






ここからは世界各国の地理を学んでいきます。
まず手始めに日本のあるアジア州を見ていきましょう。
アジア州はユーラシア大陸に属します、各地域によって特色や文化も変わってきます。
世界で一番人口が多い中国があるのもアジア州です。(2位のインドもアジア州です)
それでは早速見ていきましょう。
アジア州は大きく6つの地域に分かれてきます。
①東アジア(日本・中国・韓国・北朝鮮・モンゴル・台湾)
②東南アジア(インドネシア・フィリピン・ベトナムなど)
③北アジア(ロシア、カザフスタンの一部、モンゴルの一部)
④南アジア(インド、パキスタン、バングラデシュ、イランなど)
⑤中央アジア(カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスなど)
⑥西アジア(サウジアラビア、イラク、トルコなど)
また、押さえておいた方がいい地形は以下になります。
①ヒマラヤ山脈(世界最大のエベレスト山がある)
②チベット高原
③黄河
④長江(世界第3位の長さ)
⑤メコン川
⑥ガンジス川
⑦インダス川
⑧アラビア半島
⑨インドシナ半島
⑩マレー半島
東アジアの国々の多くは、太平洋戦争後の戦後復興によって経済発展を遂げました。
特に1960~70年代には「アジアNIES」と呼ばれる新興工業経済地域の韓国・台湾・香港・シンガポールが発展しました。
東アジアの主要な国の一つに中国(中華人民共和国)があります。
成立:1949年
政治体制:中国共産党による社会主義(社会の平等や公正を目指す考え方)、近年では経済には資本主義(個人の財産や商売など 自由な経済活動を認める考え方)を取り入れています。
人口:約14億人(世界1位)→過剰(かじょう)な人口の増加を防ぐために二人目以降の出産にきびしい罰則をあたえる「一人っ子政策」が実施されていました。
民族:人口の9割の漢民族とその他の少数民族による多民族国家
首都:北京(ペキン)
中国は農業生産額が世界第一位の農業大国であり、米や小麦などの穀物栽培が特に盛んです。
地域の気候に応じた農業が取り入れられている。
1970年代までは政府が計画経済を指導していたが、軌道に乗らず、1980年代以降になって、外国の企業や技術を受け入れるためにシェンチェンやアモイに経済特区を設置しました。結果として諸外国は中国の安くて豊富な労働力の確保ができ、「世界の工場」として成長を遂げました。
2000年代になると、IT企業が急成長を遂げ、アリババやテンセントなど世界有数の企業が設立されました。
一方、発展を遂げた沿岸部の都市と、内陸部の農村の格差が拡大し始めました。そのために2000年から「西部大開発」と銘打った方策により、内陸部の開発に力を入れています。
また、環境対策の遅れから、大気や河川、土壌の汚染が深刻化しています。
東南アジアは19世紀までヨーロッパの植民地になっていました。第二次世界大戦後にたくさんの国々が独立を果たしました。
1967年にインドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイの5か国により東南アジア諸国連合(ASEAN)が成立しました。その後、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジアも加盟し約6億5千万人以上の人口となっています。
東南アジアはほとんどの国は熱帯に属し、高温多雨の気候となっています。メコン川やチャオプラヤ川流域などで米の二期作が盛んです。タイやベトナムは世界有数の米の輸出国です。
また、植民地時代に作られていた大規模農園(プランテーション)では天然ゴムやバナナ、アブラヤシを主に輸出用に栽培しています。
タイやフィリピン、ベトナムの安い労働力を求めて日本や欧米の企業が進出しています。
南アジアは18世紀からイギリスの植民地となっていました。第二次世界大戦後独立を果たしました。
主要な国としてインド、パキスタン、バングラデシュ、スリランカなどがあります。宗教に注目してみましょう。
インドでは1990年代から外国の企業が進出してICTへの投資が進んでいきました。バンガロールなどに欧米のIT企業の拠点がたくさんあります。
また、人口の増加も著しく、世界第二位の人口を誇ります。
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砂漠が多く、他のアジアの地域に比べて人口が少ないです。
サウジアラビア、アラブ首長国連邦、イランなどが有名で、石油の輸出国となっています。多くの国が石油輸出国機構(OPEC)に加盟し、価格や生産量を調整しています。
1991年のソビエト連邦崩壊後に独立した国が多いです。
石油や天然ガスといった天然資源だけでなく、レアメタルなどの鉱山資源にも恵まれています。