







東京都の2026年3月実施の令和8年度(2026年度)入学者の公立高校入試問題の解説をしています。
受験勉強において、過去問を解くことはとても効果的な勉強法です。ぜひ、受験までに一度挑戦し、問題の傾向を掴んでおきましょう。合わせて、対策などをたてられるととても良いですね。
また、過去問で苦手な点が見つかった場合は、そこを中心に試験日当日までにしっかりと対策しておきましょう。
次の各文の ── を付けた漢字の読みがなを書け。
(1) 入念に準備をして学習発表会に臨む。
(2) 試合の終盤で均衡がついに破られた。
(3) 交通規則を遵守して自転車を運転する。
(4) 世界的な文学賞を受賞した作家に憧れる。
(5) 卒業式で答辞を述べる大役を謹んで受ける。
(1)のぞ(む)
(2)きんこう
(3)じゅんしゅ
(4)あこが(れる)
(5)つつし(んで)
次の各文の ── を付けたかたかなの部分に当たる漢字を楷書で書け。
(1) ジュクしたイチゴが店頭に並ぶ。
(2) 図書館でカリた本を昼休みに読む。
(3) 古代文明がサカえた理由を授業中に調べる。
(4) 迫力ある相撲を土俵近くの席でカンランする。
(5) 球技大会で優勝するためのセンリャクを立てる。
(1)熟
(2)借
(3)栄
(4)観覧
(5)戦略
次の文章を読んで、あとの各問に答えよ。






(1)父に急かされ、構図を決める間もなく、とにかく亀から描いていった。とあるが、この表現から読み取れる「僕」の様子として最も適切なのは、次のうちではどれか。
ア 早く帰るために「僕」に速やかに絵を完成させてほしいという父の意をくんで、構図を考える間も惜しんで亀から描き始めている様子。
イ 亀をモチーフにするべきだという父の意図は理解できないが、他に描くものも見つからないためにとりあえず亀を描き始めている様子。
ウ 写生に積極的な父の助言どおりにすることで、自分でモチーフを決めずに済むことを喜びながら早速亀を描き始めている様子。
エ 画材を準備する「僕」にもどかしさを感じている父から促され、亀の姿が見える間に慌てて亀から描き始めている様子。
(2)「チリッ、チリッ、チリッ。」また水滴が弾けた。とあるが、この表現について述べたものとして最も適切なのは、次のうちではどれか。
ア カワセミの鳴き声を符号でくくるとともに、再び水滴が弾ける音にたとえて描くことで、印象的に表現している。
イ 水滴が弾ける音を符号でくくって、カワセミが飛んでいく度に嘴からこぼれ落ちる水滴を、象徴的に表現している。
ウ カワセミの鳴き声を符号でくくって、水面を断続的に飛翔するカワセミと弾ける水滴の両方を、写実的に表現している。
エ 水滴が弾ける音を符号でくくるとともに、カワセミが水面を弾むように飛ぶ姿を反復して描くことで、躍動的に表現している。
(3)父は既にコバルトブルーの絵の具を持っていた。とあるが、この表現から読み取れる父の様子として最も適切なのは、次のうちではどれか。
ア すでに絵を描き始めている「僕」に申し訳なく思い、せめてカワセミを描くのにふさわしい色だけは素早く準備して手伝おうとする様子。
イ 都会の公園で立派なカワセミを見付けたことを周囲の人に自慢したいと思い、構図に悩む「僕」に代わって自らが描こうとする様子。
ウ 都会の公園で出会えた綺麗なカワセミを「僕」に描かせたいと強く思い、カワセミの色を表現するのに最適な絵の具を用意して構えている様子。
エ カワセミの色を表現するのに最適な絵の具を提示することで、亀の代わりにカワセミを描くべきだという考えに同意させようとする様子。
(4)それから水面ぎりぎりを飛ぶ小鳥の絵を描いた。とあるが、このときの「僕」の気持ちに最も近いのは、次のうちではどれか。
ア 一本の線をのばしながら「僕」に向かって飛んできたカワセミに愛着がわき、その姿を描き表して今日の思い出にしようとする気持ち。
イ 水面を滑るように飛ぶカワセミの姿を、記憶に残っている鮮やかな青色限りなく近い色で描いて父を喜ばせようとする気持ち。
ウ 納得できる絵が描けなければ一日が無駄になると主張する父の勢いに押され、上手に描けなかった池をカワセミで隠そうとする気持ち。
エ 父の気分を害さないように気を遣いながら、構図の邪魔にならないようにちょうど空いているスペースにカワセミを描こうとする気持ち。
(5)父も残念がってなどいなかった。とあるが、父が「残念がっていなかった」わけとして最も適切なのは、次のうちではどれか。
ア 親子で参加した写生大会で「僕」が描いた絵が審査員に理解されず、絵の描き方をうまく教えられなかった自分に対して腹を立ててたから。
イ 賞品である自転車を獲得するために参加したが、「僕」の絵は評価されず希望していた賞品が手に入らなかったことに不満があったから。
ウ 珍しい場面を緻密な構図で表現できていたにもかかわらず、入選しなかったことを「僕」が簡単に受け入れたことに不満があったから。
エ 極めて貴重な場面を思い切った構図で描いた「僕」の絵の良さが、審査員に理解されなかったことに対して腹を立ててたから。
父の直前のセリフ「ほら。ぐずぐずしていると、池に潜っちゃうぞ。」から亀が見える間に描かせたいと分かるのでエが正しいです。
まず、カワセミの鳴き声なので、選択肢はアかウに絞られます。
さらに『写実的』とは「現実や実物を主観(個人の感情や誇張)を交えず、ありのままに正確に描写・表現するさま」なので、今回の水滴が弾けるようなと比喩表現を用いている場面では適さないので、アが正しいです。
直後の父のセリフ「こんな都会で~もったいないじゃないか」から父のカワセミを描かせたいという強い気持ちが伝わります。
消去法で考えても、ア「「僕」に申し訳なく」イ「「僕」に変わって自ら描こうと」エ「亀の代わりにカワセミを」が不適だと分かります。
ア「カワセミに愛着がわき」ウは全体的に、エ「ちょうど空いているスペース」が不適です。
直後の父のセリフ「~大した審査員じゃないな」から、不満の矛先が審査員に向かっていることがわかるので、エが正解です。
次の文章を読んで、あとの各問に答えよ。






(1)合意ができなかったということも、一つの立派な対話の結果だったはずです。とあるが、筆者がこのように述べたのはなぜか。次のうちから最も適切なものを選べ。
ア 対話では、お互いの意見が完全に一致することよりも、納得できなくても妥協して協定を結ぶことの方が大切な結果だと言えるから。
イ 対話では、同じ主題について言葉を交わす中で、お互いができる限り分かり合い自分の考えを再検討していく過程が期待されるから。
ウ 対話では、はじめから合意のような目標地点を設定する必要はなく、単なる会話やおしゃべりでも十分行う意味があると言えるから。
エ 対話では、それぞれに論じるべき主題と考えているものがあり、合意ができなかったとしても自分の結論が得られればよいから。
(2)その場を照らし出す光のようなものが、真理と呼ばれてきたものなのでしょう。とあるが、筆者がこのように述べたのはなぜか。次のうちから最も適切なものを選べ。
ア 真理とは、皆が幻想だと思っているものだが、対話を続けることでたどり着く二人の思いが一つに重なる地点だから。
イ 真理とは、対話の可能性を信じていない者にも、理解という共通の結果をもたらすことができるものだから。
ウ 真理とは、対話において二人が目指す共通のものであり、一緒に考えていく場を作り出すことを可能とするものだから。
エ 真理とは、一つの共通の場があることによって成立するものであり、対話の中で見つけることができる具体的な成果だから。
この文章の構成における第十三段の役割を説明したものとして最も適切なのは、次のうちではどれか。
ア 第十二段で述べた内容を受けて、具体例を基に対話に向き合う態度を示すことで、論の展開を図っている。
イ 第十二段で述べた内容を受けて、それまでとは対照的な具体例を示すことで、論を分かりやすくしている。
ウ 第十二段で述べた内容を受けて、対話によって得られるものを詳しく説明することで、結論を導き出している。
エ 第十二段で述べた内容を受けて、私たちが対話を行う上での問題点を挙げることで、ここまでの論点を整理している。
(3)対話の成果は結論や合意や知識をもたらすというより、思い込みを壊して私たちを無にするという、破壊的なものです。とあるが、「思い込みを壊して私たちを無にする」とはどういうことか。次のうちから最も適切なものを選べ。
ア 私たちが「分からない」と思っていたことは自分たちの能力の不足によるのだと発見させ、必要なことを学ぶ契機となるということ。
イ 私たちが分かっていると思っていたことが普遍的な知識として存在していると理解させ、新たな哲学の基盤を与えるということ。
ウ 私たちがそれぞれ自立した個人であると気付かせることで、初めて真理を目指すきっかけを作り出すということ。
エ 私たちが主題について知っていると信じていることを言葉で説明できないと気付かせ、「知らない」と自覚させるということ。
国語の授業でこの文章を読んだ後、「対話による創造」というテーマで自分の意見を発表することになった。このときにあなたが話す言葉を具体的な体験や見聞も含めて二百字以内で書け。なお、書き出しや改行の際の空欄、・や「 」などもそれぞれ字数に数えよ。
第九段落「自分の立場を形作ったり再検討したりしてさらに主張していく」から、イが正解です。
第十一段落の将棋のルールのたとえ話が分かりやすいと思います。答えはウです。少し難しいですが、惑わされなければ一撃で選択肢が見える問題です。
傍線部直前「その主題について~破壊します。」を参照です。ソクラテスの「無知の知」ですね。オシャレな問題です。
次のAは、雅楽に関する対談の一部であり、Bは対談中で話題にしている世阿弥の考えについて書かれた文章の一部である。Cは、対談
中で引用された「風姿花伝」の原文であり、□内の文章はその現代語訳である。これらの文章を読んで、あとの各問に答えよ。






(1)河竹さんの発言のこの対談における役割の説明したものとして最も適切なものは、次のうちではどれか。
ア 東儀さんの説明が自分の考えとは異なっていたため、話題にしている内容についての考え方に相違があることを示そうとしている。
イ 自分の質問に対する説明を受け、質問のきっかけとなった東儀さんの発言について確認することで新たな説明を引き出そうとしている。
ウ 自分の質問に対する十分な答えが得られなかったことから、改めて同じ質問をすることで東儀さんから答えを聞き出そうとしている。
エ 東儀さんの詳しい説明から新たな論点を見つけ出し、説明とは異なる自分の意見を述べることで対談の内容を広げようとしている。
Bの中の ── を付けたア〜エの「と」のうち、他と意味・用法の異なるものを一つ選び、記号で答えよ。
A及びBのそれぞれで述べられた、序・破・急について説明したものとして最も適切なものは、次のうちではどれか。
ア Aでは能から生まれて雅楽に取り入れられた構成の考え方のことだと述べられ、Bではリズムによって、藝術作品を捉えるための要素だと述べられている。
イ Aでは雅楽の形式を説明する上で重要である構成の考え方のことだと述べられ、Bでは無限に反復する、リズムをもたない近代的な時間藝術だと述べられている。
ウ Aでは日本の芸能が発展していく中で誕生した構成の考え方のことだと述べられ、Bでは順序を変えても意味が成立する、有機的な時間藝術だと述べられている。
エ Aでは日本の芸能を考える上で基本となる構成の考え方のことだと述べられ、Bでは順序と相互の関係によって、藝術作品を成立させる要素だと述べられている。
(2)はたらきとあるが、Cの現代語訳において「はたらき」に相当する部分はどこか。次のうちから最も適切なものを選べ。
ア 演技内容
イ 選び
ウ 所作
エ 情趣
Cの中の ── を付けたア〜エのうち、現代仮名遣いで書いた場合と異なる書き表し方を含んでいるものを一つ選び、記号で答えよ。
河竹さんはインタビュアーだと想定すると、東儀さんの話をもっと引き出すための言葉なのでイが正解です。
アのみ「累加」算数の+のような意味で使われています。
ア「能から生まれて」、イ「リズムをもたない」、ウ「順序を変えても意味が成立する」が不適です。
「安くすべし」が「安らかに」だと分かると、「謡も所作も」が「音曲・はたらき」と対応していると分かります。
かなふ→かなう
となります。
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たからこそ、受験生の今だけでもお子さんだけの勉強法で受験を乗り越えてみませんか?
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