発達障害を持つお子さんの感情コントロールについて

感情のコントロールは健常者でも難しいときがあります。

犯罪などでも「イラッとしたからやった」「相手の発言が気に入らなかった」など、感情がコントロールできれば防げたのでは?という内容があります。
健常者でさえ感情のコントロールが難しいのですから、障害者も難しいです。

更に、発達障害だと対人関係のトラブルが多いので、ふとした相手の発言で相手に暴力をふるってしまったり自分自身を傷つけてしまったりなど、感情を抑えられればどうにかなったのではないかということがあります。

健常者にも難しい感情のコントロールを発達障害者だとどのように対処していくのかについてお話していきます。 

イライラ度を数値化する

人によってイライラの具合は違います。

「ちょっとイライラする」という一言でも・・・

あまり気にならないくらい・・・。

Aさん

つい手が出てしまうぐらい、我慢できない!

Bさん

と、人によって「ちょっと」の具合が違います。

そのため、AさんがBさんから「ちょっとイライラするんだよね」と言われても「あまり気にならないくらいか」と捉えてしまうと、認知のズレからトラブルに発展してしまいます。
また、発達障害児は「ちょっと」「まあまあ」などの抽象的な言葉を自分の中で理解するのが苦手なことが多いので、より一層トラブルに繋がります。

そこで、イライラを数値化することをしてみましょう。
度合いが1から10まであるなかでどのくらいなのかを教えてもらうことで、どのくらいのイライラ度なのかを知ることができます。
そのため、「今イライラ度が6くらい」と教えてもらうと「今少し興奮状態なのかな、落ち着かせるために好きなことをさせようかな」と対応することができます。 

数値化が難しければ、子どもの好きなもので例えてイライラの数値化を図ります。「どのくらい大きなプリン?」「マリオのブロックどのくらい壊したい?」など、具体的なもので数値化することができます。
数値化できればこちらも対応がしやすいので、子どもの発達や認知能力に合わせてイライラ度の数値化をしてみましょう!

ストレスの発散先を見つける

人や自分を傷つけない方法でイライラを発散する手段を身に着けましょう。

発達障害児はイライラを発散する方法が分からず、自分で溜め込み、ふとしたことがきっかけで爆発することがあります。
そのため、イライラを発散する手段を見つけて爆発しないようにしていきます。

例えば、紙に嫌なことを書き出して破り捨てる、パンチングマシーンを使う、好きなものを食べたりゲームをするなど、様々

紙に嫌なことを書き出すのはイライラすることを言語化しているので、最終的に冷静になることもできます。
そして破り捨てることで爽快感を得ることができます。
新聞のチラシの裏やいらないプリントなど紙とペンがあればできるので、たまに行うのにはいいでしょう。

パンチングマシーンもかなりストレス発散になります。
壁や物を殴ってしまうと傷ついて後が大変ですが、パンチングマシーンは殴ることが目的になっているので、問題ありません。
机の上に乗るくらいの大きさのものも売られているので、通販などで買うこともできます。

ストレス発散はものに当たるだけでなく、食やゲームなどに向けるのもいいです。毎日のようにイライラしたから食べて発散する・ゲームを長時間やるなどをすると生活リズムや健康などに支障が出るので、適度に行うようにしましょう。
色んなストレス発散の方法を組み合わせて、ストレスフリーで過ごせるようにしましょう。

イライラを言語化する

今まではイライラを上手に発散する方法をお話してきました。

もう少し上手になるためには、イライラしていることを言語化できるようになるといいです。
イライラしていることを言語化することで、文字で見て冷静になれることを目的としています。
最初は前述のようにとにかく紙に書きなぐって大まかに言語化します。

慣れてきたら「何が嫌なことなのか」「何が悪いのか」「どうしたいのか」など項目を設けて書いてみます。
これらの項目を書いた紙を用意して随時書けるようにしておきます。
書いた内容に怒ることはしないようにしましょう

イライラするきっかけは人それぞれなので、それを咎めてしまうと「これはいけないことなんだ」と自分の中に溜め込んでしまって、イライラを発散できず爆発することに繋がってしまいます。
書いた内容に対して「これにイラッとしたんだね」と受け止めるようにして、共感すると「自分のことをわかってもらえた」と安心し、感情も落ち着いてきます。 

感情のコントロールは本当に難しいです。健常者の大人でも難しいのですから、子どもで発達障害であればもっと難しいです。

しかし、訓練していくと徐々に感情をコントロールすることができ、他人や自分を傷つけることなく過ごすことができます。
時間はかかってしまいますが、ゆっくりと子どものペースに合わせてやっていきましょう。

発達障害をお持ちのお子さんは、お子さんによってそれぞれの特性がありますので、個別指導塾よりもマンツーマン指導で住み慣れたご自宅で勉強することができる家庭教師は学習効果が出やすい傾向にあります。
まずは、お気軽に体験授業をお試しいただき、アシストとの相性をご確認下さい!

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