【国語】故事成語~矛盾~

前回は漢文について学びました。今回は前回学んだ内容を元に矛盾を題材にして漢文に触れていきたいと思います。

今回のターゲットの「矛盾」のようなものを総称して故事成語と呼びます。本文の解説の前に故事成語とは何かを見ていきましょう!

1.故事成語とは

故事成語」とは、中国の古典に記された内容が元になってできた教訓の言葉です。前々回学んだイソップ物語に似ていますね。
「故事」は昔あった事柄という意味で、「成語」は古くから慣用的に用いられる言葉という意味です。

早速幾つか有名な故事成語の読み方と意味を見ていきましょう。

  • 推敲(すいこう)
    文章・詩をもっとよくするために、何度も手直しをすること。
  • 蛇足(だそく)
    無駄な行動、余計な物。
  • 五十歩百歩(ごじゅっぽひゃっぽ)
    似たり寄ったりであること。
  • 矛盾(むじゅん)
    物事が食い違っていて、つじつまが合わないこと。

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2.矛盾

ここからは矛盾本文の解説に入っていきます。書き下し文と現代語訳を一緒に載せますので参考にしてください。

ちなみに白文は以下のようになっています。
楚人有鬻盾与矛者。

誉之曰、

「吾盾之堅、莫能陥也。」

又誉其矛曰、

「吾矛之利、於物無不陥也。」

或曰、

「以子之矛、陥子之盾、何如。」

 

其人弗能応也。

書き下し文

楚人に、盾と矛とを、ひさぐ者あり。
之をほめて曰はく
「わが盾の堅きこと、
よくとほすなきなり。」と。
また、その矛をほめて曰はく、
「わが矛のなること、物において、
とほさざるなきなり。」と。

ある人曰はく、

の矛をもって
子の盾をとほさば、いかん。」と。
その人、こたふること、
あたはざるなり

現代語訳

楚の国の人が盾と矛を売っている
之(盾)を自慢して言うには
「私の盾の堅さは
つき通すものが無いくらいだ。」と。
また、その矛を自慢して言うには、
「私の矛の鋭さはどんなものでも
つき通せないものは無いくらいだ。」と。

ある人が言うには、
あなたの矛
あなたの矛をつき通そうとすればどうなるか。」と。
その人(楚人)は答えることが
出来なかった


最後までお読みいただきありがとうございました。

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