の進展と文化の広がりについて調べ、資料Bを作成しました。資料B中の【 】にあてはまる語句として、最も適切なものを、あとのア〜エから1つ選び、記号で答えなさい。
【資料B】情報化の進展について
情報通信技術の発達は、インターネットや、ソーシャルメディアである【 】などに接する機会を増やし、私たちの暮らしを大きく変えました。また、インターネットの発達は、情報化をさらに進展させ、時間や場所に関係なく情報を発信することや、共有することができるなど、文化の広がりをより多様なものにしています。
ア WHO
イ SNS
ウ NGO
工 AI
問4 下線部④について、周平さんは、伝統文化について調べを進めるなかで、九州地方の伝統的なある祭りに関する取り組みを知り、資料C〜Eを作成しました。この取り組みのねらいとして考えられることを、資料C〜Eを参考にして、簡潔に述べなさい。
【資料C】伝統的なある祭りについて
この祭りは、380年にわたり続けられており、獅子の師りや、みこしなど、約1,700人が神社まで歩く行列が見所となっている。
【資料D】伝統的なある祭りに関する取り組み
◎ 祭りの開催期間中に、子ども用の祭り道具をもって、神社まで歩く、子どもが主役の行列を企画した。
◎ 地元の親子を対象に、実際に祭りで使用される道具に触れることができる体験教室を実施した。
【資料E】取り組みに参加した子どもの感想
〇 (子どもが主役の行列に参加して)「緊張したけれど、最後まで頑張ることができた。これからもうまくできるように練習したい。」
〇 (子どもが主役の行列に参加して)「正式な行列でも生き生きとした動きを披露したい。」
〇 (体験教室に参加して)「今日の体験教室で祭りに興味が湧いた。祭りに参加したい。
問1
(1) 国風文化
遣唐使が廃止されたことによって海外とのかかわりが少なくなり独自性を高めていった。
(2) ア
猿楽から能や狂言ができた。
問2 ウ→イ→ア
ア:日中戦争で配給がはじまったのは 1940年である。
イ:ラジオ放送が始まったのは1925年である。
ウ:日本で太陽暦が採用されたのは 1925年からである。
問3 イ
ソーシャルメディア=SNS である。
問4(解答例)子どもを主役とした行列や、親子を対象とした体験教室への参加を通して、 子どもに伝統的な祭りへの親しみをもってもらうとともに、地域で長く続く祭りを次の世 代へ引き継ごうとしている。
資料Cから伝統は長い年月を過ぎていることがわかり、資料Dの取り組みによって子ども たちが伝統に興味を持っていることが資料Eから読み取れる。
家庭教師のやる気アシストは、宮城県にお住まいの受験生のお子さんを毎年たくさん指導をさせていただき、合格に導いています。
高い合格率の秘訣は、指導経験豊富な先生の指導力に加え、1対1の指導でお子さん一人ひとりの状況に合わせた、お子さんだけのカリキュラムで勉強が進められるから!
家庭教師のやる気アシストは、お子さんの志望校合格まで全力でサポートさせて頂きます!
お子さんにとって「成果が出る勉強法」ってどんな勉強法だと思いますか?
お子さんそれぞれに、個性や性格、学力の差もあります。そんな十人十色のお子さん全員に合う勉強法ってなかなかないんです。
たからこそ、受験生の今だけでもお子さんだけの勉強法で受験を乗り越えてみませんか?
やる気アシストには、決まったカリキュラムはありません。お子さんの希望や学力、得意や不得意に合わせて、お子さんだけのカリキュラムで指導を行っていきます。また、勉強法もお子さんそれぞれに合う合わないがあります。無料体験授業では、お子さんの性格や生活スタイルを見せていただき、お子さんにとって効率的な成果の出る勉強のやり方をご提案させて頂きます。