【地理】世界と日本の人口

前回までの日本地理からは少し離れます。

世界にもう一度目を向けてみましょう。世界には一体何人の人間が住んでいるでしょうか?
また、日本は何人くらいの人間が住んでいて、どんな問題が起きているのでしょうか?
今回詳しく見ていきたいと思います。

1.世界の人口

2020年時点で世界の人口はおよそ76億人です。途方もない数ですね。
人口の第一位は中国で約14億人、第二位はインドで約13億人、第三位はアメリカで約3億人と続いていきます。
現在もアジアやアフリカを中心に世界の人口は増え続けています。このように主に発展途上国で、医療の普及などにより死亡率が下がり、人口が急増する現象のことを「人口爆発」と呼びます。

男女別、年齢別の人口を表したグラフを人口ピラミッドと呼びます。中央の縦軸は年齢、横軸は人口を表していて、左右に男女に分けて棒グラフで表現しています。
人口ピラミッドを見ることで、その集団の人口の特徴が分かりやすくなるので早速見ていきましょう!

  • 富士山型
    経済的に発展途上の国のピラミッドがこの形になることが多いです。多産多死型で子供がたくさん産まれていますが、死亡率が高いので高齢者が少ないのが特徴です。
  • 釣り鐘型
    富士山型よりも少し生まれる子供の数が少なく、死亡率が低いため、人口の増減があまりありません。生産年齢人口(15歳以上65歳未満の人口)が多いのが特徴です。
  • つぼ型
    今の日本のように、経済が発展してからしばらくたった国で見られる形です。少産少死型で子供の人口が少なく、高齢者の人口が多いです。少子高齢化が問題になっていることが多いのが特徴です。

2.日本の人口

前章で少し触れましたが、日本では子供が減る少子化と、平均寿命が伸び高齢者の割合が増える高齢化が進んだ社会を少子高齢社会が問題になっています。
日本は世界第10位の約1億2千万人が暮らしていますが、そのほとんどが、東京・大阪・名古屋の三大都市圏に集中しています。

このように都市部で人口が限られた地域に集中する現象を過密化といい、ゴミ処理や渋滞の問題などの都市環境の問題を生むことがあります。
逆に地方で地域の人口が急速に減少する現象を過疎化といい、教育や医療、福祉などのサービスを維持することが難しくなってきた地域もあります。
※都市部で都心の人口が減り、郊外の人口が増える現象である「ドーナツ化現象」と混同することが多いので注意してください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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