今回、前編・後編に分けて解説するのは「全体主義から第二次世界大戦へ」についてです。
歴史的にも大きな出来事で、社会の勉強では欠かすことのできないお話です。
そして、日本国民として正しい知識を持つべき時代のお話です。
前編では、「世界恐慌」「全体主義」から「日中戦争」への時代の流れについて解説していきます。
大きな時代の変化です!
そして歴史上最大の戦争、「第二次世界大戦」へとつながっていく重要な場面です。
この記事を読んだ後、後編である第二次世界大戦についての記事をご覧いただくと、理解が深まりますよ!
この単元は重要度が高く、テスト頻出範囲です!
また、一般教養としてもしっかり理解しておきましょう!
世界的にとても大きなショックを与えた出来事が起こります。
世界恐慌です。
世界恐慌
1929年10月 アメリカの株式市場が暴落
→第一次世界大戦後に成長していたアメリカ経済・金融市場が急速な不景気へ
→アメリカ経済へ依存していた世界各国へも広がる
これに対する各国の対応も見ていきましょう。
イギリス・フランスのブロック経済
自由貿易主義をやめて、輸入への関税を高く設定することで、
輸入を減らし、自国と植民地での経済活性化を図る
ソ連の計画経済
製品の生産から流通などの経済の流れを、資本主義市場の仕組みに任せるのではなく、国の計画により運営する仕組み
アメリカのニューディール政策
大規模な公共事業による失業対策・労働者の地位向上
→経済の立て直しを図る
32代大統領 フランクリン・ルーズベルトにより進められた
では、世界恐慌の結果どのような国際情勢になったのかを見ていきましょう。
世界恐慌の結果、国は2つのタイプに二分されました。
そのような格差の状態になり、ある考え方が生まれます。
それが全体主義です。
イタリアのファシズム
ドイツのナチズム
「満州事変」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
今回はそのお話です。日本が大きく関係するので、注意してみていきましょう!
満州事変
蒋介石を指導者とした中華民国政府が国の回復運動を進める
VS
中国東北部(満州)で日本の関東軍と対立
ここから日本の軍部の台頭が本格化していきます。
その時代の流れも見ていきましょう!
【軍部の台頭】
1935年5月15日 五・一五事件
大陸進出に反対だった犬養毅首相が、海軍青年将校により暗殺
→軍人による内閣ができ、政党政治が終わる
1936年2月26日 二・二六事件
陸軍の青年将校ら約1400人が政治家や官庁などをおそう
→クーデターは失敗、反乱軍として鎮圧される
→軍国主義の広まり、治安維持法による取り締まり
1937年 日独伊防共協定
英米などの民主主義国家との対立
このように日本の軍国主義はどんどん強まり、他国との関係性も変化していきます。
では、軍国主義が強まった日本はどうなっていくのでしょうか?
そうです。戦争がはじまります。
そして戦争がはじまります。
日中戦争
首都南京で、日本が多数の民間人を殺害(南京事件)
中国軍は重慶に移り、英米の支援を受けて戦争は長期化
もちろん、日本国民も無関係ではありません。
戦争に勝つため、あらゆる人やものが動員されていきます。
【戦時体制の強化】
1938年 国家総動員法
政府が議会の承認なしに、戦争のための物資や人員を動員
例:食料の配給、勤労動員、学徒出陣
1940年 大政翼賛会の結成
一国一党体制を目指して組織された政治組織
→政党政治や民主主義は機能しなくなる
国民にとっては我慢を強いられる苦しい生活が続きます。
以上が、全体主義から日中戦争への流れです。
そして、ヨーロッパで始まる「第二次世界大戦」へとつながっていきます。
この話はこちらの記事でしたいと思います。合わせてご覧ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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今回は、「大正デモクラシーと社会運動」について解説していきます。
民主主義の重要性が説かれる時代です。
政治に対しても民衆が興味を持つようになり、文化も変化していきます。
とても興味深い時代ですよね!
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今回も引き続き、「全体主義から第二次世界大戦へ」について解説します。
前編・後編に分けてご紹介しておりますが、
後編は、「第二次世界大戦から終戦」についてです。
太平洋戦争やポツダム宣言など、テスト頻出範囲です!
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