不登校初期の苦しい状況を経て、落ち着いて家に居られるようになると、学校に行かず好きなことをして過ごしているだけで、葛藤なくダラダラとすごしているように見えます。
特に苦しんでいるようには見えないし、このままでいいと思っているのか、一体何を考えているのだろう、もしかしてずる休みなのでは・・・と、疑いたくなることもあると思います。
不登校の分かりにくさは、子どもの心の中でどんなことが起きているのか、子どもから見えている世界はどんな世界なのか、といったことが想像しにくいことです。
一言で不登校といっても、年齢や性格特性などによって様相は異なります。
低学年くらいであれば、学校が不安になった時に「ママがいい」という気持ちから母子分離しにくくなるということがありますし、高学年くらいになれば周囲と比べて運動や勉強等の劣等感を強く感じることもあるでしょう。
周りが急に心身共に変化しておいていかれる感じがしたり、体の変化にとまどったり、人からどう見られるか、友達にどう思われるかと人との関係に悩んだり…。
小学生の頃から、無邪気な同級生の中で「人間ってなんだろう、生きるってどういうこと?もしかして大変なのか…」とその長い人生に圧倒されて立ち止まる子どももいます。
中高生になるとそれに加えて将来のことについて深く考えたり、生きていくことについて悩んだり…様々なことが重なることも少なくありません。
不登校の子どもは怠けているように見えることがあり、叱咤激励したくなるものですが、本当に怠けているだけであれば、学校の話をしても自分には関係ない話として適当に聞き流せるでしょう。
学校や勉強の話に不機嫌になったり、落ち込んだりという姿を見せるのは、それをとても気にしているという証拠だと言えます。
登校しない日々が重なるにつれ、家族や先生、友達から、実際言われている訳ではなくてもダメな人間だと思われているのではないかと感じています。
そのため益々、自分自身を追い詰めていくということは少なくありません。
様々な事情があり、休むことでさらにそれが何か別の悩みを増やしていき、子どもがその子らしく居られなくなっている状況だと思われます。
寝てばかりいてだらしない、ゲームやYoutubeばかり・・・こんな姿を見ていると、そこまで深刻には思えないかもしれません。
でもそれはやりたくてやっている訳ではなく、つらい気持ちを忘れたいのです。
不登校は原因が特定できないことが多いですが、その多くは「自分が自分のままで居られなくなっている状態」だと考えられます。
このように自分は自分でいい、と心の世界での適応が難しいと、学校という現実社会での適応もひずみが生じます。
様々な理由が重なって、これ以上がんばると自分が壊れてしまう、と心の安全装置システムが作動した状態だったり、「学校に行かない」ということが、自分の命を守るための最後の選択だったりと深刻な状態ということもあります。
また全てに無気力という状態で不登校になっていたり、逆に意欲が空回りし疲れ果てていたり、不登校の背景に病気の可能性があったりすることもあります。
子どものこころは分かりにくく、理解しようと努力してもこころのどこかで理解しきれないことも多いものです。
「サボっているだけではないのだろう」「もしかしたらがんばりすぎて心の安全装置システムが作動してストップをかけたのかもしれない」「自分がありのままの自分でいいと思えなくなっているのかもしれない」などと考えることが、不登校の子どもの見えている世界に近づくことになります。
ただあいまいな理解くらいでは足りない、分かったようなことを言うな、と、むしろそういう親の姿勢に嫌悪感を示す子どももいますので、声かけは配慮が必要です。
「学校に行きたくない」ということをやっとの思いで言い、苦しい思いで休んでいるという子どもも多くいます。
そのような自分の全てをかけてとった行動や精一杯ふりしぼった言葉が、大したことではないと捉えられたり、無視されたりするとき、悲しさや寂しさ、怒りや情けなさなどを感じます。
何を言っても誰にも分かってもらえるわけではないという悲しい諦めが、これからの長い人生を歩んでいく希望を失わせてしまいかねません。話をしたくなくなる、腹が立つ、諦め閉じこもる、頭が痛くなる、生きる意味を考え始める…ということもあります。
どんな子どもも「分かってもらいたい」という気持ちは必ず根底にあるものです。親としては心配になりますが、あれこれと思いを巡らせながら、焦らずゆっくり子どもが心を開き、子どもが見えている世界を教えてくれるのを待ちましょう。
不登校の苦しみは、様々な理由が絡み合って自分でもよく分からない状態である上に、登校しない日々が続くにつれてさらに「ダメな自分」を感じ、自分自身を追い詰めていくということです。
居場所がないと感じると、部屋に閉じこもる子どもが多いですが、閉じこもることにより自分自身を保とうとしているとも言えます。
子どもの見えている世界を理解してもらえると、子どもは安心して家に居られます。
そのことが何よりも心のエネルギーになり、また動き出す力につながるのです。
やる気アシストでは学校へ行くことができていないお子さんを多数任せていただいています。
不登校のお子さんは一人でいる時間がほかのお子さんよりも圧倒的に長くなり、必然的に孤独感を感じやすくなります。
また、お子さんが学校にいけないことで、勉強への不安やストレスを感じることもあるかと思います。高学年になってくると「勉強しなければ」という気持ちが強く、焦りや不安が募ってくるお子さんもいらっしゃいます。
アシストでは、このようなお子さんに寄り添い共感することでお子さんの孤独を回避しながら、お子さん1人ひとりにあった方法で少しずつ生活に勉強を取り入れていくところからスタートしていきます。
お子さんの勉強の習熟度に合わせたカリキュラムで「わかる」を引き出し自信や自己肯定感を高めていけるよう指導を行っていきます。勉強の習慣付けではお子さんの自主性を引き出すためにも、決して指示や過度なアドバイスはしません。
「できるところ」「得意なところ」から伸ばしていく指導で、達成感・充実感を感じてもらいながらお子さんが前に進めるようにそっとサポートをしていきます。
また、家庭教師の勉強法は、学校の授業のようにみんなが同じ内容を学習するというような指導ではなく、お子さんの様子を見ながら、分からない所・苦手・テストに出る箇所などお子さんにとって強化すべきポイントを集中学習することができるので、学校や塾に比べ、効率的に学習を進めていくことが可能です!
不登校の間、学校の勉強を両親が付きっ切りで見てあげたり、お子さんを面と向かって褒めるということはなかなか難しいというご家庭も多いです。家庭教師が間に入り、力になれることがあるかもしれません。不登校でお困りの方はまずはお気軽にご相談ください!
『家庭教師ってどんな感じ?』『体験だけでもいいの?』『今の勉強方法と比べてみたい』そんな気持ちを持っている保護者さまほど、お役に立てる自信がありますのでお気軽にご相談ください。
私たちやる気アシストは、勉強で悩んでいるお子さんや保護者さまにとって、『無料の体験授業』がこれから大切な一歩を踏み出すキッカケ になれば嬉しいです。
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