みなさんは植物の葉っぱには小さな口がついているのを知っていますか?
実は、植物はこの小さな口から水蒸気を吐き出して生きているんです。
今回はみなさんと小さな植物の世界をのぞいていこうと思います。
今回取り上げる内容は主に
・植物の「葉」
・植物の「茎」
・植物の「根」 のつくりとはたらきについてです。それでは早速みていきましょう!
(植物に関する記事は他にも掲載しています。ぜひこちらからご覧ください)
葉をよく見てみると、たくさんのすじがあります。このすじを葉脈といいます。
Aのように網目状の葉脈を網状脈、Bのように真っ直ぐな葉脈を平行脈といいます。
これは葉の中身を拡大して横からみた断面図です。
色がついているのが葉の重要な器官です。
まずオレンジ色の輪は維管束といいます。維管束のなかにある青い部分が道管、赤い部分が師管と呼ばれるものです。道管は根から吸い上げた水を運び、師管は葉で作られた養分を運びます。
図の下の方にある、緑色の細胞は気孔といいます。これが冒頭で話した葉っぱにある口のことです。
気孔は葉の裏側にしかつかないので、この断面図は上が葉の表側であることが分かります。
植物が気孔から水蒸気を大気中に放出する現象を蒸散といいます。
気孔は孔辺細胞という細胞でできています。
気孔からは、水蒸気の他に、酸素と二酸化炭素も出入りします。
蒸散について、定期テストに出題されやすい実験があります。見てみましょう。
同じ大きさの葉を同じ枚数つけた植物の枝を3本用意します。そのうちのひとつは葉のない状態にします。
この3本の枝を同じ量の水が入った試験管に入れます。
(※試験管の水面に油を浮かせることで、水面からの蒸発を防止します。蒸散量を調べる実験なので、植物からの蒸発だけを知るためです。)
Aは葉の表にワセリンをぬり、Bは葉の裏にワセリンをぬります。Cは葉のついていた部分にワセリンをぬります。(ワセリンをぬることで気孔がふさがり蒸散が出来なくなります。)
A~Cを風通しの良い場所に試験管を数時間置いてそれぞれの蒸散量を調べます。
気孔は葉の裏側にたくさんついているので、裏側をワセリンでふさいだAの蒸散量は、Bに比べて少なくなります。
葉のついていないCはさらに蒸散量は少なくなりなす。
よって、蒸散量の結果はB>A>Cになります。
この図は、植物の茎を輪切りにして断面をのぞいたところを表しています。
緑色のところが道管、紫色のところが師管です。
前述したとおり、道管は水分を運び、師管は養分を運びます。
道管は内側にあって、水を運ぶので『内の水道管』と覚えると理解しやすいです。
植物によって、Aのように太い 主根 とそこから生える 側根 をもつものや、Bのようにひげ根 をもつものがあります。
また、根の先端付近には 根毛 という細かい毛がたくさん生えています。
根毛は根の表面積を大きくして、よりたくさんの水を吸収する役割を持っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は植物の葉・茎・根のつくりとはたらきについて紹介しました。
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