前回は、正の数・負の数について学びました。
今回は足し算と引き算のやり方を学んでいきます。本文中でも触れますが、数直線をイメージすると理解がしやすいです。
ただ、数が大きくなった時の為に他のやり方もご紹介していきますので参考にしてください。
次回の掛け算を読んでから再度読んでみると理解が深まると思います。
それでは早速やっていきましょう!
最初に言葉の説明から始めたいと思います。
タイトルにある「加法」。これは足し算のことです。また、足し算によって得られた答えのことを「和」と呼びます。
正の数と正の数の加法は今までやってきたものと変わらないので、ここでは負の数と負の数の加法をピックアップして解説していきます。
数直線で確認してみましょう。
-2は数直線で考えると2つ”戻る”と考えることができます。
現在「-2」に居るところから2つ戻ると「-4」のところに移動するので、答えは-4と分かります。
数が小さいときは、上のような数直線のイメージで問題ないと思いますが、数が増えてきた場合はどうでしょうか?
例えば-25+(-54)のような式があったとき、数直線を書いて54こ戻って・・・等はややこしいですよね。
そこで同符号の時は、符号をそのままにして数字のみ足し算すると覚えておくと対応できます。
今回の場合、符号は「-」でそのまま。数字の部分は25+54=79。よって答えは-79である。といった次第です。
次に異符号どうしの足し算について解説していきます。
今回も、数直線を使う方法とそれ以外の方法の2パターンから見ていきます。
負の数+正の数のケースを見てみましょう。
+2は数直線で考えると2つ”進む”と考えることができます。
現在「-5」に居るところから2つ進むと「-3」のところに移動するので、答えは-3と分かります。
次は、正の数+負の数のケースを見てみましょう。
-4は数直線で考えると4つ”戻る”と考えることができます。
現在「+3」に居るところから4つ戻ると「-1」のところに移動するので、答えは-1と分かります。
それでは数字が大きくなった時に対応できるように、他のやり方も学んでおきましょう。
異符号の時は、符号を絶対値の大きい数字の方に揃えて数字を引き算すると対応することができます。
加法なのに引き算!?と混乱するといけないので実際の問題で確認してみましょう。
以下の式を計算せよ。
(1)-45+32
(2)58+(-46)
(1)は負の数の方が絶対値が大きいので、符号は「-」にします。
そして数字部分は引き算をすればよいので45-32=13となるので
答えは-13になります。
(2)は正の数の方が絶対値が大きいので、符号は「+」にします。
そして数字部分は引き算をすればよいので58-46=12となるので
答えは+12になります。
それでは今回の肝となってくる引き算について学んでいきましょう。
少し複雑ですが、最初にお伝えした通り掛け算を学んでから見てみると凄く簡単に理解が出来るようになります。
まずは言葉の確認からやっていきます。
タイトルにある「減法」。これは引き算のことです。また、引き算によって得られた答えのことを「差」と呼びます。
①正の数と正の数
②正の数と負の数
③負の数と正の数
④負の数と負の数
のうち、①は今まで通りなので省略します。②~④を数直線の方法で解いていきたいと思います。
②のケースです。
引き算の時は”進む”と”戻る”が逆になります。
つまり、-2はこの時2つ”進む”と考えることができます。
現在「+3」に居るところから2つ進むと「+5」のところに移動するので、答えは+5と分かります。
③のケースです。
引き算の時は”進む”と”戻る”が逆になります。
つまり、+3はこの時3つ”戻る”と考えることができます。
現在「-2」に居るところから3つ戻ると「-5」のところに移動するので、答えは-5と分かります。
④のケースです。
引き算の時は”進む”と”戻る”が逆になります。
つまり、-4はこの時4つ”進む”と考えることができます。
現在「-1」に居るところから4つ進むと「+3」のところに移動するので、答えは+3と分かります。
コラム的な内容です。
詳しくは次回解説をしていきますが、正負の数の掛け算の性質として
同符号どうしは符号が「+」に、異符号どうしは符号が「-」になるという性質があります。
これを元に、②~④を見ていくと
②+3-(-2)=+3+2=+5
③-2-(+3)=-2-3=-5
④-1-(-4)=-1+4=+3
となります。えっ?っとなった方は次回の記事でしっかり解説していきます!!
最後までお読みいただきありがとうございました。
他にも様々なお役立ち情報をご紹介しているので、ぜひご参考にしてください。
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【定期テストについてのお役立ち情報】
小学校の算数では色々な数を扱ってきました。
0,2,5・・・のような整数、1.5,5.8のような小数、1/2,5/8のような分数。
ただ今まで学んだ数字は全て0よりも大きい数です。
中学校の数学になると、この「0よりも小さい数」を学んでいきます。
冬の天気予報でおなじみのあの符号が出てきます。
それでは早速見ていきましょう!
【定期テストについてのお役立ち情報】
前回は、正の数・負の数の加法と減法について学びました。
今回は掛け算と割り算のやり方を学んでいきます。この分野は入試問題でも必ずと言っていいほど出てきます。
それだけでなく、これからやっていく数学の一番の基礎にもなってきますのでしっかり理解していきましょう。
それでは早速やっていきましょう!
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