子どもが学校に行きたくないと言い出したらどうしたらいい?

ある日、突然それまで普通に学校に通っていたお子さんから突然「学校に行きたくないから今日から休む」と言われたらどうしていいか分からなくなりますよね。でも実は、この言葉はお子さんからの「SOS」なんです。そのSOSを受け取った時に正しい対処をしないと引きこもりになってしまう可能性もあります。そこで今回は、「お子さんが学校へ行きたくないと言い出した時の正しい対処法」を段階ごとにご紹介します。

 

勇気を出して打ち明けてくれた事を褒める

子どもにとって学校へ行きたくないことを親に打ち明ける事は相当な勇気がいる行動です。

ついつい「なんでそんなこと言うの?!ぐだぐだ言わずに早く行きなさい!」と怒ってしまいがちですが、怒ってしまうと、「せっかく頑張って言ったのに…。」と心を閉ざしてしまいます。

ですので、まずは「そうなんだね。話してくれてありがとう。」と優しく言ってあげましょう。そうすることで、お子さんはあなたの優しさを感じることができ、理由を話しやすくなります。

 

理由を話してくれるまで待つ

学校に行きたくない理由として最も多いのが、「いじめにあっている』というケースです。

いじめは子どもにとってとても屈辱的で恥ずかしいことであり、親に心配をかける事でもあるので、話すのには時間がかかります。ですから、「理由は話したくなったらいつでも言ってね。直接話しにくい事なら、ラインでも大丈夫だから。」というように声をかけておいてあげましょう。そして、話してくれるまでしばらく待ちましょう。

 

理由を話してくれたら

理由を話してくれたら、理由によって対処方法が違うのでご紹介します。

 

友人関係の場合

友達との関係の場合は、些細な喧嘩である事が多いです。ですので、自分が友達と喧嘩してしまった際のエピソードと対処法を教えてあげると効果的ですよ!

 

恋愛関係の場合

失恋である事がほとんどで、この場合その人と学校で会わなければならないという場合が考えられます。そのような相談の場合は「いきなりよそよそしくするのは辛いと思うから、まずはあいさつから声をかけてみると良いよ。最初は気まずいかもしれないけど、友達には戻れるはずだよ!」というように具体的にアドバイスする良いでしょう。

 

いじめの場合

いじめは解決するのに時間もかかりますし、慎重に対応しないと、悪化させてしまいます。ですので、「学校との連携」が重要になります。スクールカウンセラーがいる場合は、まずスクールカウンセラーに相談してアドバイスをもらうと良いでしょう。いない場合は保健室の先生に相談してそこから対応してもらうようにすると良いでしょう。※いきなり担任に相談すると悪化させてしまう可能性がありますので注意しましょう。また、相談して良いか必ずお子さんに確認しましょう。

 

いかがでしたでしょうか?学校へ行きたくないという相談を受けたら、お子さんがどういう気持ちで相談しているか」を考えて、お子さんの立場になって解決してあげることが大切です。お子さんはあなたの助けを待っていますよ!