兄弟に発達障害がいるお子さんへの接し方

発達障害のお子さんがいる家庭では、どうしても子どもが中心の生活になります。

健常児であれば0歳から保育園に通わせることもできますし、その時間に働くこともできますし、一緒に出かけたり遊んだりコミュニケーションをとって会話を弾ませることもできます。

 

しかし、発達障害児であると保育園や幼稚園に通わせるのも一苦労で、仕事をすることもままならないでしょう。

出かけたりするのにも癇癪やパニックを考えると躊躇してしまう部分があると思います。

子どもが一人だけならまだ生活がぎりぎり回ると思うのですが、ここに健常児の兄弟がいると、兄弟を放置してしまいがちになります。

 

最近では兄弟に障害児がいることを「きょうだい児」「ヤングケアラー」などと言います。

あまりいい表現ではないのですが、そう思われないようにしていかなければなりません。

 

兄弟に発達障害がいるお子さんへの接し方、その時に発達障害のお子さんにはどうしていけばいいのかをお話していきます。 

きょうだい児と言われないような扱い方に

障害児の兄弟は周りから「将来はお兄ちゃん・お姉ちゃん(弟妹)のお世話をするんだね」と言われがちです。

親がそういうつもりでなくても、「家族の問題は家族で解決するものだから」という意識がある人ほどそういったことを言ってきます。

 

「親の介護するんでしょ?」という話に近いものがあります。

親として将来どうしていくべきか、子どもが小さいうちから考えていかなければなりません。

確かに兄弟の支援は必要な場面が出てきます。

例えば

学校の登下校で一緒に行ってもらったり、学校の連絡事項を代わりに聞いてもらったり、遊び相手になってもらったり、、、

しかし、それがいつまで続くのかを考える必要があります。

登下校で面倒を見てもらうのは何年生までか、世話を見てもらうのは何歳までか、障害のある方が高校を卒業したらどうするのか、早い段階で決めておかないと兄弟自身が将来像が見えずに苦しみます。

 

そして早い段階で決めたことを兄弟にしっかりと伝えましょう。

 

「お兄ちゃんも一人でできることを増やしていきたいから、お手伝いはあまり頑張らなくていいよ」と言ってあげるだけでも兄弟のプレッシャーは少なくなります。

そして、同時に障害児にも「自分でできることを増やそうね」と身の回りのことから自分でできるように教えていかなければなりません。 

障害児だからと特別扱いしない

障害があると色々とハンデが出てきます。

発語や発育の遅れがあるため、どうしてもそちらに意識がいきがちです。

 

着替えなどの身の回りのことが一人でできるようになるのにも時間がかかりますが、健常児は比較的早い年齢で身の回りのことができるようになってきます。

 

第一次反抗期、いわゆるイヤイヤ期が2歳辺りにくるのだが、「一人でやりたい」と思うことから自分で身の回りのことをやるようになっていく。

しかし、発達障害のお子さんはその傾向が薄いこともあり、自分でできるようになるまでに時間がかかる。

 そのため、兄弟のほうがいつの間にか一人でできるようになっていて、しっかり者に育つことがあります。

親としてはしっかり者に育ってくれるのはたいへんありがたいことだと思います。

 

しかし、それは「親に甘えたいけれど兄弟につきっきりだから甘えられない」ということにもなります。

障害があるからつきっきりになるのは仕方ない部分もありますが、兄弟のほうにもしっかり目を向けてあげましょう。

 

障害児の着替えに手を出すのであれば、兄弟には一緒に服を選んであげるなど、アプローチの仕方は違っても同じように接して親と過ごす時間を作ってあげましょう。

 

障害児に特別につきっきりになる時間が多くなってしまうのであれば、一日だけ兄弟と過ごす時間(いきたいところに連れて行く、おもちゃを買ってあげるなど)も作るのが大切です。

障害のあるないに関係なく平等に同じ時間を作ってあげてください。

いじめにならないような配慮をする

兄弟に障害児がいるといじめの対象になりかねません。

子どもなので障害について理解できず「お前の兄ちゃんなんで変な言葉喋ってるの?」「お前の弟と会話できないんだけど頭悪いの?ばか?」と心無いことを言ってくることがあります。

 

これは止めようにも止めることが難しいです。

しかし、兄弟に「お兄ちゃんのことで嫌なことを言われるかもしれないけれど、友達にどう話す?」と前もって聞いて確認することができます。

「苦手なことがあること、できることもあること、本人は頑張っていることをしっかり話せるようにしよう」と強く立ち向かう練習も必要です。

 

友達にからかわれるのはとても辛いと思います。しかし、友達と話せるのは親ではなく子ども自身です。

自分の言葉で兄弟の障害のことを話せるようにすることも、接し方の一つです。 

 発達障害児が兄弟にいると窮屈に感じることが多くあります。

それをできるだけ取り除いてあげるのも親の役目です。

 

兄弟がいると配慮することも多いですが、同じように平等に接してあげてください。

 

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