【英語】will と be going toの違い

日本語には、

「テニスをする」「テニスをしている」「テニスをした」「テニスをするつもりだ(予定がある)」

といった言い方をすることがあると思いますが、英語にもあります。

 

その中でも、「テニスをするつもりだ(予定がある)」という未来の事(予定・予想)について、今回は解説していこうと思います。

定期テストでも「~の予定である」や「~のつもりだ」といった文についてよく分からないと思った方は是非読んでみて下さいね!

未来の予定や予想ついて表現する「未来形」とは?

未来形とは、名前の通り、現在よりも先のことについて話す際に使う文型のことです。

現在のことについては動詞の原形やsを付けた形などに、過去のことについては動詞にedを付けた形などにすることで表現してきました。

 

未来形の場合は、動詞は原型で、動詞の前に”be going to”や”will”を付けることで表します。

未来形を用いることで、ページの初めに示したような「〇〇はテニスをするつもりだ」という分を表現することが出来ます!

「する予定である」は”be going to”で表す!

未来の話の中でも、「(準備はしていないけど)しようとしている事」などを言いたいときに使うのが、

“be going to”

です。これを現在形の文の主語と動詞の間に挟むことで、未来形の表現となります。

beの部分はbe動詞なので、Iが主語ならam、He やSheが主語ならis、といった形で変わります。

 

それでは例文を見ていきましょう。

“be going to”を用いた例文

例. I am going to visit guam this summer.

私は今年の夏にグアムへ訪れる予定だ。

 

この文を現在形にすると、 I visit guam this summer. 私は今年の夏にグアムを訪れる。 となります。

 

現在形でも、「今年の夏(未来)にグアム行くんだー」ということは伝わるな…と思いますよね。

 

でも、この二つの意味は違います。

現在形で表現されている方は、確定された事項として「グアムに行く」事を捉えていますが、 ”be going to”では、 「グアムに行こうと思っているんだけど、それについて具体的に決まっていない、まだ確定していない」 というニュアンスが含まれています。

 

なので、あくまで「予定」なのです。(もちろん、その予定を実行する前提はあります。)

 

ここがbe going toの重要な点なので、しっかり抑えておきましょう! 例.She is going to be a professor. 彼女は教授になるつもりだ。 これを現在形にすると、 She is a professor. 彼女は教授だ。 となってしまい、これは意味が全然違ってしまいます。

 

最初の例文と同様に、 「教授になりたいと思っているんだけど、それについて具体的に決まっていない、まだ確定していない」 という意味で”be going to”を用いています。 このように、”be going to be ~”によって未来の目指している姿などを表現することが出来ます。

 

例. When is he going to finish his homework?

彼はいつ宿題を終わらせるつもりなんだろう?

 

これを現在形にすると、 When does he finish his homework? 彼はいつ宿題を終わらせるの? となります。

 

現在形の方は、具体的に「いつ終わらせる日時が知りたい」という意味が入ってきます。 一方で、”be going to”で表現している方は、「彼はいつ終わるんだろう…」という感じで、直近に終わるイメージはなく、具体的なイメージというよりは、「大体いつぐらいかな…?」というニュアンスになります。

 

コレはwillを用いて、 When will he finish his homework? という言い方も出来て、こちらはもう少し先の未来に終わるというニュアンスを持たせることが出来ます。

「するだろう」は”will”で表す!

“be going to”と同様に”will”も使われることがあります。

 

こちらの場合、意志(するという気持ち)の部分が強くなります。なので、する事を確定していなくても、「~するだろう」と表現することが出来るのが”will”です。

 

また、他人の場合は、「~するだろうな…」という推測のようなイメージを持たせて未来を表現します。

“will”も”be going to”と同様に主語と動詞の間に挟み込む形で用います。

 

さて、”will”の用法を例文で確認していきましょう。

“will”を用いた例文

主格の関係代名詞は基本的にthatで置き換えることができます。

 

例えば、ひとつ上の文の、 I bought a book which is written in English. は、thatを用いることで、 I bought a book that is written in English. とすることができます。

 

例. He will graduate from North Boston High School. 彼は北ボストン高校を卒業するだろう。 この場合、「卒業するだろう」という推測をしていることを”will”によって表現できます。

 

(ちなみに、He graduates from ~という現在形での表現は一般的ではありません。) 例. I will go home within an hour. 私は一時間以内に家に帰ります。 この場合、「私は一時間以内に帰る!」という意志を含んだ言い方です。

 

これが仮に、 I am going to go home … となると、willに含まれていた意志の部分は薄れて、「帰るつもりだよー」という確認のニュアンスが強くなります。 例. It will be fine tomorrow. 明日は晴れそうだ。

 

willは人以外にも用いることが出来ます(be going toも用いられます)。明日は晴れそうだ、という未来の推測を伝えるものとして、この場合willを用います。

 

thatを用いる際の注意点ですが、thatの前に”,”はつけないという原則があります。

 

I bought a book, that is written in English. というのはダメだということです。 この”,”があるかないかで意味が少し変わってくるので、これが必要な文に対しては、whoまたはwhichを用いるようにします。

最後に

今回”be going to”と”will”の解説をしましたが、これらは混在して使われることがあります(あまりbe going toは使われない気がします)。そして、ネイティブだとまた両者のニュアンスの考え方が違うかもしれません。

 

この辺りは、様々な文を読んでいくことで、どこでどちらが使われているのか、はたまた別の方法で表しているのか、など段々と分かってくる部分があると思うので、単語のニュアンスを考えながら英語に取り組むようにしてみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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